暑い日のキッチンは灼熱！できることなら火を使いたくない！

そんな声におこたえして、LEE9月号では、電子レンジだけでできる1週間分の簡単レシピを、今井 亮さん＆市瀬悦子さんの料理家お2人がご紹介！

「これがレンジだけで！？」

そんな驚きの絶品レシピがずらり。まずは週の始まり、月曜・火曜からスタートです！

月曜は元気が出る！肉おかず
今井 亮さん｜ピーマンの肉詰め

「ピーマンの内側に小麦粉をまんべんなくまぶすと、肉ダネがはがれず失敗しません。予熱で火を通すことで、肉ダネの中までふんわり」（今井 亮さん）

材料・2人分

• 豚ひき肉……200ｇ
• ピーマン……4個
• 玉ねぎ……1/4個
• 塩……小さじ1/2
• 小麦粉……大さじ1
• Ａ
  • 卵……1個
  • 牛乳……大さじ1
• Ｂ
  • しょうゆ……大さじ1
  • みりん……大さじ1
  • 砂糖……小さじ1

作り方

1. ピーマンは縦半分に切り、種を取り、ヘタのかたい部分を切り取る。玉ねぎは粗みじん切りにする。
2. ボウルに豚ひき肉、塩を入れて粘り気が出るまでこねる。Ａを加えてさらにこね、玉ねぎを加えて混ぜ合わせたら、8等分にする。
3. ピーマンの内側に小麦粉をまぶし、②を詰める。直径25㎝の耐熱皿に切り口を上にして並べ、ラップをふんわりかけて、電子レンジ（600W）で6分加熱し、1分余熱で火を通す。
4. 器に③を盛る。Ｂを小さい耐熱ボウルに入れ、電子レンジ（600W）で30秒加熱し全体にかける。

ピーマンと肉ダネにほどよく火が通るように、切り口を上にして耐熱皿に並べる。重ならないようにして。

ふんわりラップをかけて加熱。その後、予熱でじんわり火を通すことでふんわりジューシーな仕上がりに。

＼ 電子レンジを味方につけてラクラクごはん ／

「今回紹介するレシピは、材料と調味料を耐熱容器に入れたら、あとはレンチンするだけの手軽なレシピがほとんど。難しいテクニックもなく、どれも簡単すぎるくらいです。

暑くてキッチンに立ちたくない日はもちろん、疲れてとことんラクしたい日にもおすすめです。

電子レンジで簡単においしく作るコツは、かたいものも、やわらかいものも、ちょうどよく火が入るように、材料の切り方や大きさを工夫すること。

電子レンジにはそれぞれクセがあるので、レシピを目安に調整してみてくださいね」（今井 亮さん）

 

いまい・りょう●中華料理店での修業などを経て料理家に。料理教室「亮飯店」を主宰。近著に『至福のどんぶりレシピ』（立東舎）、『これが男の本気メシ』（成美堂出版）。

火曜は野菜たっぷりおかず
市瀬悦子さん｜蒸し青菜とアサリのオイスターダレ

暑くてなんだか食欲がない……そんなときはあっさりメニューに。野菜がたくさん食べられるヘルシーおかずで、体の内側からきれいに。

「レタスと青菜の食感が残るよう、加熱しすぎに注意して」（市瀬悦子さん）

材料・2人分

• アサリ（砂抜き済みのもの）……250g
• 小松菜……1束（200g）
• レタス……2枚（60g）
• にんにく（薄切り）……1かけ分
• 赤唐辛子（種を除く）……1本分
• 酒……大さじ1
• A
  • オイスターソース……大さじ1
  • ごま油……大さじ1
  • しょうゆ、酢、砂糖……各小さじ1/2

作り方

1. アサリは殻と殻をこすり合わせて洗う。小松菜は5 ㎝幅に切って茎と葉に分ける。レタスは大きめにちぎる。Aを混ぜる。
2. 直径19㎝の耐熱ボウルにアサリ、にんにく、赤唐辛子、小松菜の茎、葉、レタスの順に重ね入れる。酒を振り、ふんわりとラップをかけ、電子レンジ（600W）で6 分ほど蒸す。
3. ざっくりと混ぜて器に盛り、Aをかける。

火が通りにくいアサリから順に重ね入れる。順番と加熱時間が青菜の食感を残すコツ。

 

＼ 電子レンジはちょっとの工夫でグッとおいしく！ ／

「電子レンジは、火加減を調整したりする必要もないから、料理に自信がないという初心者にもおすすめ！レシピの分量、加熱時間を守って作れば、失敗せずに作れますよ。いつもより＂レシピどおりに＂と意識して作ってみてください。

ただし、電子レンジにはちょっと弱点も。例えば、煮込みといっても、電子レンジで加熱しただけではとろみはつきません。

そんなときは、事前に肉に小麦粉をまぶすことでとろみづけ。そんなちょっとのコツで弱点をカバーすれば、電子レンジが最強のパートナーになってくれるはずです」（市瀬悦子さん）

 

いちせ・えつこ●身近な食材を使った、家庭で作りたくなる親しみやすいレシピが人気。近著に『2 食材で簡単！肉×野菜のスゴうま！おかず』（学研プラス）。

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次回は、水曜「魚おかず」＆木曜「ラクラク麺」をお届けします。

撮影／鈴木泰介　スタイリスト／朴 玲愛　取材・原文／薫森亮子