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藤原千秋さんの「週末ここだけ」大掃除!

【掃除のコツ】玄関・リビング・洗面所はこう掃除する!

2016.12.13 更新日:2019.08.13

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忙しい年の瀬、大掃除をじっくりしている時間はない!
そこで今年の年末は、来客の目につきやすい「見られがちスポット」と、普段手が回らないけど重要な「忘れがちスポット」に絞って、短期集中で行うのがおすすめ。
最小限の労力で、きれいを目指すコツを、家事・掃除・住宅アドバイザーの藤原千秋さんに教えてもらいました!

「まずは来客や家族の目につきやすく、最低限そこだけ清潔ならば家全体がクリーンに見える“見られがちスポット”から始めて。続いて普段は手が回らない“忘れがちスポット”へ。
高い場所や家電は夫、楽しく掃除できる場所は子供に頼むなど、家族も巻き込んで効率よく大掃除を乗りきりましょう」(藤原さん)

 

見られがちスポット からスタート!

来客時に特に目がいきがちなポイントを厳選。それぞれ効果の高い掃除法を藤原さんが指南します!

玄関

スポット1
ドアの外側の黒ズミ
泥汚れがある場所は、古靴下など使い捨てできる布を使って

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あらゆる汚れを一掃できる、手作りのセスキ炭酸ソーダ水をスプレー。古靴下を腕にはめてドアをふいて。

「屋外に面したドアは、排気ガスや泥汚れで真っ黒ということが。そのまま捨てられる古靴下やボロ布を使うのがおすすめ」

POINT
セスキ炭酸ソーダは泥のほか、油汚れや食べこぼしなどたんぱく質の汚れにも!
油汚れから泥などの水溶性の汚れまで、幅広く落とせる。水に溶けやすいから作りやすい。
作り方
400㎖の水に小さじ1のセスキ炭酸ソーダを入れて、よく振り混ぜる。

 

スポット2
たたきの砂・ホコリ
目立つ砂・ホコリは、掃除機でしっかり吸ってから水ぶきを

1.掃除機の先を外し、少し浮かせて吸う

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掃除機の先端を外して細くする。たたきに直接つけず、1㎝ほど浮かせると、目立つ砂やホコリが簡単に吸い取れる。

2.溝に入り込んだ砂やホコリは、固く絞ったボロ布で水ぶき

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たたきの細い溝に入り込んだ砂やホコリは、ぬらしたボロ布で水ぶき。たたきがベタベタにならないように固く絞って。セスキ炭酸ソーダ水を使っても。

 

スポット3
玄関のにおい
においの原因のほとんどは古い靴!この機会に靴をすべて出して整理を

1.においのある靴は捨てるか、消毒用エタノールを。棚板全体にもかける

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靴をすべて出す。においが強い靴、古い靴は思いきって処分を。残す靴でにおいが気になるものには、消毒用エタノールをスプレー(変色しないか目立たない部分で試してから)。
靴箱の棚板にもかけて、ドライシートなどの乾いた布でふき取る。

2.簡単に作れる「重曹のお手製消臭剤」でにおいを予防&吸収

子供お手伝いポイント!
工作のように楽しく!重曹の消臭剤を手作り
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除湿効果もある重曹。においや湿気のある靴箱には最適。

3.においが集まる靴箱の下方の奥に置いて

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「においや湿気は下方に集中するので、重曹の消臭剤も靴箱の左右の下奥に置きましょう」

反対に、においを広げたい芳香剤は、上に置くのが正解。重曹は3カ月を目安に交換して。

 

洗面所

スポット4
蛇口、洗面ボウルの水あか汚れ
水まわりにはクエン酸水が大活躍!ミネラルを含んだ水あか汚れを溶かして落とす

1.クエン酸水をスプレーし、歯ブラシでこすり落とす

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クエン酸水をスプレーして、カルキや水あか汚れを歯ブラシでこすり落とす。
「汚れやすい排水口まわりは念入りに」

注意!
クエン酸と、次亜塩素酸ナトリウムを含む市販のパイプ剤が混ざると危険! 別日に掃除を。

 

2.市販の除菌シートやマイクロファイバークロスでしっかりからぶきする

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市販の除菌もできるシート、もしくは、抗菌加工がされていて乾きやすいマイクロファイバークロスでからぶき。

 

スポット5
鏡の飛び散り
クエン酸水と市販の窓用洗剤でピカピカに輝く!

