日に日に寒さが増してきましたね。ぬくもりアイテムを点検し、本格的な冬の到来に備える今日この頃です。寝ている間に風邪をひかないためにも睡眠関連グッズには特に気を使いたいもの。
寝るときの衣類や、布団などはぬくぬくを追究しやすいですが、つい無防備になってしまうのが頭~顔まわり。
探せば巷には便利グッズもあふれていますが、効果があるのか疑問で取り入れるまでには至らない……という人も多いのでは?
そこで今回は、頭~顔まわりがあたたまりそうな睡眠グッズで気になったものをお試し。その感想をご紹介します。
1:「めざめてしっとりシルク おやすみネック&フェイス」
まずはこちら。首と顔をシルクでやさしくカバーしてくれるマスクです。実際につけてみると、思ったよりも空気がこもらず、それほどあたたかくはないような気がしましたが……とはいえ、何もつけないよりははるかにあたたかい、といった印象(そのくらいのほうが息苦しくなくてよいのかもしれません)。
(乾燥対策として売られている商品なので、あたたかくなくて当然かもしれませんが……)
お店でいろいろ探していて、シルク製というところに惹かれて購入したこのマスク。やさしい肌触りにほっとする感覚がありますし、一晩寝ても、一般的なマスクよりもはずれにいところが気に入りました。
注意点としては、顔パックを怖がる月齢のお子さん(0~1歳くらいだと、よく聞く話です)がいる家庭の場合、寝かしつけの段階からこのマスクをしていると泣かれる可能性が。子供が寝てからの装着をおすすめします。
2:「頭まですっぽりかぶれる隙間風防止布団」
お次は、顔まわりや首筋が寒くて眠れない……というときに、効果を発揮してくれそうなこちら。吸湿発熱効果のある機能性わたを使った、頭の上からかぶるタイプの布団です。
首や耳、頭が寒いが、おやすみ用マフラーや耳あて、帽子はわずらわしい! という人向き。
実家のシングルベッドで使ってみましたが、サイズ的にはピッタリ。ゴムで敷き布団にひっかけるだけで装着できるので、お手軽です。
アイテム自体の大きさも割とコンパクトなので、「もう一枚寝具を増やすのは、もう収納的に不可能!」なんて方も、受け入れられそうです。
しばらく仮眠してみたところ、寝起きの耳~頬まわりがあたたかく、幸せ感が……。
顔出し系着ぐるみのような雰囲気漂う見た目なので、子どもウケも抜群(2歳の息子は大喜びでした)。ただ寝ているだけなのに、Eテレの子供番組の出演者にでもなったような気分が味わえます。
3:「隙間風防止おやすみドーム」
ラストはこれまたルックスの破壊力が半端ないこちら。頭部をすっぽり覆うドームなので、窓からの冷気に困っている方におすすめです。
小さな子どもがいると、保育園や幼稚園、児童館等ですぐ風邪をもらってきて親にうつすという無限ループに陥りがちですが、このドームがあればほんの少し親を風邪からガードできそうな気も。また、自らが風邪をひいてしまったとき、子どもと別の部屋で寝るのは心配……でもうつしたくない……といった葛藤にも、このドームが役立ってくれるかも。
個人的にもっとも使えると思ったのが、光のシャットアウト効果。完全な箱ではないものの、かなり暗くなるので、同じ部屋で授乳中のときに、寝ている家族にパカッとかぶせておけば、まぶしさで起こしてしまう事態を回避できそうです。
また、冬だけでなく夏も活用方法が。日差しがまぶしすぎて、遮光カーテンの隙間から光が差し込んでくる……なんてお宅でも、ママの紫外線対策に使えそうです。
実際に寝てみると、意外と高さと奥行があるため、余裕があるように感じました。また、スマホのコードを通すスリット入りなので、中でネットサーフィンも可能。みんなが寝静まった後に、スマホでLEEwebを熟読……という場面でも、携帯の光で家族を起こす心配が軽減します。
また、なんとなく“小部屋”感があるため、「自分の部屋がなく、ちょっとストレスを感じている」といった夫にそっと差し出すのもよいでしょう。
組み立て前はシート3枚なので非常にコンパクト。「こんな巨大なものを自宅に置くスペースなどない!」という方も安心です。組み立ても本当に簡単なので、作るのが面倒で使わなくなりそう……という不安は払拭されました。
寝相がよいとは言えないタイプなのですが、仮眠では「寝ている間にドームが破壊されていた!」的なことはなく。シングルベッドにぴったりの一般的なサイズの枕がすっぽりおさまる大きさなので、「朝起きたらよくベッドから落ちてます」といった寝相の激しい人でなければ試してみる価値はありそうです。
顔~頭をあたためてくれるアイテム、いかがでしたか? どれも見た目のインパクトがある(特に布団とドーム)ので、「恋人とつき合い始めたばかり!」といった甘酸っぱい時期に登場させるのはややリスキーですが、寝顔や寝相をとことん見せ合った夫婦であれば、お互い抵抗なく受け入れられるかも。
ふと目をさますと、隣で妻の顔が1/2マスクに埋もれている……夫が着ぐるみから顔出し状態……妻がINドーム……なんて、ちょっとだけ愉快な日常。ぬくもりだけでなく、夫婦間に笑顔の時間をもたらしてくれるかもしれません。
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高見澤恵美 Emi Takamizawa
LEEwebエディター・ライター
1978年、埼玉県生まれ。女性誌を中心に女性の性質や人間関係の悩みに迫り、有名無名千人超を取材。関心あるキーワードは「育児」「健康」「DIY」「観劇」など。家族は夫と4歳の息子。