以前、『待機児童がいない北欧に学ぶ ママの自尊心を削らない子育て、どうする?』というトークイベントの様子を紹介しましたが、スウェーデン在住の久山さんが、「スウェーデンでは、毎日の食事がとてもシンプルで、日本に比べると品数が少なく、“手抜き”が当たり前。日本にいたときは、『1日に30品目』の神話に呪わていたかのように頑張っていましたが、これでいいんだと気がラクになりました」と話していたのがとても印象的で。
確かに、私も「いろいろな食品をバランスよく食べさせないと!」とどんなに仕事が忙しくても食事作りだけは頑張っていたんです。これもきっと、「1日30品目」の呪縛! 久山さんの話を聞いてから、「日本人は頑張りすきなんだ!」「頑張りすぎて疲れたりストレスをためてしまうよりは、日々頑張りすぎないで、時々手抜きをして心身ともに健康でいたほうがいい!」と思うようになり、堂々と手抜きをするように。
今回は、最近の私の手抜きメニューを紹介したいと思います。
具だくさんのおみそ汁1品だけ頑張る
これは以前からもやっていた手抜きテクなのですが、具だくさんのおみそ汁1品だけ頑張ること。本当は豚汁などがあるといいのですが、豚汁って、野菜をたくさんそろえるのも、根菜の皮をむくのも、結構大変ですよね…。なので、私は冷蔵庫にある野菜をなんても適当+油揚げのおみそ汁をよく作ります。油揚げは、生協でカットしてある冷凍のものを買うとすごくラク! 生協で買い逃したときはスーパーで冷凍OKのカット油揚げを買うことも。
よく作る組み合わせは、「キャベツ+玉ねぎ+にんじん+じゃがいも+エリンギ+油揚げ」「大根+小松菜+にんじん+しいたけ+油揚げ」です。野菜は火が通りやすいように、また子どもたちが食べやすいように、薄めにカット。大根やにんじんはいちょう切りがいちばんラクな気がします!
この具だくさんのおみそ汁とごはんさえあれば、あとは買ってきたコロッケだけでもいいや~と。この日は、キャベツの千切りと、作り置きのかぶときゅうりの塩もみがあったので、つけました。ちなみに、おかずを盛った仕切りがあるワンプレート皿は、食器洗いをラクにするために、育休から仕事復帰する際に購入。メラミン素材で軽くて割れにくく、食洗器でも使えるものにしました。
本当に疲れて作るのも買い物行くのも無理…という日は、子どもたちが好きな「納豆ごはん」だけ出すことも。そういう日は、子どもたちが好きなチーズ(そのために、「さけるチーズ」を買い置き!)を出したり、食後にヨーグルトやゼリーを出して、ごまかします(笑)。
冷凍餃子を入れた野菜スープをメインに
最近、子どもたちに人気のメニューは、冷凍餃子で作る「餃子入り野菜スープ」。野菜があまり好きじゃない娘が、餃子入りのスープにすると野菜をよく食べてくれるというのもあるのですが、餃子を焼くよりスープにポンと入れるだけのほうが断然ラクだからです! お鍋に茅乃舎の鶏だし(ないときは鶏ガラスープの素)、水、白菜かキャベツ、ニラ、にんじん、しいたけなど、ある野菜を小さめに切ってクタクタになるまで煮て、最後に冷凍餃子を凍ったまま入れて、2~3分煮込むだけです。
この日は、作り置きのオクラのおかか和えとごはんだけにしようと思っていたら、ミニバスの練習後の息子が「おなか空いた~~~」と騒いでいたので、急遽、息子が好きな目玉焼きをつけてごまかしました。お皿を増やしたくなかったので、ごはんの上にのせました。
冷凍餃子は、スーパーでこちらを買うことが多いです。たくさん入っていて、チャック付き袋になっていて好きなときに好きなだけ使えて便利。化学調味料や保存料が無添加なのもうれしいポイント。「みまつ食品」のものです。
