楽ちんでこなれ感も出るから、やっぱり出番が多いフラットシューズ。どうせならとことん使える一足が欲しい！　そこで、トレンドを熟知したスタイリスト大平典子さんが、８つの質問にアンサー！ きれいめからスニーカーまで、この秋のフラットシューズ選びはもう万全。

 

Question
＂オン・オフ＂万能なのは？

ANSWER
オーセンティックなローファーなら向かうところ敵なし！

「ヒールに頼らず大人に見合ったきちんと感をくれる正統派なローファーがあると便利。きれいめにはほどよい抜け感、カジュアルならクラスアップと、スタイルに合わせてスマートに役柄をスイッチできる万能性はピカイチ」（大平さん）

（右）カジュアル度の高いオーバーオールは子どもっぽさを足元から払拭して。

靴（1.5）￥21000／リエス（コルソ ローマ）　カットソー￥4000／アダストリア（アパートバイローリーズ）　オーバーオール（メンズサイズ）￥42000／サザビーリーグ（ユニオンランチ）　サングラス￥36000／ルックスオティカジャパン カスタマーサービス（プラダ）　ピアス￥10000／アクアガール渋谷（ソコ）　バッグ￥6900／L.L.Bean カスタマーサービスセンター（エル・エル・ビーン）　ソックス￥1400／タビオ

（左）洗練されたフェミニンスタイルにもフィットするトラッドな足元。マニッシュな佇まいがほどよく甘さを中和させ、大人が目指したい凛とした女らしさに手引きしてくれます。

靴／右と同じ　シャツ￥24000（ティッカ）・イヤリング￥5500（デミルクス ビームス）／デミルクス ビームス 新宿スカート￥11000／ノーク　時計￥28000／オ・ビジュー（ロゼモン）　スカーフ￥12000／ルーニィ　バッグ￥34000／オルサ（オルセット）

Question
楽ときれいが両立できる靴、ある？

ANSWER
靴ブランドの機能美シューズが優秀です

「履き心地のよさにまで徹底的にこだわった一足を見つけるなら、やっぱり靴を専門に扱うブランドが頼りになります。おしゃれに進化したデザインはもちろん、木型やインソールが快適を保証」（大平さん）

（右から）ふわふわのインソールが足に吸いつくようにフィット。レオパード柄でトレンド感も満喫。靴（1.8）￥16000／ピシェ アバハウス ルミネ有楽町店（ピシェ アバハウス）

リッチなスエードに惚れ惚れ。驚きのクッション性で疲れ知らず。靴（1.2）￥18000／ダイアナ 銀座本店（タラントン by ダイアナ）

しなやかなソールが土踏まずにまでしっかりフィットして一日中足をサポート。靴（1.7）￥27000／ウォッシュ ルミネ横浜店（ファビオ ルスコーニ）

Question
ヒール並みの女らしさを叶えるのは？

ANSWER
細ストラップで華奢さを意識して

「細ストラップが繊細でヌーディな足元を強調し、さりげなく色っぽさを足してくれるんです。キラッとしたメタリック素材、ポインテッドトゥで女らしいディテールを上乗せすれば完璧」（大平さん）

甲の細ストラップとつま先の間に指股がのぞき、足がきれいに見えるのはもちろん、ハッとするような女らしさも。アースカラーのワントーンが華やぐリュクスなゴールドも小粋に。

靴（0.7）￥60000／ドレステリア 銀座店（サミュエル ファイリ）　カットソー￥15000／アンシェヌマン（アナディス）　スカート￥8900／ノーク　ヘアバンド￥800／お世話や　イヤリング￥2680／サンポークリエイト（アネモネ）　時計￥21000／オ・ビジュー（ロゼモン）　バッグ￥62000／アマン（ア ヴァケーション）

Question
きれい色から選ぶなら？

ANSWER
断然、暖色系ベイクドカラー！

「秋冬はしっとりと女らしいベリーやオレンジなど温かみのあるカラーがおすすめ。特に、焦がしたような渋みのある色合いが今年の主流。スエードならこっくりとした色みが引き立ちます」（大平さん）

（右から）さし色として定番の赤も、くすんだボルドーならぐんとシック。甲をおおうプレートデザインがクラシカルな上品さを印象づけます。靴（1.5）￥24000／ウォッシュ ルミネ横浜店（ファビオ ルスコーニ）　

