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15人のプロが教える!気持ちまで整う「収納」マイルール

【ワークスペース収納】収納達人・田中由美子さんは「白と木で色調に統一感を持たせて」

2019.10.09

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日々使いやすい収納を、研究、実践する達人の「収納」哲学は心の奥底に響くものばかり。自宅の収納術も見せてもらいました!

田中由美子さんの収納格言
「頑張る収納では続かない 片付けとは自分を知ること」

【 収納格言 】 頑張る収納では続かない 片付けとは 自分を知ること

ライフオーガナイザー 田中由美子さん

もともとは片付けが苦手で、独身時代は汚部屋暮らしも経験。

「マイホーム購入をきっかけに『ライフオーガナイズ』に出会い、片付け=自分と向き合うことだと気づいたんです。まずは片付けのクセや問題点を知ること。私の場合、見えない場所に収納場所を作ると忘れてしまい、出したら、元に戻せないということでした。だから、持続できる収納の基本は、中に入っているものが一目瞭然で、残量が見えることだと。また、モチベーションをキープするために、見た目を大好きな白壁にアンティーク家具の世界観で統一しています」

●SMART STORAGE!所属。マイホーム購入を機に片付け下手を克服すべくライフオーガナイザーに。著書に『ごきげん家しごと』(マイナビ出版)。www.cobaccoworks.com

田中由美子さんの快適ワークスペース収納
白と木で色調に統一感を持たせてすっきり

今はまだ個室のない息子さんと机をシェア

イタリアの家具ブランド、カルテルのマックステーブルは、中央がへこんだ独特なデザインが特徴。向かって右手奥を田中さん、左手前を息子さんの席にして、仕事や宿題を同じ机で行うように

振り返れば手が届く仕事関係の引き出し

ワークデスクのすぐ後ろにあるデンマーク製ヴィンテージのチェストには、仕事関係の文房具や書類を収納。引き出し1段目はペンや名刺類など、特に使用頻度が高いものを入れて

2段目は、文具の在庫類や、パソコンのケーブル類などを

ガラスのキャニスターに領収書を

どんどんたまっていく領収書類は、ガラス瓶にざっくり収納。無理なく「続けられる仕組み」のひとつ

仕事道具もモノトーンですっきり

使用頻度の高い書類は無印良品のボックスへ。プリンターはパラティッシ柄の布クロスを目隠しに

目に届く距離にある子ども机

今はまだ個室を設けず、ワークスペースの一角を子どもコーナーに。収納法も子どもと相談して決める

「インテリア熱はある、なのに片付け力が伴わない」

子どもの頃からインテリア雑誌が好きで、美大卒ということもあり、家具やインテリア雑貨への興味も津々だったという田中さん。けれども「インテリア熱はある、なのに片付け力が伴わない」というギャップに苦しみ、あふれる物に囲まれ、気づいたら汚部屋暮らしという苦い過去も経験したそう。

「なんとかこの状況から、脱出したい!」と一念発起し、勉強したのが、アメリカ発祥の片付け術「ライフオーガナイズ」でした。

「まずは自分が生粋の面倒くさがり屋であることを自覚して、管理できる量まで物を減らしました。次に、極力出し入れの手間を減らせる収納法を考えたんです。また私はビジュアル先行の感覚派なので、収納アイテムも気分が上がるものをチョイス。そうして片付けが楽しくなるような仕組みを、少しずつ作っていったんです」

部屋のトーンは清潔感のある白と木目で統一。色や形に敏感な田中さんは、ベースがシンプルなほうが落ち着き、整理整頓のモチベーションも上がるそう。1カ所片付けたら、心地よい空間にニンマリ、さらに別の場所を片付けたくなる……そんな好循環の繰り返しで、この部屋は完成したのです。

息子さんのおもちゃを飾るのは、ダイニングから死角となる壁側に。「子どものおもちゃはカラフルなものが多いですが、場所を決めることでストレスも半減」


撮影/松村隆史 取材・文/田中のり子

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