「ねえ、みんなで遊ぼうよ!」と言わせたい!
小中学校が休校になって、長い時間が経ちました。小4の長男は、学校からの課題もとっくに終わらせてしまい、やることがなくなってきました。「何すればいいの?」と聞かれる毎日……。長男が愛する任天堂スイッチは、1日の時間を決めています。その時間を延ばしてほしいと言われ、承諾するも、あまりにそればかりになってしまって、私がモヤモヤしてきました。年少の弟から「一緒に遊ぼう」と誘われても、6歳離れていることもあって「一緒に何すればいいの?」と困るようで、相談されるという日々。できれば私も一緒に遊びたい!
そこで、カードゲームを投入!!これがハマったのです。選ぶ条件としては、親子で楽しめるもの、次男(年少4歳)も理解して参加できるということを基準にしました。カードゲームを全然しなかった我が家ですが、その魅力に引き込まれています。さて、どんなものがあるのでしょうか?
「どうしてわかったの!?」と盛り上がる!

『ヒットマンガ』(タンサン株式会社) 2,180円(税込み、編集部調べ)プレイ人数3人~10人。象年齢は6歳以上。(まもなく5歳の次男もできました)
ひとつめは〝ヒットマンガ〟というカードゲームです。いわゆる、かるた遊びなのですが、漫画のひとコマが描かれたカードが2枚ずつあります。つまり、読み札と取り札が同じ。吹き出しが白紙になっているので、読む人は絵を見て、登場人物がどんなセリフを言っているのかを想像して言います。取る人はそれを聞いて、どのカードかを当てるというゲーム。
説明書を読まなくても、すぐにルールがわかりました。4歳児はルールはわかってもセリフを考えることができるのか?と心配したのもつかの間。1枚目は「あっ!」という短いセリフを次男が言って、長男が素早く取るという……!兄弟にしかわからない何かがあるのか、この後も「どうしてわかったの!?」という場面が多発(笑)。すごく盛り上がりました。自分たちでカードを作って、トレースして2枚にして同じようにゲームするのも楽しいかもしれません。
いろんな「はぁ」があるんだね!?

『はぁって言うゲーム』(株式会社幻冬舎)1,620円(税込み、編集部調べ)プレイ人数3人~8人。対象年齢8歳~。
次はこちら、〝はぁって言うゲーム〟です。タイトルの通り、「はぁ」って言うのですが、「はぁ」にもいろんな種類がありますよね。A~Hまで用意されています。たとえば、なんで?の「はぁ」、怒りの「はぁ」、おどろきの「はぁ」というように。それを身振り手振りナシの声だけで演じて、ほかの人が当てるというゲームです。

お題カード。青い枠のセリフをそれぞれ引いたカ―ドの表現で言います。
みんながどれを演じているのかを当てて、投票用カードにA~Hまでどれだったのかを予想して投票します。全員が演じ終わったら、答え合わせです。自分が当てた場合、ほかの人が当ててくれた場合、どちらにもポイントが加算されます。
このゲームは次男には、お題によっては少し難しく、ひとりではできなかったので、お父さんとペアで参加。ゲームのルールや面白みはきちんと理解して、楽しく遊ぶことができました。
ひらめきでピンチを切り抜けろ!

『キャット&チョコレート 非日常編』(幻冬舎)1,452円(税込み、編集部調べ)プレイ人数3~6人。対象年齢8歳~。
次の紹介するのは〝キャット&チョコレート〟というカードゲームです。キャッチコピーは「ひらめき型アドリブ発想カードゲーム」とされていて、非日常的な突拍子もないピンチに対して、繋がりそうもないアイテムを使って、ピンチを切り抜けるストーリーを考えて発表するという内容。

奥の黒いカードがピンチが書かれた「イベントカード」で、手持ちの3枚の札が「アイテムカード」。イベントカードの裏には1~3字が書かれていて、その数字の枚数だけアイテムカードを使うことができます。
これもとっても盛り上がります! 我が家の主人は脚本家なのですが、どうにかお父さんよりすごいストーリーを考えてやろう!と子どもたちはチームになって奮闘。子どもの発想って予測がつかないですね。思いもよらないような、ストーリーを展開していました。
「イベントカード」には1枚だけ「END」というカードが含まれていて、これが出るまで勝負が続きます。このガードが出たら、いちばん最初に引いて伏せておいた「チームカード」を開き、キャットチームorチョコレートチームどちらに所属していたのかを確認。誰と自分がチームなのかを知らずに戦うという面白さもありますね。
こちらの〝非日常編〟のほかにも、日常編、オカルト編などのバージョンもあります。いろいろ試してみたいですね。
4歳児も大活躍のパズルゲーム!

『ウボンゴ ミニ』(株式会社ジーピー)1,000円(税込み、編集部調べ)プレイ人数1〜4人。対象年齢7歳〜。
続いては〝ウボンゴ〟。こちらは誰がいちばん早くパズルを完成させることができるかという単純なゲームなので、小さな子からおじいちゃんおばあちゃんまで一緒に楽しめそうです! ウボンゴという言葉は、スワヒリ語で脳という意味なんだそうで、脳トレの要素も。
配られたカードにある、白い枠にぴったりハマるようにパズルを完全させます。頭が柔らかい子どもの方が早いですねー。これが結構難しい!それなのに、4歳児が次々に成功させていてびっくりでした。
今回、カードゲームにハマって、ほかにどんなものがあるのかとても興味をもちました。家族でのコミュニケーションツールが増えてよかったです! 家族以外でもカードゲームをやってみると相手のことをよく知るいいきっかけになると感じました。
みなさんもぜひ、お試しを!
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上紙夏花 Natsuka Uegami
ライター/ビューティープランナー
1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