『成長の記録 ~全曲バンドで録り直し~』
KREVA
キャリア15年間の名曲がバンドサウンドで生まれ変わる
2004年にシングル『音色』でソロ活動を開始して今年で15周年。ソロワークの集大成としてリリースされるのは、15年間に生み出してきた楽曲から、KREVA自身が選曲した全17曲をバンドサウンドで録り直すという挑戦的なベストアルバム。『音色』はもちろん『スタート』『アグレッシ部』など何度も耳にしてきた名曲も、バンドの人間味あふれる音とともに聴くと新鮮。キャリアを重ねたKREVAの声も楽器のひとつのよう。(スピードスター レコーズ)
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『RAINBOW』
HY
結成20周年を迎えたHY。これまでもシングルはリリースしたことがなく、アルバムにこだわってきた彼らだからこそ節目の年もベストアルバムではなくオリジナルアルバムを制作。仲宗根泉のボーカルが冴えるバラード『いつか』、ライブで聴きたくなる『no rain no rainbow』をはじめ全13曲を収録。(UNIVERSAL J)
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マーク・ロンソン
昨年は星野源とのダブル・ヘッドライナー・ショーを行い、映画『アリー/スター誕生』の主題歌で今年のグラミー賞などトリプル受賞を果たしたマーク・ロンソン。離婚を経験したことから生まれ、本人が"sad bangers"と呼ぶ切なさと踊れるビートがミックスされた全16曲を収録。(ソニーミュージック)
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The Wisely Brothers
昨年メジャーデビューしたスリーピースバンド2枚目のアルバム。バンド名は"Brothers"だがメンバーは全員女性。そのサウンドも懐かしいようで新しい不思議な感覚が。Vo.真舘晴子のやわらかい歌声が、洗いたてのリネンのシーツのように、気持ちをまるっと包み込んでくれる。7月17日発売。(日本コロムビア)
取材・文/古川はる香