3月末に、都内から香川へ移住をしました。
最後の東京で過ごす年度末は、卒園式、謝恩会、友人とのお別れ会など色々なことを予定していましたが、コロナウイルス感染拡大のため、全て縮小、延期、中止に。
そして引っ越し直前は、今日明日には緊急事態宣言が出るのでは?!という状態で緊張の日々でした。
食料品などはすべて処分して行く為、備蓄も出来ず、この状況で飛行機は飛ぶのだろうか?と不安な毎日。
そしてようやく香川への移住が完了。こちらは幼稚園や小学校は縮小しながらも運営される、と聞いて、ホッとした事を覚えています。
しかし数日後、近隣の地域に感染者が出た為、幼稚園から「感染者の多い地域に滞在していた場合は、2週間の自宅待機。」との通知が!!
更に落ち込む暇もなく、その2日後、今度は、国の緊急事態宣言を受け、小学校も4月末まで休校に、、、
感染リスクを考え、親族にも合わず、知り合いもいない移住生活は、「孤独なおうち時間」でのスタートとなりました。
孤独な「おうち時間」 挑戦したのは地元のソウルフード作り
我が家の姉妹は年齢が近く、お家遊びも好きなので、工作や通信教材などで、それなりに楽しく過ごしています。
しかし予想以上に続く「おうち時間」。試行錯誤する日々の中で、この土地をならではの過ごし方をしてみよう!と、「さぬきうどん」を一から作ってみることにしました。
香川県民のソウルフードである「さぬきうどん」。
その歴史は本当に深く、何から始めようか、、、初めてで時間もかかり、子供も途中で飽きるのでは?などと思いながら色々な製麺所のキットを検索していたところ、食育を考えて作られた「さぬきうどん英才教育キット」を発見!
これなら麺も、出汁も本格的に一から作れる!と早速お取り寄せを。
自宅でうどん打ちのワークショップを
セットには、5人前✖️2回分 (計10食分)の材料が入っています。
うどんの麺の材料としては、小麦、打ち粉、麺棒。うどんのつゆの材料として、いりこ、昆布、削り節、醤油がセットに。(すべて本場香川のさぬきうどん屋さんが使用している本格材料です
付属のワークブックは、字が読める子であればうどんの歴史や作り方を学べたり、感じた事など表現したり、楽しみながら取り組める仕組みになっています。
早速夕ご飯を目指して、お昼の1時からスタート!
うどん作りの工程は、1日かけて行う「本気コース」と、3〜4時間ほどで終わる「お手軽コース」を選べます。我が家は、初めてなので、「お手軽コース」から始めることにしました。
①笑いっぱなしの麺づくり
麺に使う小麦も、現代風の「ツルツルもちもちのうどん」か、昔ながらの「しっかりコシのあるうどん」のどちらかを選んで作ります。我が家は子供も食べやすいかな?と思い、前者を選びました。
小麦と塩水を混ぜて麺の生地作り。この工程が既に大盛り上がり!3人とも粉だらけです。粘土遊びが好きな子であれば、十分に楽しめます!
団子状にまとめた後、足で体重をかけながら伸ばしていきます。
1時間ほど寝かせ、麺棒で伸ばした後、さらに転がして均一に伸ばしていきます。
そしていよいよ麺づくりのハイライト!麺を細く切っていきます。
おうち時間に、と購入した子供包丁で丁寧に切っていきます。どうしても麺が均一にはならないのですが、子供たちは、こうやって麺が出来上がる事に感動していました。
②改めて発見が沢山! 「うどんのつゆ」づくり
つゆの材料は、醤油と出汁。つゆに使う出汁も、キットの材料を使い一から子供と作ります。こちらは、ワークブックに従って、用意された材料で黄金色の出汁をとっていきます。
私は普段、出汁パックを愛用しているため、一から取るのは実に久しぶりのこと。買い物に言っても、たまに買う昆布やいりこのことを子供に教えることはありませんでした。子供は、いりこにお水をかけると、また泳ぎ出すと思っていたようなので、きちんと訂正しておきました(笑)。そして、出来上がりの味は、香川のうどん屋でいただくあの味わいそのもの!
感動です!
③お楽しみのトッピング
最後はお楽しみのトッピング。近所のスーパーに行って気がついたのですが、ここ香川では、油揚げや天ぷらなど、うどんに関わる材料の品揃えがとても充実していました。さすがうどん県。
気がつくと5時を回っていて、お楽しみの試食タイム!やはり打ちたては格別の美味しさです。5人前全てを子供と一緒に平らげ、大満足&満腹の一日でした!
キットを使うメリットは?
うどんづくりは、もちろん、自分で粉などを揃えても楽しむことはできます。
ただ、キットを使って何よりよかったことは、届いた瞬間から親も子供もモチベーションが維持できること!
これは人気の通信教材などにも言えることなのですが、親が持たない目線で取り組めるため、新鮮さもあって終始ハイテンションです!半日まるまる遊んでうどん作り、夜ご飯の準備もいらない。夜はぐっすり寝てくれて、一石二鳥でした。
今度は、ワークブックを片手に「本気コース」に挑戦する予定です!
ソウルフード作り 自宅で旅行気分の食育も
今はネットでも、きりたんぽやおやきなど、全国的に有名なものから、食べた事はないけど美味しそうなものまで、さまざまなレシピを検索することができます。
これを機に、義母がよく作ったと聞いていた、「まんば(高菜の仲間)のけんちゃん」も親子で作ってみることに。「手打ちうどん」に「まんばのけんちゃん」。夫は、故郷の味を私たちが作っているのを見て、感慨深い様子でした。
まだまだ続くおうち時間。
キットなどにも頼りつつ、興味のある地域の味を、旅行気分で楽しんでみてはいかがでしょうか?
「さぬきうどん英才教育キット」とは
家庭でよく食べられるうどんを、いつもとは違った様々な視点からアプローチした食育キット。
日本の地域で長年受け継がれてきた食文化を通じて、子どもたちの心と感性を育むことを目的に、「知る」「作る」「感じる(表現する)」のプロセスで、食への興味や学ぶことの楽しさを伝えたいという想いから、瀬戸内うどんカンパニー株式会社が開発。
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高木綾子 Ayako Takagi
ライター/LEEキャラクター
1981年生まれ。百貨店バイヤー、ヴィンテージショップなどファッション業界を10年経験。その後、LEEキャラクターになったことをきっかけに同世代の女性に役立つ情報を伝える仕事に興味を持ち、ライターの道へ。夫の仕事の関係で2020年より東京から香川へ移住し、ファッションや子育てのほか、四国地方についても執筆。2児の女の子ママ。