今年は正社員を辞めてから初めての夏休みだったので、数年ぶりに夏休みに新潟の実家に帰省できました。
毎年、夏は夫不在の日々続き、私自身もぐったりで、なかなか夏らしいところに連れて行ってあげられないのですが、今年は実家近くに住む姉夫婦のサポートもあり、子どもたちを初めての花火大会に連れて行ってあげることができました!
振り返ってみると、ワンオペの夏、毎年つらかったなぁ…
私はこれまでずっと育児雑誌の編集の仕事をしていたので、妊娠・出産・育児に関する知識は頭の中に入っていたのですが、自分自身の育児ではつまずきまくりで。
一人目の産後すぐは、自分には無縁だと思っていたマタニティブルーになり涙が止まらず、新生児期は寝てくれずにうなってばかりいる赤ちゃんに「どこか苦しいの?」と心配になり「新生児 うなり」で検索する日々。
生後3カ月くらいからは夕方、突然火がついたように泣き叫ぶ黄昏泣きに悩まされ…
授乳間隔はなかなか開かず、お昼寝は必ず抱っこかおんぶ、そしておんぶで必死に作った離乳食は拒否され…
二人目の育児は、一人目で一通りつまずいたので、経験している分だけどんと構えることができ、乳児期はわりとうまくいっていました。
ところが、保活に失敗し、仕事復帰する1才のタイミングでなんとか入れた保育園は自転車で行って帰ってくるのに50分! さすがに朝夕の2回50分自転車をこぐのは無理で、朝の送りだけは夫になんとか担当してもらい、夫婦で1日50分ずつ頑張りました。
2才で近所の保育園に転園できましがたが、今度は極度の便秘になり、うんちを断固拒否。生活に支障が出るくらいの便秘で、仕事を続けていくのが困難になり、仕事も辞めることに。
下の子の壮絶な便秘、保活、正社員を辞めたことなどは、書くとかなり長くなるので、いつか紹介できればと思います。
これまでの二人の育児を振り返ると、大変だった記憶しかありませんが、なんとか息抜き時間を作って、心身ともにリフレッシュできる方法を探しながら、乗り切っていました。
私の場合のほんの一例ですが、紹介しますね。
一時保育で自由になる
私が住んでいる区では、お母さんのリフレッシュのために利用できる一時預かりがあります。
一人目のときは、預けることに少し罪悪感があったのと、利用できるのが1才からだったこともあり、利用する機会がありませんでした。
でも、二人目のときは、生後4カ月から利用できるシステムになっていて、私自身も「預けることに罪悪感を感じて無理をするよりも、預けることで元気でいられるほうが自分にも子どものためにもいい」という考え方に変わり、数回利用しました。
一度施設のスタッフの方と面談をして登録をすれば、1時間900円くらいで預けることができます。
私の区では、昼時の利用が混んでいて、なかなか予約ができませんでした。
スタッフの方に理由を聞くと、ゆっくりランチを食べたいというママや、上の子の幼稚園のランチ会に参加するために預けたいというママが多いとのこと。
朝早い時間は比較的とりやすかったので、早めの時間に預けて、人気のクレープ店にオープンと同時に駆け込んだこともあります。
焼きたての塩キャラメルのクレープにアイスクリームのせ、涙が出るほどおいしかったです。
家でゆっくり寝たり、マッサージや岩盤浴で疲れをとるのもおすすめです。ただ一人でぼーっとする、それだけでも心がリセットできます。
児童館や子育て支援センターでおしゃべり
区が運営している児童館や子育て支援センターにもお世話になりました。もしかしたら、「ママ友付き合いが億劫で行くのをためらう」という方もいるかもしれません。
実は私もそう思っていたのですが、子どもの月齢ごとに楽しめるスペースがあったので、子どもを遊ばせながら同じくらいの月齢の子がいるお母さんと、その場限りの付き合いで気軽に話すことができて助かりました。
「離乳食始めましたか?」「夜、何時間おきに授乳していますか?」など、気になることをおしゃべりでき、「新しくできた小児科、先生が優しかったですよ」「あそこの保育園、評判いいみたい」など、地域の子育て情報を知ることもできました。
無理なママ友付き合いをしなくても、遊んでいるときだけ気軽に話せるのがちょうどいい距離感で。育児中はだれともしゃべらない日が結構あるので、こうしたおしゃべりも息抜きに。
一人でいても、スタッフの方が話しかけてくれますし、子どもも夢中に遊び、たくさん刺激を受けるのか、遊んだあとはよく昼寝してくれます。
普段はおんぶじゃないと寝てくれないのですが、支援センターで遊んだ日は、ベビー布団で寝てくれることも。
支援センターで遊ばせ、帰り道で寝たらカフェでひと休みしたり、家でコンビニスイーツを食べたりするのもストレス発散になりました。
カフェインレスコーヒーのあるカフェへでひと息
ちょっとおいしいコーヒーが飲みたいときは、カフェインレスのコーヒーが飲めるカフェによく行っていました。