夫巻き込みポイント!
妻では手が届きにくい高い部分の水あかや飛び散り汚れを任せて

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目立つ水あかをクエン酸水で落とした後、窓用洗剤とマイクロファイバークロスでふく。窓用洗剤は、速乾性に優れてふきすじが残りにくいエコベールのガラスクリーナーが藤原さんのおすすめ。

POINT
クエン酸は酢と同じ成分で水あか汚れの撃退に効果抜群!
作り方
400㎖の水に小さじ1のクエン酸を入れて、よく振り混ぜる。

リビング

スポット6
ラグの汚れ
ホコリ、髪の毛、足裏の脂……。ゴミ取り&水ぶきですっきり!

1.掃除機をかける

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掃除機で大まかな汚れを吸い取る。大掃除では、吸引力の強いサイクロン式がおすすめ。
サイクロン式掃除機 MC-SR540G オープン価格/パナソニック

 

2.髪の毛はゴム手袋でからめとる

子供お手伝いポイント!
ガムテープを手に巻きつけてゴミ取り

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子供たちはガムテープを手に巻きつけて、ペッタンペッタンと遊び感覚でゴミ取りを。ママはゴム手袋をして、からまった髪の毛などを取り除く。

3.セスキ水とタオルでラグを水ぶき

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薄手のタオルにセスキ炭酸ソーダ水を直接つけて、レンジでチン。蒸しタオル状態にしたら、毛足を立てるようにラグを直接水ぶきする。

 

スポット7
床のこびりつき&幅木のゴミ
水ぶきでしっかり汚れ落とし。手が届かない細部の汚れは竹串で

1.ウエットシートで、こびりつき汚れを取る

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固まったホコリや食べこぼしなど、こびりつき汚れを市販のウエットシートでしっかり落とす。
クイックルワイパー 立体吸着ウエットシート 香りが残らないタイプ¥500(編集部調べ)/花王

2.幅木も、指先を使ってウエットシートで

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「ドアや壁の幅木にたまった汚れは、意外に目がいきやすい! 来客前には必ず掃除を」。床と同じウエットシートで、指を使って幅木のホコリをふき取る。

3.溝に入り込んだ汚れは竹串を活用

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フローリングの溝に入り込んだホコリや食べ物のカスなどの汚れ。竹串でかき出すと、おもしろいように取れる!取れた汚れはふき取るか、掃除機で吸って。

スポット8
窓の手あか
窓の手あかも皮脂汚れに強いセスキ炭酸ソーダ水を活用

1.セスキ水とクロスで汚れを落とす

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「窓は手あか以外にもキッチンの油など、油性の汚れが多いんです」
セスキ炭酸ソーダ水とマイクロファイバークロス、またはメラミンスポンジでふく。

2.スクイージーでよく水きり

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セスキ水を使ったら、すぐに水分を取り除くことで、跡が残りにくく。スクイージーを水平にまっすぐ動かして水分をわきに寄せ、クロスでふき取る。

3.消毒用エタノールでカビの菌子を排除する

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お掃除用の消毒用エタノールを窓枠のパッキンに吹きかけて、ラップで浸透させる。
「黒いカビは多少残るものの、カビの菌を殺して増殖を防ぐ効果あり」

 

スポット9
テレビの液晶の汚れ
クロスでふくだけでもみるみるきれいに!エタノールを使っても。

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液晶の手あかなどの汚れは、マイクロファイバークロスでしっかりふくだけでも落ちる! 頑固な汚れは、変色しないかどうか見えないところで確認してから、消毒用エタノールを使ってふいて。

 

ここも見られがち!
藤原千秋さん流トイレの大掃除テクは、動画コーナー「LEEチャンネル」でご紹介中!


1日目はここまででOK。目立つ場所がきれいになり、2日目へのモチベーションもUP。

撮影/フルフォード 海 イラストレーション/田中麻里子 取材・原文/野々山 幸
※商品の価格は本体価格(税抜き:2016年12/7発売LEE1月号現在)で表示しています。
詳しくは2016年12/7発売のLEE1月号に掲載 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら

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