12月からコラムを書かせていただく、高木綾子です。
2018年より「LEEキャラクター」として活動をしています。
プロフィールに記載がある様に、来春、香川への移住が決定しました。
大好きな東京を離れるのはとても寂しいのですが、「日本中どこへいても、同世代の女性に役立つ情報を発信したい!」という思いから「暮らしのヒントに」参加させていただくこととなりました。
皆様の日常にに少しでも役立つような情報をシェアできればと思います。どうぞ、宜しくお願いいたします。
冬休みシーズンは、親子で楽しめるイベントが目白押し!目一杯楽しもう!
年明けからは、引越し準備でドタバタになる予定の我が家。季節の移ろいをゆっくり楽しめるのも今のうち。特にクリスマス前のこの時期は、親子で楽しめるイベントが盛り沢山で、あれこれと予定を詰め込んでしまいます。
今回ご紹介するワークショップは、その中でも特に楽しみにしていた「Cui Cui.×サヱグサのクリスマスリース&お正月飾りづくり」。
Cui Cui.といえば、大人気のアートユニット。そして、毎回ギンザのサヱグサとのコラボワークショップが大好評との情報を入手し、体験してきました!
ワークショップは、同じベースを使ってクリスマスリースとお正月飾りの2パターンを作成するという内容。材料には、お花や松ぼっくりなど季節を感じられるのものから、ギンザのサヱグサのお洋服の制作過程から生まれた可愛いハギレを自由にアレンジできる贅沢なもの。
可愛い会場と材料に子供も大人も目が釘付け!
今回我が家は、長く楽しめるように上の子はクリスマスリース、下の子はお正月飾りを作成することにしました。
まずは素材の選定から!
用意されたものが配られるのではなく、ドライフラワー、ドングリと白樺の皮などを、皆話し合いながら自分で選んでいきます。どんぐりは帽子があったり無かったり、ドライフラワーも白樺も様々な色・形の中からお気に入りの一つを見つけます。
ハギレで作るポンポン・タッセル・扇の作成
クリスマス、お正月、どちらの飾りも、ハギレを使ったポンポン・タッセル・扇づくりがこのワークショップの1番の山場。飾りの中でも存在感があるので、子供も気合が入ります。
まず、ハギレを5枚、好きな色・柄の物を選びます。
これは、ギンザのサヱグサの「アップサイクルプロジェクト」(不要なものを、より素敵な形に変え価値を高める取り組み)の一環です。
型紙に合わせて切り込みを入れ、自分で決めた大きさに丸めて、グルーガンを使用して留めていきます。タッセル、ポンポンの形に仕上げたら、最後に針金を刺して出来上がり!
…と文章で書くと簡単そうなのですが、これが幼稚園児にはなかなか難しい。
作成した素材をイベントの象徴的な素材と留めていく
上記で選んだ、作った素材以外に、クリスマスはもみの小枝と木の実を、お正月は水引を、それぞれグルーで留めていきます。
水引も自分たちで作ります。
それぞれの飾りの配置を決めて、留めていきます。
残ったハギレは、好きに切り抜いて留めていきます。長女は、柄が可愛い部分を切り抜いてアレンジしていきます。
今回のお教室ではグルーガンも子供自身で留められるようにと教えてくれました。怖がる子も多いのかと思いましたが、「とっても熱いから気をつけてね!」という言葉を子供達が真剣に受け止めて、慎重に作業している姿が印象的でした。
長女はコツを掴むと、最後はかなり手際よく、妹の分までせっせと留めていました。
出来上がり!
ベースは同じですが、それぞれ自由にアレンジしています。自信満々でカメラに向かう子供達。皆、大満足!
ちなみにこちらは我が家の作品です。
実は馴染みのないお正月飾り
クリスマスの飾りに比べて、子供達には実は馴染みのないお正月飾り。冒頭では、講師のおくむらさんから、「なぜお正月飾りというものがあるのか?」という質問が。
「お正月だから?」「おめでたいから?」
恥ずかしいことに、私自身も答えられませんでした。
お正月飾り、なぜ飾る?
「お正月には、年神様という幸せを運んでくれる神様が皆さんの家にいらっしゃいます。玄関に飾っていると、『あそこはお正月の準備ができているな』とわかり、1週間家に滞在されます。年神様と一緒に幸せにお正月を迎えるためのものなのです。」
お正月飾り、どう飾る?
「お正月飾りを飾る日は一般的にはクリスマスが終わった26日〜28日。8の数字が”末広がり“につながるので、28に飾るのもいいですね。
逆に飾ってはいけない日もあります。12月の29日、31日です。29日は苦しむ、苦しい「二重苦」の意味につながり、31日は「一夜飾り」として神様に失礼な縁起の悪いものとされています。もし、28日までに飾るのを忘れた人も、30日には飾るようにしましょう。」
お正月飾り、どう片付ける?
「年神様が家にいらしてくださる7日までの松の内が過ぎたら、8日の朝に外します。(鏡開きに片付ける地方もあります。)
終わったら、近くの神社に「どんど」と呼ばれる行事があれば、そこで燃やしましょう。行事がない場合は、白い紙でくるむなどして自治体の基準に従ってゴミの回収に出すのがよいそうです。そして毎年新しいものを用意するようにしましょう。」
毎年当たり前のように飾っていましたが、親自身もきちんと理解していなかったことに気づかされました。
ワークショップで得たものは?
子供の「やりたい」気持ちを尊重する大切さ
はじめは80分のワークショップと聞き、うちの子、もつかな。。。?
と不安に思っていました。グルーガンも使ったことがないし、小学生も大人でも参加する方がいるし、、
しかし、そんな心配は必要なく、むしろ、「もう終わっちゃったの?もっとやりたい!」という感覚だった様です。
年齢にもよりますが、少々難易度の高い初めての事でも、しっかりと説明すれば、子供は意外とコツを掴むのが早く、どんどん自分たちで挑戦していきます。周りの子供達も方法を覚えるとやりたい事の幅が増え、会場は最後、大変な盛り上がりを見せていました。
いつもは幼稚園の先生、親、など決まった人から教わることの多い我が子。違う環境、違う大人から学ぶ機会では、集中力も高まり、新鮮で良い刺激となっているように感じました。
当たり前の事を、一歩踏み込んで見直してみる
季節の行事にはそれぞれ発祥の由来や意味があります。子供も、お正月飾りが、神様をお迎えするものだと知ると、大切にしまって飾る日がくることを楽しみに待っています。
当たり前のこととしてやっていた新年の行事。時間を作って一歩踏み込んで考えてみると、大人でも気づきや発見が沢山あり新鮮な気持ちに。今年は一味違った年末年始を過ごすことが出来そうです。
皆様も、季節のワークショップ、親子で参加されてみてはいかがでしょうか?
Cui Cui.
SAYEGUSA ザ・メインストア銀座
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高木綾子 Ayako Takagi
ライター/LEEキャラクター
1981年生まれ。百貨店バイヤー、ヴィンテージショップなどファッション業界を10年経験。その後、LEEキャラクターになったことをきっかけに同世代の女性に役立つ情報を伝える仕事に興味を持ち、ライターの道へ。夫の仕事の関係で2020年より東京から香川へ移住し、ファッションや子育てのほか、四国地方についても執筆。2児の女の子ママ。