センスあふれるスタイリングはもちろん、フレンチベーシックな私服コーデやアイテム使いにもファンの多い、人気スタイリスト福田麻琴さん。
そんな福田さんが、昨年の秋、待望の引っ越し&リノベーション!
“好き”が形になった自宅にお邪魔しました。
スタイリスト福田麻琴さんの光と白のシンプルインテリア
日々の〝好き〟と向き合える私らしい空間になりました
「きっと、前の家と変わらないと思うかも」と言いながら、出迎えてくれた福田さん。
場所は、同じマンション内。築40年の建物自体のたたずまいが気に入って、広めの部屋が空くのをずっと待っていたそう。
壁や建具を取り払い、がらんとした“スケルトン”で引き渡された新居。まっさらな空間には、造り付けの家具など、あれこれプラスしたくなりますが……ここでも福田さんは、持ち前の潔さを存分に発揮!
「いろいろ考えたけれど、結局、大きく手を入れたのは、部屋を仕切る壁とドアをつけたくらいです」(福田麻琴さん)
優先したのは、やわらかで明るい光を入れること。
真っ白な壁を生かして、すっきりと見せること。
雑貨も、植物も、本も好き。
だからこそ、そのお気に入りすべてを美しく見せる光を大切にしたい。
多くのものに囲まれて、それでいて心地よく暮らしたいから、家という“箱”は、はじめから作り込むことなく、白くシンプルでいい。
福田さんの新居は、日々変化を遂げる、その時々の家族の“好き”で彩られていく空間でした。
和室を2つの洋室に。子ども部屋もできました
リビング横の小上がりになった和室を夫の部屋と夫婦の寝室に分け、さらにウォークインクローゼットをプラス。
「いつかは個室を欲しがると思うので、このタイミングで子ども部屋も作りました。夫はささやかなスペースながら、自室が持ててうれしそう(笑)」(福田麻琴さん)
Living Room – リビングルーム –
コンパクトだけど居心地のいいリビングにしたくて
引っ越しにあたり購入した数少ない家具のひとつが、「イケア」の本棚。リビングでくつろぐときは、何かしら本を手にしていることが多い福田さん。新居では、いつでも手に取れる場所に本を置くことにこだわりました。
白い空間にあえての黒を選んだのは、全体の引き締め役として。
「背の低いものを選んだのは、白の壁をできるだけ見せることで、コンパクトなリビングを広々と感じられるから。ディスプレイも思いきり楽しめますしね」(福田麻琴さん)
ディスプレイはキーカラーを決めて
棚の上には憧れのアニエス・ベーさんの写真を。フレームは、棚や花器に合わせた黒。組み合わせて飾るときは色を合わせるのが基本。
こまごましたものはボックスに
シェーカーボックスには、インセンス類をあれこれと。バラつきがちなものは、ディスプレイにもなる箱にまとめてすっきりさせて。
ラグは白ベースを選べば夜も広々と明るい雰囲気
ラグは、シンプルな図柄が特徴的なモロッコのベニワレン。面積が大きく印象の強いものほど、明るく広々見える白の効果が高くなる。
リネンカーテンで光の入れ方を調節
部屋を明るい印象にするのは、カーテン越しに窓から入るやわらかな光。白のキャビネットはスイスの「USMハラー」のもの。
福田麻琴さんのこだわりアイテム01_カーテン
選びたかったのは、"光の入り方"でした
部屋の印象を左右するカーテンは、妥協せずオーダーでと決めていた福田さん。
「相談に乗っていただくうちに、私がこだわりたかったのは、"光を遮る"ことでなく、いかに"光を入れる"かだと気づきました」(福田麻琴さん)
そこで選んだのが、ショップでは「モスリン」の名で呼ばれるリトアニアリネン。絶妙な透け感で、部屋をやわらかに照らします。
SHOP DATA
コロニアルチェック
オーダーカーテンをはじめ、ソファ・ファブリック・雑貨を扱う。
東京都港区白金台5の3の6 1F
TEL:03・3449・4568 営:11:00~19:30 休:火曜
https://www.colonialcheck.com/
撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/TOMIE(nude.) 取材・原文/福山雅美
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