オレンジがかったブリックカラーは、トレンドのブラウンコーデとも相性抜群。同素材のバックルで色を主役に。靴（1.2）￥27000／ゲストリスト（ルチェンティ）

女らしさに拍車がかかるベリーカラーも狙い目。驚くほどスムースなスエードでラグジュアリー感も手に入れて。靴（1.5）￥48000／アマン（ペリーコ）

Question
アクセントになる柄を靴で取り入れるなら？

ANSWER
意外と合わせやすいパイソン柄がいち押し！

「ベージュベースで柄の濃淡が強すぎないものを選べば、スッとコーディネートになじみます。柄に多少の主張がある分、デザインはシンプルなタイプが品がよく活用しやすいですよ」（大平さん）

アースカラーのワンピースに溶け込ませることで、ナチュラルな雰囲気に。

靴（1.8）￥17000／オデット エ オディール 福岡ヴィオロ店（オデット エ オディール）　Tシャツ￥24000／ジェームス パース 青山店（ジェームス パース）　ワンピース￥27000／インターリブ（サクラ）　ピアス￥21000／アマン（アンセム フォー ザ センスズ）　バングル￥27000／フラッパーズ（シンパシー オブ ソウル スタイルズ）　ストール￥29000／シップス 有楽町店（ファリエロ サルティ）　ショルダーバッグ￥12000／ル タロン プリュ 有楽町マルイ店（ミロス）

Question
素材で今らしさを盛り上げるには？

ANSWER
秋感とフェミニンさが手に入るモコモコ素材を

「秋冬素材の王道といえばファー。今年は靴にもファー素材が多用されているんです。一点投入するだけで手軽に秋めきますし、＂足元に小さく＂なら大人にちょうどいいフェミニンさを演出できます」（大平さん）

（右から）愛らしさのあるカーリーなファーで定番のバレエシューズを更新。クリーミーなベージュならやわらかな雰囲気も右肩上がり。靴（0.8）￥24000／スピック＆スパン ルミネ有楽町店（スペルタ）

スエード調素材との組み合わせが上品さを添え、きれいめパンプスの延長線上で楽しめます。後ろ姿まで抜かりなく。靴（1.5）￥13000／ダニエラアンドジェマ

光沢のあるブラックファーでスニーカーをよそ行きに。靴￥10000／カメイ・プロアクト（スペルガ）

Question
ショートブーツで鉄板の黒。今年の一足は？

ANSWER
吟味すべきは、女らしいディテール

「今年はレディライクなトレンドも盛り上がっているので、カジュアルに転じがちなショートブーツこそ女らしさを重視。マットな表革、丸みスクエアトゥ、ほっそりとした形など、洗練度の高い一足を選んで」（大平さん）

スレンダーかつシンプルなフォルムで上質感がきわだち、きれいめスタイルを引き立てます。ボリュームスカートとの合わせもすっきり着映え。

靴（1.8）￥29000／フラッパーズ（カルツァイウオーリ・フィオレンティーニ）　Tシャツ￥14000／サザビーリーグ（フランク＆アイリーン）　ジャケット￥9200／ミラ オーウェン ルミネ新宿2店（ミラ オーウェン）　スカート￥44000／ウエスト（ブルーバード ブルバード）　ピアス￥4200／ティアラ（ラ ピエス）　スカーフ￥11000／アルアバイル（マニプリ）　バッグ￥15000／フラッパーズ（マルシェ）

Question
ちょっと差のつくスニーカーは？

ANSWER
人気ブランドのコラボに注目！

「付加価値を求めるなら話題性のあるコラボスニーカーに注目！　感度と履きやすさを追求したスポーツブランドとセレクトショップのコラボや体幹を鍛えられる逸品まで、今季はバリエも豊富です」（大平さん）

（右から）ロングセラーの996シリーズの別注。清潔感のある白ベースに、ロゴとかかとにパイソンをきかせて。靴￥10900／ビューティ＆ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店（ニューバランス×ビューティ＆ユース）

オールブラックがシーンレスに活躍。アスリート向けシューズを開発する「ミズノ」とのコラボならではの確かな履き心地も秀逸。靴￥19000（9月発売予定）／アングローバル（ミズノ フォー マーガレット・ハウエル）

「MBT」の厚みのあるカーブドソールで体幹が鍛えられる機能性にも優れた一足。靴￥19000（9月発売予定）／カメイ・プロアクト（パトリック×MBT）

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『「最旬フラット靴」に変えて、 新しい私に！』詳しい内容は2019年LEE9月号（8/7発売）に掲載中です。

撮影／森脇裕介（モデル）　魚地武大（TENT）（物）　ヘア&メイク／森野友香子（Perle Management）　スタイリスト／大平典子　モデル／竹内友梨　取材・原文／榎本洋子　撮影協力／Baluko Laundry Place代々木上原

※靴の価格の前の（　）内はヒールの高さで、単位はcmです。（編集部調べ）
※商品の価格は本体価格（税抜き：2019年8/7発売LEE9月号現在）で表示しています。