槇原敬之『The Best of Listen To The Music』
マッキーの声とともに歩んだ私たちの30年が蘇る

デビュー30周年プロジェクトの第1弾を飾るのは、これまでリリースしてきたカバーアルバムのベスト盤!!　エルトン・ジョン『Your Song』など洋楽スタンダードから、松任谷由実『Hello, my friend』や宇多田ヒカル『traveling』などLEE世代にはたまらないJ-POPまで充実の全15曲。今作での新録としてフジファブリック『若者のすべて』とYUKI『聞き間違い』も。マッキーの声とともに自分の青春時代から現在を振り返ってみたい。（USM JAPAN）

ザ・ミスティーズ『ドリフトウッド』

’90年代中盤、日本でも大ヒットしたスウェーデンポップバンド・トランポリンズのメインソングライター＆ボーカル、ヨハン・ステントープのソロプロジェクト。ビートルズに多大な影響を受けているだけあって、キラキラときらめくような王道ポップスの要素が詰まっている。（ソニーミュージックジャパン）

山崎まさよし『Quarter Note』

3年ぶりにリリースされるアルバムタイトルどおり、今年デビュー25周年に突入。アコースティックギターをかき鳴らして歌うスタイルに、年月とともにシブさに磨きがかかっているのを実感。俳優として主演する映画『影踏み』の同名主題歌、近鉄のTVCMソング『回想電車』など全11曲を収録。（EMI Records）

GOOD BYE APRIL『I MISS YOU SO LONG』

最近よく言う「エモさ」とはまた違う日本古来の「郷愁」や「切なさ」のある楽曲を生み出す4人組バンド、4枚目のミニアルバム。聴くだけで自分の心にある情景が浮かんでくるようなサウンドとボーカル倉品翔の歌声は、小田和正や大瀧詠一など古きよきポップスを愛する人にはクリーンヒットするはず。（DOBEATU）

取材・文／古川はる香