世田谷の台湾カフェ『美麗（メイリ―）』台湾コーヒーとスイーツを！

上紙夏花

2020.02.04

台湾コーヒーやパイナップルケーキ、胡椒餅が味わえる！

昨年8月からもうすでに3回、台湾へ行っている筆者。すっかり台湾にハマっております。いつでもどこでも台湾の味と香りを思い出しては「ああ、台湾に行きたい！」とつぶやいてます。五香粉（ウーシィアンフェン）が香る、ルーロー飯なんかが日常的に食べられたら最高！と思っていたら、「ルーロー飯やパイナップルケーキが食べられるお店ができたよ！」とママ友から吉報が！！ああ、神様ありがとう。さっそく、味を確かめに行ってまいりました。

台湾の優しさとゆったり感が漂う店内

代表の小山立（こやま　りゅう）さんが優しい笑顔で出迎えてくれました。初めて台湾へ行ったときは農園ボランティアだったそうです。

こちらの台湾カフェ『美麗（メイリー）』は京王線・世田谷線の下高井戸駅から徒歩2分ほどの商店街の中にあります。代表の小山さんがこの場所に出店したのは、下高井戸が最寄り駅の日本大学で中国語を勉強したからということでした。近隣の八百屋さんなどでのアルバイト経験もあって、開店記念のお花を見ても地元の方々に歓迎されていることがわかります。小山さんのお人柄ですね！

小山さんがこのカフェをオープンするに至る、元々のきっかけは2011年の東日本大震災だったといいます。小山さんの台湾人のお友達がとてもよくしてくれたこと、そして台湾からの日本に贈られたたくさんの義援金。そのことに対して、何かお礼がしたいという思いがあって、台湾へ農園ボランティアに参加したんだそうです。

行ってみると、とても高品質のコーヒー豆があることがわかり、豆の輸入販売をしようと決めた、小山さん。まずは貿易の勉強のために貿易会社に勤めるところから始めたそうです。長い道のりだったと思いますが、満を持してオープンした『美麗』は連日たくさんのお客様でにぎわっています。

茶器でいただく台湾コーヒー！

酸味の少ない、メニュー1番の台南東山産大鋤花間農園のコーヒー。甘味も感じるすっきりとした苦みが食事にも合います。

コーヒーが運ばれてきて驚きました！ガラスピッチャーにコーヒーが入っていて、台湾茶を飲む小さな茶碗が添えてあります。この小さな茶碗にコーヒーを注ぐとあたりに香ばしい香りが広がって幸せな気分に！薄い陶器で飲むと、口当たりの良さが増すようです。

コーヒー豆の産地は自然豊かな、台南、台東、高雄、嘉義などのものを扱っています。飲み物は種類が豊富で、台湾茶や台湾茶のラテもあるので、毎日通いたいくらいです！

毎日少しずつ味を変えているルーロー飯

お食事メニューは2種ほど。時間によっては1種類しかない場合もありますが、このルーロー飯はぜひとも食べてほしいメニューです。本格的な味！オープン間もないけれど、既に常連さんがいて、毎日通ってくれる人のために、毎日ルーロー飯の味付けを少しずつ変えているのだとか！「飽きずに台湾の味を楽しんでほしいので」と小山さん。

こちらはたまたま出合えたチェダーチーズ入りの水餃子です。黒酢だれでいただくのですが、これがまた美味しい！このチーズ餃子は小山さんがポーランド旅行で食べたピエロギという餃子が原案だそうです。「茹でた餃子にチーズがたっぷりかかっていて美味しかったので、中にチーズを入れた水餃子を作ろうと思ったんです！それを2日前くらいに思い出して、急に作っちゃいました（笑）」とのこと。チーズ×黒酢？と頭で考えるよりも先に、初体験の美味しさが口に広がりました。

胡椒餅も本格的！特別な窯オーブンで焼いた胡椒餅は皮がパリッと香ばしく、しっかりお肉の味がします。こちらも時間に寄っては出合えないかもしれませんが、食べてほしい一品です。老若男女問わず、好まれる味なんじゃないかな？と個人的に思います。

台湾産カカオも優秀！

台湾産カカオを使った2種類のチョコレートは、カカオの含有率が違います。カカオときび糖のみで作られていて、ほろ苦く優しい甘さです。このチョコレートを使った、ガトーショコラもあるので、バレンタインデーのギフトにいいなと狙っています。パッケージもおしゃれですよね！日本で活躍する台湾人のデザイナーnibunnoさんがデザイン。内装もすべて手掛けているそうで、とても居心地のいい空間です。