2019年、育児で多忙なパパが手足口病に感染!どんな日々を過ごしたの?
2017年には「暮らしのヒント」のママライター・藤本こずみさん親子がかかってしまった手足口病。
大流行の2019年夏は、本誌連載「神保町リーマン日記」でもおなじみ、1歳男の子のパパである編集ぷーすけ宅にその流行が……。
つらすぎるトレンドの波に乗ってしまった彼の、七転八倒の様子をお届けします。
息子が38度の熱。保育園では手足口病患者が……
●金曜:息子くん「謎の夏風邪」発症1日目
ぷーすけ氏の息子くんは現在1歳7ヶ月。
保育園では手足口病でお休みするお友達がチラホラ。
金曜の夜、家に帰ると発熱。38度台。
特に発疹などはないため、手足口病の可能性には思い至らず。
●土曜:息子くん「謎の夏風邪」発症2日目
土曜の朝には「ちょっとグッタリしてるかな?」程度。
昼には元気そうだったが、念のためゆっくり過ごす。
この日も発疹ナシ。
●日曜:息子くん「謎の夏風邪」発症3日目(完全復活)
日曜日も平熱で、朝から元気いっぱい。
公園にでかけて、噴水まわりではしゃぐ。
ちなみに、金~日曜日のぷーすけ氏が行った育児は、食事の支度をして食べさせる、一緒に遊ぶ、一緒に寝る……など。
息子の「謎の夏風邪」が治った2日後に、パパが発熱
●月曜:パパ「手足口病」発症1日目
朝はまったく普通の体調。(ラフな服装OKな職場ゆえ)短パンとTシャツ姿で出社。
午前中から寒さを感じ、「なんか今日、冷房ききすぎじゃない?」と思いながら、ブランケットをかぶって仕事。
午後、フラフラしてきたので15:30には早退。そのまま保育園へ息子くんを迎えにいく。
内科に行くと、熱が38度後半あることが判明。
普段より熱に弱くて、38度台でフラフラになるというぷーすけ氏だが、今回は38度台後半でも熱がある以外はいたって元気。不思議に思う。
喉も痛くなければ、気持ち悪さもナシ。頭痛、鼻水、咳……といった風邪の諸症状がまったくない。
医者にも「喉も赤くないね。夏だけど、インフルエンザの可能性もなくはないから、熱が下がらなかったらまた来てください。今日はよく寝てください」と言われ、診察終了。薬は解熱剤のみ。
解熱剤を飲むと、37度くらいに下がる。
食欲もあるが、念のため消化がよいものを……と思い、軽くゼリーを食べる程度にする。
夜は早めに就寝。
●火曜:パパ「手足口病」発症2日目
朝起きると、39.3度の発熱。解熱剤を飲むと37度くらいに下がり、相変わらず風邪症状はない。
この日も念のため15:30頃に早退。
夜から喉が少し痛くなる(手足はなんともない)。もともと喉が弱いので、風邪をひいて喉が痛くなったのかな……くらいの認識。
●水曜:パパ「手足口病」発症3日目
平熱に戻り、体は元気。仕事で一日外出する。
熱はないが、喉が痛くて、つばを飲み込むのも一苦労。昼食を食べるときも「超痛い!」。
夕方、手足に発疹が……。
「これは……息子の保育園で流行中の手足口病!?」と察し、内科へ。
医師に「手足口病ですか?」ときくも「大人の手足口病は診断する意味がないです」と一蹴される。「え? そうなの? 冷たい……」
特効薬はなく休養して症状がおさまるのを待つしかない、とのことで、喉が痛ければ前回解熱用にもらった解熱鎮痛剤を飲むように指示される。
このときの症状は……
・指先に発疹、各指2~3個ずつ出る。痛みはなく、「虫さされをかきすぎて、ちょっと気になるかな」程度。
・唇を裏返すと、小さなプツプツがたくさんできている。
・喉の奥に真っ白い口内炎が10個ほど。
喉奥の口内炎の痛みが酷すぎて、何を口にしても地獄。
解熱鎮痛剤は単なる気休めでしかなく、飲んでも激痛……。
●木曜:パパ「手足口病」発症4日目
喉奥の口内炎の激痛に苦しむ。手の発疹は相変わらずで、職場では極力他の人との接触を避けて仕事。
●金曜:パパ「手足口病」発症5日目
喉奥の口内炎の激痛に苦しむ。手の発疹は見た目は痛そうだけど、実際はほぼ痛くない(が、職場でもビビられる存在に)。
●土曜:パパ「手足口病」発症6日目
「あ、ちょっとマシになってきたかも?」と希望の光が見えてくる。
●日曜:パパ「手足口病」発症7日目
なんとか普通の食事を口にできるように。
