
好きなテイストはずっと変わらなくても、少しずつ選ぶ色柄や似合う形などが変化したものも。新作も交えた、今のアンテナに触れるファッションも、時の流れに寄り添う雅姫ワールドのひとつなのです。
フォークロア刺繍
手仕事感のある刺繍、中でもフォークロア刺繍はずっと心惹かれるもの。以前はベースの布とコントラストが強いカラフルな糸が使われ、モチーフがはっきりとわかるような刺繍に目を奪われていたとか。

「ここ数年は布と刺繍糸が落ち着いた色みでやわらかな陰影が出るようなもの、模様も幾何学的で繊細なタッチにぐっときます」
ブラウス(各)¥19000/ハグ オー ワー(ヌキテパ×ハグ オー ワー)
スニーカー
スニーカーは学生時代からのマイ定番。
“いつでもどこでも”だったけれど、今はフェミニンな装いの外しアイテムとして愛用しています。しなやか素材のスカートやワンピースを着たとき、特に仕事日は甘さをほどよく抑えてフットワークも軽く。ザ・トレーニング用でないヴァンズやコンバースが比較的多く、レオパード柄は全身無地の装いのアクセントに。
靴すべて/私物
バスケット編みで節目の年の歓びを表した
バルキーニット
ざっくりと編まれたセーターは、毎年作るアイテム。アラン編みが多かったけれど、雅姫さんにとって記念すべき今秋はバスケット編みに。それは手仕事によるかごの風合いが子どもの頃から大好きで親しみがあるからです。

豊かな表情がきわだつハイネックニット。重くなりがちな模様編みを、弾力のあるウール×アクリル糸でふっくら軽く。ベージュのフェルトハットを合わせ、やわらかな引き締め役に。
ニット¥29800/クロス&クロス 帽子¥20000/ハグ オー ワー(クール×ハグ オー ワー)

本格派のトレンチコートで
大人カジュアルの感度アップ
かつて英国の蚤の市で一度は手にしたものの「まだ似合わない?」と感じ、先延ばしにした本格的なトレンチコート。着たい願望は、“トレンチ風”でそれなりの装いに。でもやはり本物はかっこよく、40代に入ってからひざ上丈を購入。今年はロング丈の気分がムクムクと湧き、ついにはエポレットや背中のストームシールドなどのディテールを取り入れたハグ オー ワーのオリジナルを作りました。いつものデニムスタイルにもしなやかワンピースにはおっても決まる仕上がりです。

大人指数が高まるにつれて、「着てみたい」から「着てみよう」に変わったトレンチコート。表は高密度のコットンツイル、裏地はチェック柄でおしゃれ感を。
コート¥50000・デニムパンツ¥24000(ヤヌーク×ハグ オー ワー)/ハグ オー ワー ニット¥19800/クロス&クロス その他/私物
もこもこ素材でバッグ
見るとついなでて、ホッとなごむもこもこ素材でバッグを。愛らしくなりすぎないよう、シックなブラウンの濃淡で。レオパードはなめらかなエコファーが、柄の個性をやわらげて。スニーカーと同様、装いのワンポイントに。

(右)¥16000・(左)¥7800/ハグ オー ワー (中)(参考商品)/クロス&クロス
レペットのバレエシューズ
昔はどんな着こなしにも、スニーカーばかり履いていたという雅姫さん。ふと「女性らしくて履き心地が楽な靴はないかな……」と頭をよぎったとき、レペットのバレエシューズに出会いました。

「最近はイタリアの“ポルセリ”も増殖中。色は鮮やかなトーンも使いながらも、落ち着いたブロンズやゴールドも含む肌なじみがいいブラウン系がけっこうしっくり」
靴すべて/私物

撮影/大森忠明 ヘア&メイク/渡辺みゆき 取材・文/高井法子 デザイン/MAKIKO IKEDA
詳しくはLEE11月号をご覧下さい。
寒さに負けずおしゃれを楽しむなら、優れた機能性や風合い豊かな素材がモード感を高めるウェア&小物が一番。
効果的なデザイン性がありながらコーディネートしやすいので、毎日身も心も格段に暖かな冬に。
装いの高感度アップがかなうキーアイテム

HUG O WäR|ハグ オー ワー
ボアショートコート¥28000
しなやかでソフトな肌触りのエコファーをセレクトし、見た目も着心地も暖かな1着に。

「身頃も袖もさっとはおれる適度なゆとりを加えたので、テーラードカラーとスナップボタン留めにした前あきですっきり感を添えました」。両脇にはポケットつき。

クロス&クロス
ダウンジャケット¥65,000
中綿入りのジャケットは、表地に英国のファブリックメーカーが開発したベンタイルコットンを厳選。最上級の超長綿極細糸を高密度に織り、天然素材の風合いを保ちながら防水性や防風性に優れて蒸れにくい透湿性も備えた秀逸さ。ファー付きフードは取り外し可能

品のいい存在感が、デイリースタイルに大人映え

クロス&クロス
バスケット編みハイネックニット各¥29800
「子どもの頃からかごは身近な存在」という雅姫さんが記念の年にデザインした、バスケット編みのざっくりニット。膨らみがあるウール×アクリル糸を選び、ディテールは幅広リブでほどよく引き締めて。色は豊かな表情の陰影が味わえるアイボリーとブラックが。


HUG O WäR|ハグ オー ワー
ボア巾着バッグ¥7800
シックなダークベージュに染めた、オリジナルカラーのエコファー使用。「入れ口に渡したレザーコードは2本ストラップのショルダーに、引いて長くすれば斜め掛けにとアレンジ可能」。
縦24×横(底)18×ひも全長160㎝

photos:Tadaaki Omor i hai r&make – up:Miy uki Wat anabe text:Nor iko Taka i
詳しくはSENS de MASAKI VOL.11をご覧下さい。
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