はじめまして。
暮らしのヒントに新たに参加します、編集・ライターの武田です。
どうぞよろしくお願いします。
“サンタ卒”って、知っていますか?
ところでみなさんは、“サンタ卒”をご存知でしょうか?
言葉通り、子どもが「サンタから卒業する」つまり「サンタクロースからプレゼントをもらうのを辞退する」「サンタクロースからプレゼントが来なくなる」ことを表します。
サンタからプレゼントをもらう(もらえる)のは、何歳ごろまでなのでしょうか? ネットで検索してみると、「子どもが信じているまで」という意見が多いようでした。小4の娘を持つ私としては「いつまで続けるべき?」と思っていたところ、小6の娘さんをもつお母さん友達が、素敵な“サンタ卒”のエピソードを紹介してくれました。
娘さんから「サンタさんのプレゼントはもう要らない」
——-Yさん(12歳の娘さんがサンタ卒、9歳の弟さんあり)
「今年は、プレゼントはもう要らない。世界中の小さな子どもたちに譲る」と決めたという小6の娘さん。ご両親は、サンタからの手紙を最後のプレゼントと一緒に置こうと決めたそうです。
スウェーデンに住むご友人に協力してもらい、スウェーデン語でサンタからのメッセージを書いてもらい、それをカードに書き写し、最後のプレゼントと一緒に添えたそう。お父さんが「これ英語じゃないよね?」「読めないじゃん!」という小芝居を挟み、娘さんも「読めないなら本物だ!」と信じてくれたそう。その後、グーグル翻訳で日本語にし、スウェーデン語のメッセージを読んだそうです。
親側が“サンタ卒”を決めるのではなく、娘さんが決めるというのがいいなと思いました。夢を壊さないようスウェーデン語のメッセージを添えたのも、とても気が利いていると思いました。
もう1人、今年“サンタ卒”をした人に話を聞きました。
手紙でプレゼントを辞退。替わりに両親からプレゼントを
——-Tさん(14歳の娘さんがサンタ卒。12歳の弟さん、8歳の妹さんあり)
昨年のクリスマス前ごろから「そろそろサンタにプレゼントをお願いするのをやめようか」という話になったそうですが、昨年はどうしても欲しいものがあり、そのままプレゼントをリクエストしたそうです。
そして先月のクリスマス。予告通り、サンタからプレゼントをもらうのを辞退する手紙を書いて、枕元に置いておいたそうです。ただ、弟と妹だけがプレゼントをもらっているのが可哀想だったので、ボロボロだった財布を新調し、親2人からのプレゼントとして贈ったそうです。
弟妹がいると、なかなか卒業時期を決めるのが難しいと思います。親から別のプレゼントを贈ることで、不公平感をなくしてあげることもいいですね。
高校生で“サンタ卒”していない人も。プレゼントが欲しいから?
高校生の息子さんを持つお母さんにも、“サンタ卒”について聞きました。
——-Hさん(17歳の息子さん、10歳の娘さん。どちらも“サンタ卒”していません)
7歳差の妹さんがいるため、“サンタ卒”の時期を逃してしまったそうで、今年も息子さんにサンタが来ました。息子さん本人は「さすがに僕は、もう要らないよ」と言っていたそうですが、革のペンケースが欲しかったようで、プレゼント欲しさに「サンタはいると思う!」と言い切っていたとか。
「高校生で、サンタが来てる子っている?」とお母さんが聞いてみたところ「妹や弟がいる子には来ているみたい。でも、自分にサンタが来ていることは絶対に言わない(笑)」と言っていたそうです。
高校生でもサンタが来ている子が結構いるんだ!と知りました。モノ欲しさとはいえ、親子で「何が欲しい?」と話したり、子どもから「サンタはいると思う!」と言ってくれるのは嬉しいですよね。とても良い親子関係だなと思いました。
“サンタ卒”の年齢や方法はそれぞれ。家族で話し合ういい時間に
子どもが“サンタ卒”をする年齢、どんなふうに“サンタ卒”をするかは、家庭によってそれぞれ違うのだと改めて感じました。家族で、親子で、夫婦で、話し合って決めるのが良いのかもしれないと思います。
次のクリスマスは、ほぼ1年後。時間もたっぷりあるので、“サンタ卒”を考えている人は、みんなが納得する“サンタ卒”について、考えてみるのも良いかもしれません。
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武田由紀子 Yukiko Takeda
編集者・ライター
1978年、富山県生まれ。出版社や編集プロダクション勤務、WEBメディア運営を経てフリーに。子育て雑誌やブランドカタログの編集・ライティングほか、映画関連のインタビューやコラム執筆などを担当。夫、10歳娘&7歳息子の4人暮らし。