わが家は土日や連休も夫が仕事になることが…。そんなとき、悩むのが、子ども2人をどう遊ばせるか。たまにはどこか楽しいところに連れて行ってあげたいけれど、なるべくなら私がぐったり疲れない場所にしたい…(時々、覚悟を決めてディズニーランドなども1人で連れて行きますが、しばらくはぐったりです…笑)
そんなときに、私が選ぶ場所は、四谷にある「東京おもちゃ美術館」です。
私が「東京おもちゃ美術館」を選ぶおもな理由は…
1 子どもが展示されているおもちゃを自由に手にとって遊べる
2 いろいろな年代が楽しめるおもちゃがあるので、年の差きょうだいでも満足できる
3 おもちゃ学芸員さんがおもちゃや遊び方を紹介してくれるから、遊びが盛り上がる
4 天候に左右されることなく遊べるので、雨が降っても代案を用意しなくていい
(中止になってがっかりされ、予定より大変なお出かけになることが)
などなど。私が疲れることなく、子どもたちを満足させることができるんです。9才の息子が赤ちゃんのときから何度か行っていますが、最近、久々に遊びに行ったので、その様子とともにおすすめポイントを紹介したいと思います。
好きなおもちゃや遊びを見つけては、自由に遊ぶのが楽しい
まず、入館してすぐある、「グッド・トイてんじしつ」へ。ここには、遊びのスペシャリストが選ぶおもちゃ「グッド・トイ」が100点以上展示されています。実際に手に取って遊ぶことができるので、早速、各々、好きなおもちゃを見つけて夢中になっていました。
人なつっこい息子はすぐにおもちゃ学芸員さんと仲良く遊んでいましたが、人見知りで恥ずかしがりやの娘は、しばらくモジモジして自分だけで遊んでいました。
次に毎回、子どもたちのテンションが上がる「おもちゃのもり」へ。まるで森の中にいるような木の香りが漂う空間に、日本各地の職人さんが作った木のおもちゃが勢ぞろい。この鳥かごをイメージした「センターハウス」は、いつも子どもたちでにぎわっています。娘も何度も階段を上ったり降りたして探検していました。
息子がはまっていたのは、「播州そろばん」のコーナー。これ、全部そろばんの玉です。「何個あるんだろうね~数えてみる?」「え~無理!」と盛り上がりましたが、なんと10万個もあるのだとか! 玉のないそろばんの軸が置いてあり、おもちゃ学芸員さんから、玉の中をぐるぐると動かして軸に玉を通して遊ぶことを教えてもらいました。息子とどちらか多く入れられるか競争してみたのですが、おもちゃ学芸員さんにコツを教えてもらった息子が圧勝でした。
2人ではまっていたのは、「木の砂場」。2人とも赤ちゃんのときも夢中になっていた場所ですが、今では砂場が窮屈そうで笑ってしまいました。あまりにダイナミックに遊ぶので迷惑になるのでは…と思い、「小さい赤ちゃんが遊ぶ場所だから、騒がないでね」と注意したら、おもちゃ学芸員さんが、「今は赤ちゃんいないから大丈夫だよ。遊び方は自由だよ」と声をかけてくださり、その神対応がありがたかったです。
手作りおもちゃ教室で、自分だけのおもちゃを作る
次に「おもちゃこうぼう」へ。ここでは、毎日、手作りおもちゃ教室が開催されています。参加費は無料のものがほとんどですが、時間ごとの定員制で先着順なので、入館してすぐ、希望の時間の整理券をもらうのがおすすめ。この日は、お正月の特別メニューで、折り紙で作る「にげろ にげろ」を製作。フーッと息を吹きかけると動くというシンプルなおもちゃですが、自分たちで絵を描くので、どんな絵を描いたらおもしろいか考えるのが楽しそうでした。娘はうさぎ、息子は大好きなバスケのボールを描いていました。
わくわくする遊びをおもちゃ学芸員さんたちが教えてくれる