スタバ、タリーズ、猿田彦コーヒーなど、おいしいカフェインレスコーヒーが飲めるお店が増えていて、以前より、赤ちゃん連れでも入りやすくなっている気がします。写真は、仙川に出かけて、猿田彦コーヒーのテラスで、デカフェのアイスラテを飲んだときのもの。
仙川は子連れにやさしいお店が多く、島忠・ホームズに西松屋や子連れでも利用しやすいフードコートがあるので、電車に乗ってよく出かけていました。
カフェやレストランに行くときは、「チェアベルト」を携帯。フェリシモの通販で1500円くらいで購入したものがですが、ベビーチェアがなくても赤ちゃんの腰を椅子に固定して、おすわりをの姿勢を安定させることができます。
わが子は二人ともおすわりがゆっくりめだったこともあり、ベビーチェアのときもこれがあると安定して座らせることができて便利でした。
子連れで行ける習いごとで気分転換
一人目のときも、二人目のときも、育休中に、子連れで参加できる「ママバレエ」に通いました。「ママバレエ 地名」でネット検索して探し、複数の子連れバレエのクラスを経験しました。
料金は1500円程度で子どもは自分のそばで待たせ、泣いたら各自で抱っこするサークル形式のクラスや、希望者は追加料金を払ってシッターさんに見守りを頼めるクラスなど、金額も形態もレベルも様々でした。
泣かれて中断することもありましたが、音楽に合わせて大好きなバレエができて気分転換に。
バレエをすると授乳で前屈気味になっている背中がしっかりストレッチされて、背筋や腹筋も鍛えられてボディラインもきれいになり、いいことだらけでした。
ほかにも単発の子連れピラティスや、子連れヨガの講座なども行きました。1回限りの講座でしたが、そこで出会ったママ友とは、今でも時々集まっています。自分の趣味の習いごとや講座などで出会うママとは、共通の話題も多いので、関係が続きやすいのかもしれません。
自分の住んでいる地域にママバレエがないからと、ママバレエサークルを作っているママ友もいました。
子連れで個室ランチやキッズカフェでゆっくり食事
普段の昼食は、おんぶしながら食べたり、キッチンで慌てて流し込むように食べたりしていたので、時々お店でランチをして、作ってもらった食事を温かいうちに食べることができると、とてもありがたく感じました。
とはいえ、子連れだと肩身が狭い思いをすることもあるので、友人たちと子連れ集まれるときは、個室のあるお店を探して予約。
個室料がかからずにお手軽に行ける居酒屋のランチに行くことが多かったですが、人数が集まるときは個室料をみんなで割って、広い個室があるお店ででちょっと贅沢なランチを楽しみました。
カラオケボックスなどでも「ママ会プラン」があり、赤ちゃんがゴロゴロできる広めのフラットルームでランチ会をしたことも。
カラオケはしないで、子ども向けの歌をBGMとして小さめの音量で流して利用。防音の部屋なので子どもが泣いても騒いでも周囲の目を気にしなくていいのが気楽でした。
この写真は、学生時代の友人たちとカラオケパセラのフラットルームを利用したときの写真です。おもちゃの貸し出しまでありました。
誘える友人がいなく自分と子どもたちだけのときは、キッズの遊び場がついたキッズカフェを利用して、ゆっくり食事をしたこともあります。
シッターサービスつきの美容院もおすすめ
育休中は、平日の午前限定でベビーシッターサービスがある美容院を調べて、通っていました。
最近はキッズスペースがあって子連れで行ける美容院も増えていますよね。
シッターサービスつきの場合、ゆっくり雑誌を読んだり、美容師さんとおしゃれや美容の話をしたり(大人と話すのが貴重!)、パーマやカラーをしている間にお茶まで飲めたり、普段とはまったく違う優雅な時間を過ごすことができ、ありがたかったです。
こうして書いてみると、改めて私は食に対して貪欲なのだなぁと思いましたが(笑)、少し子どもと離れたり、おいしいものをゆっくり食べたり、大人と話したり…。
ほんの少しでもそんな時間があると、かなりリフレッシュできた気がします。
もちろん、わが子はかわいくて大切ですが、子育ては本当に重労働なので、ママ自身が心身ともに健康でないとやっていけません!
もし、今、育児が大変で疲れやストレスがたまっている方がいたら、時々は思いきって自分を甘やかす時間を作って、息抜きをしてみてください。
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渡辺有紀子 Yukiko Watanabe
編集・ライター
1979年、新潟県出身。妊娠・出産・育児の雑誌編集を16年間経験。家族はレコード会社勤務の夫、2010年生まれの息子、2014年生まれの娘。ほぼワンオペで仕事と育児の両立に奮闘するも、娘の便秘通院をきっかけに退社し、フリーに。趣味はクラシックバレエ。