カジュアル派の日常に欠かせないボトムといえば、パンツ。この夏、頼れる定番&旬の一本はどう選ぶ?
ベーシックスタイルに定評のある、エディター磯部安伽さん、スタイリスト福田麻琴さんのお二人に、暑い季節ならではのパンツ選びとはきこなしをうかがいました!
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スマートベーシック派 磯部安伽さんの夏スタイル
涼しさ優先でシンプルに装う夏は、存在感のあるパンツを相棒に
Basic
夏も頼れる定番の一本
ハイウエスト チノパンツ
Shinzone
シンゾーン
「ハリのある生地や合わせやすい色、メンズ風の本格派な佇まいに惚れ込み、3 年ほど愛用している名品チノ。足首が見えて、涼しげにはけることも夏に活躍する理由のひとつ」(磯部安伽さん)
Basic style 01 »
軽やか素材のビッグシャツはあえてウエストアウトで抜け感を
「定番パンツには着こなしで新鮮味を加えます。シャツ合わせは、いつもならウエストインするところですが、あえてウエストアウトで着てメンズっぽさを上乗せしました。微光沢、とろみ素材のネイビーのビッグシャツは、衿を抜いて着るのが気分。洗えるキュプラの、賢い一枚が夏に重宝します」(磯部安伽さん)
Pants : Shinzone
Shirt : sulvam Tank top :ATON
Bangles :MALAIKA Bag:LOEWE
Sandals :K. JACQUES
Basic style 02 »
アースカラーのロゴTで定番チノに遊び心をプラス
「定番のチノが、アースピンクのロゴTという遊び心満載のチョイスをしっかり受け止めてくれます。キャッチーな流行を手にとりたいときにはイザベルマランをチェック! 大人が等身大で着られる"攻め"アイテムが見つかります。小さめの黒レザーバッグを合わせて、どカジュアルを中和しました」(磯部安伽さん)
Pants : Shinzone
T-shirt : ISABEL MARANT
Sunglasses : EYEVAN
Bag : HERMÈS(VINTAGE)
Sneakers : CONVERSE
Trend
涼感で選んだ旬の一本
センタープレス リネンパンツ
THIRD MAGAZINE
サード マガジン
「今季、手に入れたホワイトリネンパンツ。センタープレスやハイウエスト、テーパードシルエットなど"ほっこり"見えないデザインだからこそ、カジュアルに着ても決まるんです」(磯部安伽さん)
Trend style 01 »
夏らしいホワイトコーデは旬のブラウンで縦長にトリミング
「お気に入りの白パンツを手に入れたら、白×白のワントーンコーデは欠かせません。ニットジレをはおれば、気負わないデイリーなムードに。かごを合わせて土っぽい茶系でまとめた中で、サンダルだけは黒を。バッグと靴の色を統一しないことで、奥行きやさりげないメリハリが生まれるんです」(磯部安伽さん)
Pants : THIRD MAGAZINE
Knit gilet : ESSEN.LAUTREAMONT
Tank top : ATON Necklace :GUCCI
Bag:CPCM Sandals : VICINI
Trend style 02 »
モノトーンボーダーで大人のフレンチマリンを完成
「カジュアル派にとっての定番コンビ、ボーダーとかごバッグ。ボーダーは白×黒を選び、かごには黒を基調としたスカーフを結んで。シャープさを備えたリネンパンツと一緒なら"ほっこり"せず都会的にシフトできます。ヌーディなサンダルで、小さく赤をきかせて、大人のマリンスタイルの完成です」(磯部安伽さん)
Pants : THIRD MAGAZINE
Tops : Traditional Weatherwear
Bag : Deuxième Classe
Skirf : HERMÈS
Sandals : ISABEL MARANT
筋金入りのパンツ派の私が通年で愛用している定番のチノと、夏になると出番が増えるリネンパンツ。使い勝手やはき心地はもちろん異なりますが、共通点があるんです。
それは夏のコーディネートを、ぐっと引き締めてくれる存在感。
チノはメンズライクで骨太な佇まいだからこそ、ワンツーでも、シンプルに合わせても着映えが叶います。
もともと大好きなリネン素材は、今季は一大トレンドで、バリエーションが豊富。デザインにきれいめ要素の詰まった一本を選び、カジュアルな着こなしを満喫することにしました!