野菜を入れた「アクアパッツァ風」をフライパンのまま
最近、タラの切り身が特価になっているときによく作るのが、タラとアサリと野菜の「アクアパッツァ風」。切り身のタラで作るので、本当にラクです! 本場のアクアパッツアには野菜はにんにくとプチトマトだけのようですが、私は玉ねぎ、パプリカ、きのこなども入れて作ります。フライパンにオリーブオイルと薄切りにしたにんにく、タラの切り身、アサリ、プチトマト(丸ごと)、スライスした野菜(この日は、パプリカ、玉ねぎ、マッシュルーム)を入れて、塩少々と白ワイン(なければ水でも)を大さじ2~3くらいかけて、蓋をして10分ほど火にかけるだけで完成。この日は乾燥バジルがあったので最後に振りました。作り方や分量が適当でも、アサリとプチトマトのうまみで、たいていおいしくできます。子どもたちは魚とアサリが好きなので、これを作ると大喜び。手抜き&豪華に見せるために、フライパンのまま食卓へ。
大きめ野菜のポトフは子どもに不評でした
手抜きしたくて、ポトフもしてみました。野菜を大きく切って煮るだけなので、とてもラクだったのですが、子どもたちから不評でした(泣)。
私はと~ってもおいしかったのですが、子どもたちは「野菜は小さいほうがいい!」と。せめて、子どもが好きなウインナにすればよかったかな。食べ盛りの息子がおかわりせずに余ったので、翌日の昼、カレーにリメイクして私の昼食にしました。
もしものときのために、雑炊のもとを購入
自分の体調不良のときは、手抜きどころか、食事を用意して食べさせるのも本当に大変ですよね。数年前のことですが、家族で私だけインフルエンザにかかってしまったことが…。高熱のピーク日だけはなんとか夫に早く帰ってきてもらいましたが、夫がいない日は、子どもたちに食事を食べさせるのが本当に大変で…(おふろは翌朝夫にお願いできますが、食事はそうもいかず…)そのときの教訓を生かし、冬場はもしものときにパッと食べられるレトルトなども常備するようになりました。今年は、茅乃舎でだしや鶏だしをまとめ買いするタイミングで見つけた、雑炊のもとを買ってみました。もしものときではないのですが、一人の昼ごはんに「だし雑炊のもと」を1つ試してみましたが、卵と野菜が入っていて、やさしい味でおいしかったです。自分が体調不良のときも食べやすそうです!
以上、わが家の手抜き夜ごはんでした。
ポトフでは失敗しましたが、子どもたちに好評な手抜きメニューが見つかれば、また紹介したいと思います。
この連載コラムの新着記事
-
【神戸】2泊3日の家族旅行へ行ってきました!ネイチャーライブ六甲、神戸須磨シーワールド…おすすめスポットをご紹介【2024年】
2024.11.17
-
【40代ママライターが試して実感】汗冷え・ムレ・におい…冬の汗悩みは、あったかインナー「ファイヤーアセドロン」で解消!
2024.11.08
-
【無印良品】話題の美容液、化粧水…マニアが選ぶ「使ってよかった!」スキンケアアイテム5選【2024年秋冬】
2024.11.01
-
車の香りどうしてる?話題の「TAMBURINS(タンバリンズ)」カーディフューザーを使ってみた!
2024.10.23
-
【ユニクロ×マリメッコ】2024秋冬を40代ライターが試着!ヒートテックやキッズなど注目アイテムが目白押し
2024.10.22
渡辺有紀子 Yukiko Watanabe
編集・ライター
1979年、新潟県出身。妊娠・出産・育児の雑誌編集を16年間経験。家族はレコード会社勤務の夫、2010年生まれの息子、2014年生まれの娘。ほぼワンオペで仕事と育児の両立に奮闘するも、娘の便秘通院をきっかけに退社し、フリーに。趣味はクラシックバレエ。