子どもが遊べる展示やワークショップがあったりと、子どもと一緒に楽しめるアートスポットが増えているって、ご存じでしたか?
日本でただ一人の「アートテラー」であるとに~さんに、子どもとアートを楽しむ「3つのポイント」を教えてもらいました!
アートテラー とに~さんプレゼン
子どもとアートを楽しむ3つのポイント
PROFILE
元よしもと芸人で、今はアートの魅力をわかりやすくおもしろく伝える、日本でただ一人の「アートテラー」。しゃべりの技術と笑いのセンスで、「敷居が高い」「難しい」などのアートのイメージを払拭すべく、奮闘中。
「子どもと一緒に行くのは気がひける」と感じてしまう人もいますが、とに~さんいわく「騒がなければおしゃべり
したって大丈夫」とのこと。
子どもの自由な発想とともにアートを楽しめば大人も刺激を受けるはず!
ポイント1
発想はなんでもアリ!正解なんてありません
アートには正解がなく、思ったことを自由に言えるのがいいところ。
子どもと一緒にアート作品を見るときに、「〇〇だったでしょ?」と無理に同意を求めたり、感想を強要しないでほしいな。
以前、子ども向けの美術講座をしたときに、ムンクの《叫び》を見た子が、「これ、カレーにつけるおいしいの! ナンみたい」って言ったんです。それがいいんですよ。(とに~さん)
ポイント2
感想をその場で共有!子どもの感想はいつも新鮮
思ったことをすぐ口に出して誰かと共有できるのもアートの魅力なので、子どもならではの自由な発想を大人も一緒に楽しんでみてください。(とに~さん)
ポイント3
タイムスリップ感覚で見るとおもしろさ100倍!
「つまらない」と言う子もいるかもしれませんが、テレビやゲームと違って刺激が少ないので、そう感じるのは仕方のないこと。
「テレビも写真もない時代にこんなことができたのか」とタイムスリップした感覚で見るとまた違って見えることもありますよ。
それに、“アート=素晴らしい”とは限らない。
アートを見て何も感じなくても、たまたま趣味に合わなかっただけ。次は違うジャンルも試してみて。
たくさんアートに触れることで、想像力や妄想力を育み、自分で考える力や人を思いやる心を磨いてほしいな。(とに~さん)
撮影/細谷悠美 イラストレーション/鈴木あり 取材・原文/渡辺有紀子
※商品の価格は本体価格(税抜き:2019年10/7発売LEE11月号現在)で表示しています。詳しくはLEE11月号をご覧下さい。
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