(磯部安伽さん)
フレンチベーシック派 福田麻琴さんの夏スタイル
デニムと黒パンツ。ワードローブに欠かせない定番を夏らしく更新
Basic
夏も頼れる定番の一本
ストレート デニムパンツ
AGOLDE
エーゴールドイー
「股上が深く、裾にかけて少しだけ広がったシルエット。レトロな西海岸風のデニムを、最近手に入れました。オーソドックスさと今っぽさが共存した、バランスのいい一本です」(福田麻琴さん)
Basic style 01 »
究極の夏カジュアルの日こそ小物は大人っぽさを重視
「シンプルな夏カジュアルの代表、Tシャツ+デニム。スニーカーではなく甲深なバレエシューズを、かごではなくハンドル付きのレザーバッグを。小物のチョイスを一段階かっちりさせれば、デイリーな着こなしがぐっと大人っぽくなります。肌になじむオートミールカラーのTシャツは12closetで作ったリネン混。涼しく着られます」(福田麻琴さん)
Pants : AGOLDE
T-shirt : 12closet×MakotoFukuda
Sunglasses : EYEVAN
Bag : HERMÈS(VINTAGE)
Shoes : MOHI
Basic style 02 »
デニムに色をきかせるなら落ち着いた印象のテラコッタを
「落ち着いたテラコッタカラーをなじませつつきかせるのも、この夏の気分。プルオーバーのカフタンブラウスはコットン素材。ジャブジャブ洗えるし、シワや汚れもノープロブレム。気を使わず着られて、息子との外出に最適なんです。揺れ感が女性らしく、カジュアルに寄りすぎないので、よくデニムと一緒に登場させています」(福田麻琴さん)
Pants : AGOLDE
Blouse : MACPHEE
Tank top : PLST
Bag : Ailleurs Paris
Sandals : MICHEL VIVIEN
Trend
涼感で選んだ旬の一本
グルカ風 タックパンツ
muller of yoshiokubo
ミュラー オブ ヨシオクボ
「今年らしいマットなとろみ素材。ベルト付きのグルカ風デザインも新鮮で、夏のシンプルな着こなしを活性化させてくれます。はき心地はラクなのにきちんと見えるのもうれしい!」(福田麻琴さん)
Trend style 01 »
風通しのいいガウンは青と黒で都会的に楽しむ
「夏の黒が、シックで好きなんです。独特の存在感や魅力がありますよね。リゾートを思わせる鮮やかなブルーのガウンワンピースも、この夏は黒のワントーンにはおって都会的に楽しみたい! 上下を黒でつないでみると、パンツのすっきりとしたテーパードシルエットや、足元とデコルテの肌見せが抜け感の演出に効果的なんです」(福田麻琴さん)
Pants : muller of yoshiokubo
Gown one-piece : ne Quittez pas
Camisole : Curensology
Bag : agnès b.
Sandals : ATP
Trend style 02 »
細ボーダーと旬パンツで新鮮なフレンチスタイルに
「愛してやまないパリジェンヌスタイルも、旬顔パンツを合わせると新鮮に映ります。パンツを主役にするなら、トップスはあくまでシンプルで、少しだけひねりのあるものがベター。細ピッチの白黒ボーダーに、さりげなくロゴを置いたTシャツを選びました。足元はKedsのスニーカー。ノーズが長めで、シュッとした印象が叶います」(福田麻琴さん)
Pants : muller of yoshiokubo
T-shirt : 12closet×MakotoFukuda
Bangle : sympathy of soul style
Bag : HERMÈS(VINTAGE)
Sneakers : Keds
涼しくいたい夏は着こなしがシンプルになりがち。だからこそ、どこかポイントになるパンツを選びます。
体になじみつつ目新しさのあるデニムに、旬素材&デザインの黒パンツ。デニムと黒パンツという2 大定番を、夏に向けて更新しました。
毎日のコーディネートは撮影現場に対応できるカジュアルが基本ですが、息子の学校やかしこまった打ち合わせなど、必要な"きれいめ"レベルはその日の予定次第。
そんな"きれいめシフト"にマッチすることも、この2 本が重宝する理由なんです。
(福田麻琴さん)
撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/TOMIE(nude.) 取材・文/本誌編集部
※商品の価格は本体価格(税抜き:2019年7/6発売LEE8月号現在)で表示しています。価格表示のないものはすべて私物のため、すでに購入できないものも多数含まれています。詳しくはLEE8月号をご覧下さい。
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