朝食、昼食、夕食……と痛みがだんだん減ってくる。
手の発疹も新しくできるものがなくなり、ピークが過ぎたと感じる。
●月曜:パパ「手足口病」発症8日目
喉の痛み、口内炎が消える。手の発疹は、痕が残っている程度。
と、発熱から8日目にして、ようやく完治。
口内炎の痛みがピークの3日間に、食べられたもの
普通の風邪とは異なり、熱や風邪症状がないのでお腹は普通にすく。なのに、食べると激痛が襲うという地獄。あれこれ食べてみた感想を聞きました。
<断念したもの>
・パイナップル→酸味が激痛。
・キウイ→同じく酸味が激痛。
・バナナ→粘度があり、激痛。
・ゼリー→喉にひっかかるため、激痛。
・スポーツ飲料→酸味があるためか、激痛。
・飲むヨーグルト→やや粘度があるため喉にひっかかる感覚があり、しかも実は酸っぱい。激痛。
<なんとか口にできたもの>
・りんご→まだマシ(フルーツの中では酸味が若干穏やか)
・牛乳→喉へのひっかかりが少ないためか、どうにか。
・プロテイン(チョコ系の味)の牛乳割り→牛乳と同様。たんぱく質がとれるので重宝。
ちなみに、痛みの印象は、
人生MAXの痛みの口内炎×10個分という感じ。
普通の口内炎は、「こっちにあるから逆側で食べ物を噛もう」などと対策もしようもあるが、手足口病の場合は逃げ場ナシ。
ということで、3日間は(リアルに)泣きながら食事の時間を過ごしていたそうです……。
家庭内での感染を防ぐために行ったこと
息子くんには一切発疹が出ていないため、感染源が息子くんかどうかも謎……。
送迎で保育園に行った際にもらってしまった可能性も……。
ということで、奥さま、息子くんにうつさないように……と、家族全員手洗い、うがいは徹底。
バスタオルは共用せず、各自別のものを使用。
しかし、育児は回避できないため、抱っこなどは普段通り行う。
結局、発疹が出たのはぷーすけ氏のみで終わったそう。
なぜ大人の中ではパパだけが感染したのか……?問題
ここで疑問がひとつ。
ぷーすけ氏と奥さま、どちらも日々育児、保育園の送迎を行っているのに、手足口病を発症したのはぷーすけ氏だけだったのは、なぜ?
という不思議……。
ぷーすけ宅では、今年4月に息子くんが保育園に入園してからの4ヶ月、息子くんが熱を出すと、百発百中でぷーすけ氏も風邪をひいていたそう(発熱もたびたび)。また、息子にもらった風邪が引き金となったのか、人生初の副鼻腔炎になり、2ヵ月ほど抗生剤服用して治療したとも。
一方の奥さまは、息子くんより風邪をもらうと、鼻水が出たり……といった軽い症状は出るものの、熱を出すことはほとんどないのだとか。
夫婦ともに同じように子どもと接しても、風邪をもらうかどうかには個人差があるようです(ちなみに、今日も別の風邪をひいて苦しそうなぷーすけ氏……涙)。
普段から、免疫力アップのために腸内環境を整えるなどできることをしておきたいものですね!
以上、2019年の夏、パパがかかった手足口病についてお届けしました。
手足口病というと、発疹の激痛に見舞われるイメージがありますが、ぷーすけ氏のように手足の症状はそれほどでもなく、口内炎に泣かされるパターンもあるようです。
「人生MAXの痛みの口内炎×10個」、「泣きながら食事」……なるべくなら全力で回避したい大人の手足口病症状。
手洗い・うがいや、免疫力アップで予防に備えつつも、心構えだけはしておきたい……ものです。
かくいう私も、お盆には息子が発熱→翌週は私が39.2の熱(熱以外、風邪症状なし)、翌々週は夫が39度台の発熱(こちらも熱以外、風邪症状なし)……そして、9月に息子がヘルパンギーナで39度超え、私も38度台という謎の夏風邪ループに陥っております……。
引き続き子どもの夏風邪は流行中の模様。
パパ、ママも気を引き締めて過ごしたいですね。
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高見澤恵美 Emi Takamizawa
LEEwebエディター・ライター
1978年、埼玉県生まれ。女性誌を中心に女性の性質や人間関係の悩みに迫り、有名無名千人超を取材。関心あるキーワードは「育児」「健康」「DIY」「観劇」など。家族は夫と4歳の息子。