「ゲームのへや」では、世界各国のアナログゲームが大集合。今ちょっとしたブームのカードゲームもたくさんありました。年代別に展示してあり、所要目安時間も表示されているのが親切。息子は楽しそうだけれど、娘には、ちょっと難しいかな…と思っていたら、おもちゃ学芸員さんがおすすめしてくれた、ぴょんと跳ねるカエルをはじいて、バケツに入れるという単純なゲームにどはまり! 困っているとおもちゃ学芸員さんがさりげなく楽しい遊びを教えてくれるのが、助かります。
廊下には、けん玉やぽっくりなどの昔のおもちゃも置いてあり、息子が夢中になっていました。学童で時々「昔遊び週間」というものがあり、けん玉やお手玉で遊ぶ週があるらしく、知らぬ間にけん玉が上達していて驚きました。
2人でぽっくりにも挑戦。おもちゃ学芸員さんたちが手取り足取り教えてくれたおかげで、最初はへっぴり腰だったのに、上手に歩けるようになりました。私はひたすら写真撮影。普段、私1人で子連れで出かけていると、なかなか写真を撮る余裕はないので、とてもありがたかったです!どのコーナーでもおもちゃ学芸員さんがやさしく声をかけてくれるので、人見知りの娘も、すっかり打ち解けていました。
想像力が広がる、ごっこ遊びもたっぷりできる
「おもちゃのまち きいろ」では、ごっこハウスやごっこショップ、ごっこファームなどで遊べます。娘はお店屋さんごっこに夢中になり、私はひたすらお客さん役。
よちよち歩きの小さい子たちでにぎわっていたのが、ごっこファーム。大根やかぶ、にんじんなどの野菜を収穫して遊べます。息子はもうやらないかなぁと思っていましたが、小さい子たちがいなくなると、無言でひたすら収穫していました(笑)。
娘はきのこが気に入った様子。
最後に帰り出入口のすぐそばにある「ミュージアムショップAPTY」へ。館内で人気のおもちゃや、日本全国のおもちゃ作家さんやデザイナーさんたちのこだわりのおもちゃを買うことができます。2人で一緒に遊べるものを買おうと思いましたが、2人の意見が合わず、結局、1人ずつ好きなガチャをすることに。
東京おもちゃ美術館では、飲食はできませんが(水またはお茶はOK、もちろん授乳もOK)、再入館ができるので、周辺でお昼を食べてから、また遊ぶことができます。わが家はもう外食にも困らなくなりましたが、小さいときは近くの「ホテルウィングインターナショナルプレミアム東京四谷」の1Fのレストラン「Bistro W」をよく利用していました。子ども用のいすがあって、子連れにやさしいので、母1人子2人でも無事に食事できるんです。
なるべく大人も子どももストレスなく(できれば自分が疲れることなく)楽しいところへ連れて行ってあげたい…そんなときは、「東京おもちゃ美術館」がおすすめです。
東京おもちゃ美術館
〒160-0004 東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内
TEL 03-3567-9601
入館料 子ども(6カ月~小学生)700円、大人(中学生以上)1000円、シニア(65才以上)500円
開館時間 10:00~16:00(入館は15:30まで)
休館日 毎週木曜日 ※木曜日が祝日の場合は開館。後日振替休館あり。
※2 月3日(月)~7日(金)はメンテンナンスのため休館、
そのほか、特別休館日やメンテナンス休館日があるので、お出かけの前にご確認ください。
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渡辺有紀子 Yukiko Watanabe
編集・ライター
1979年、新潟県出身。妊娠・出産・育児の雑誌編集を16年間経験。家族はレコード会社勤務の夫、2010年生まれの息子、2014年生まれの娘。ほぼワンオペで仕事と育児の両立に奮闘するも、娘の便秘通院をきっかけに退社し、フリーに。趣味はクラシックバレエ。