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LIFE

15人のプロが教える!気持ちまで整う「収納」マイルール

【冷蔵庫収納】収納達人・はらむらようこさんに学ぶ「時短第一優先冷蔵庫」

2019.10.10

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日々使いやすい収納を、研究、実践する達人の「収納」哲学は心の奥底に響くものばかり。自宅の収納術も見せてもらいました!

はらむらようこさんの収納格言
収納とは「好きなものを見極め自分を肯定し続けること」

心地いい収納の基本は「まずは自分の『好き』を知ること」だとはらむらさん。

「そうすると自ずと物が減り、収納スペースが空き、置いただけでよい状態になる。収納のテクニックはそれほど必要ないんです。でも、たくさん物がありすぎて、どれが本当に好きか悩んでしまうなら、まずは全部出してみましょう。使用頻度などを気にせず、今大好きなものだけ戻します。そこから共通点を探ることで今の自分らしさがわかります。物量が絞られていると、元に戻すことが無理なく習慣化し、今の自分を認められる収納になりますよ」

アップデーター はらむらようこさん

●芸大卒、元デザイナー。整理収納からリフォームプラン、買い物同行まで、暮らしをアップデートする片付けを展開。著書に『「好き」から始める暮らしの片づけ』(ワニブックス)。https://www.yokoharamura.com

はらむらようこさんの冷蔵庫収納
時短第一優先冷蔵庫

時間がない日でも疲れて帰ってきた日でもちょっとしたものなら作って出せる――。小さな工夫の積み重ねが暮らしの安心につながる。

収納場所と保存容器にこだわって在庫管理

「使用頻度が低い調味料を、あえて目線の高さに。賞味期限切れを防ぎます。保存容器は、側面が透明で中が見えると◎」

パッケージを外してそれぞれの定位置へ

「毎日食べる卵やヨーグルトは上段でOK。当日忘れず消費したいものは目につく最下段へ」

プレートにのせた"食べてねセット"

「夜遅く帰宅する夫の夕食はこのパパプレートにセット。安心して寝落ちができます(笑)」

時間のあるときに料理の延長で食材を下処理&冷凍

「冷凍庫内は肉、魚、野菜などのゾーンに分け、保存袋に入れた食材を立てて収納しています。普段時間のあるときに、料理の延長で無理なくストック」

みそ汁に便利なシジミ

すりおろしたしょうがを使いやすい大きさに割って

数種類のきのこをミックス

カットした長ねぎ

「半年かけて多くのものを手放しました」

片付けをはじめ、インテリアコーディネートやファッションスタイリングなど、さまざまな角度から自分らしい暮らしを手に入れる提案を行っている、アップデーターのはらむらようこさん。3回リノベーションされたという自宅は、すっきり洗練されています。

「実は、以前は物にあふれていたんですよ(笑)。出産して家で過ごす時間が長くなったのが、自分が大切にしたいものやことについて考えるきっかけに。私の場合、一番大事なのは家族との時間だと気づいて。それを満喫するためには、掃除など家事の手間をなるべく省きたい。そこで、半年かけて多くのものを手放しました」

残ったのは、本当に好きなものだけ。とても暮らしやすそうです。

「片付けをしたことで、それまでの自分の恵まれた環境や状況に感謝することができました。私は、片付けを“アップデート”と呼んでいるんです。 “今”好きなものやことを選んで、物でなく自分を主語に置く。それは贅沢でもわがままでもなく、快適な空間を保つために必要なこと。自分を後回しにして育児や仕事を頑張っているLEE世代の方にこそ、ラクになってもらえたらうれしいですね」


撮影/仲尾知泰 取材・文/藤本こずみ

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