想いや工夫が詰まった一枚に気分が上がります!
手がけた人自身も女性であるからこその「細やかな配慮」が行き届いた洋服は、大人の体をきれいに見せてくれると評判。今回はそんな女性監修ブランドのアイテムの中でも、一枚でさまになるワンピースにクローズアップ! 素敵に見える理由を、服作りの裏にあるストーリーとともにお届けします。
素材、デザイン、縫製……どれをとっても上質で、ファッション関係者にもファンが多い2ブランドにまずは着目。こだわりのワンピースに込めた熱い想いを伺いました。
ebure
エブール
ラップスカートを巻いたような、大胆なタックとフレア感がドラマティック。フロントの華やかさとは対照的に、あえて後ろのデザインをそぎ落とすことで、座っても“きれい”をキープできる作りとなっています。
素材はしなやかで表情のあるグレーのヘリンボーン。今年らしいクラシカル感がありながら、縦ラインのおかげでほどよいシャープさも。白いブーツでカジュアルダウンして楽しむのもおすすめです。
肩線の位置を落とし、アームホールは広めにすることで、立体的なフォルムに。
年齢を重ねて丸みを帯びた背中のラインをほどよく包み込み、後ろ姿まで美しく。
そんなふうに感じてもらえる服作りが理想です
PROFILE/サンエーインターナショナル在籍中に「ボディー ドレッシング」「アドーア」を立ち上げ。’17年にブランドディレクターとして「エブール」をスタートする。コンセプトは、『人生を楽しむという気持ちをかき立てる服』『女性に生まれてよかったと思える服』を提案すること。洋服はあくまで着る人を引き立てる存在なので、女性の体をきれいに見せるためのデザインと、構築的なパターン作りに力を入れています。また、カジュアルからドレスアップまで、幅広く対応できる服であることも、エブールが大切にしていることのひとつ。
“大人のおしゃれ”って、シチュエーションや相手に合わせた着こなしができてこそですから、小物ひとつで印象が変えられて、いろんな場面で『持っていてよかった!』と思ってもらえるような服を、今後も作っていきたいですね
YLÈVE
イレーヴ
前後の潔いVカットが辛口な印象を与え、ジャンパースカート型デザインでも、大人っぽく着られる一着。裾に前後差をつけているため、ウエストから裾にかけてのシルエットがきれいに出るようになっています。
黒のタートルをインすると、より細見え度がUP。ざっくりとしたミドルゲージのニットを上から重ねても、今季らしく着こなせます。
ウールジョーゼットのハリ感のおかげで、360度どこから見ても美シルエット。
ウエストまわりにゆとりを持たせてあるため、ニットをインしてもすっきり!
「余白のある服」を作りたい
PROFILE/セレクトショップ「ドレステリア」のウィメンズデザイナーとして14年間従事。’18春夏、「イレーヴ」のデビューとともにデザイナーに就任した。
“上質かつシンプル”を徹底しながらも、今の気分を表現できる、『余白のある服』が私にとっての理想形。質感、シルエット、仕立てという『服の基本』を大切にしながら、その日ごとに自在に活躍する服作りを目指しています。
例えば、今回のワンピースなら、カジュアルなミリタリーブルゾンを合わせても、きれいめなフラットパンプスを合わせても、どちらも決まる。さらに、シンプルで“佇まい”がきれいであれば、時間がたっても、気分が変わっても、着られる服であり続けるんじゃないかなと。時間も年齢もシーンも超えて、いつまでも楽しめる服を形にしていきたいと思っています
撮影/西﨑博哉(MOUSTACHE)(モデル) 魚地武大(TENT)(静物) ヘア&メイク/TOMIE(nude. ) スタイリスト/吉村友希 モデル/五明祐子 取材・文/栗田瑞穂
LEE12月号『大人が引き立つワンピース』から
詳しくは2019年11/7発売LEE12月号に掲載しています。
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