『+』
女王蜂
肩書なんてナンセンス! カッコよくてナンボでしょ!?
サウンド、ビジュアルともに独自のスタイルを確立している、今年で結成10周年となる4人組バンド。5月に公開された映画『貞子』主題歌の『聖戦』をはじめ、エッジのきいた音をVo.アヴちゃんの変幻自在な歌声が彩る。見ないふりをして心の奥底にしまってある記憶に触れるようなエモーショナルな歌詞も。アヴちゃんをはじめ、メンバーは生年、性別、国籍不詳。でもそんなことは、音楽にハマるかどうかには関係ない情報だと感じさせられる。(ソニーミュージック)
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『三毒史』
椎名林檎
宮本浩次、櫻井敦司、向井秀徳、トータス松本、浮雲などゲストボーカリストとの楽曲はそれぞれのカラーがきわだつ。そこに椎名林檎ソロ楽曲が交じり合い豪華すぎる全13曲。リリースのたびに進化を遂げてきた彼女のデビュー20周年、アニバーサリーイヤーを締めくくるのにふさわしい作品に。(EMI Records)
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『マダムX』
マドンナ
前作から4年ぶりの最新作。マドンナが数年前から生活の拠点にしているポルトガル・リスボンで生まれた一枚だそう。聴くだけで勇気がわき上がる『アイ・ライズ』など、さすがクイーン・オブ・ポップというしかない全15曲はラテンをはじめ世界中の音楽&カルチャーの影響が。(ユニバーサル インターナショナル)
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『Dream Baby Dream』
EGO-WRAPPIN’
ハスキーかつ伸びやかなVo.中納良恵の歌声は時に力強く、時にチャーミングでさらに幅の広がりが。ゆったりとメロウな『timeless tree』や『衛星ハロー』などアルバムタイトルどおりいい夢に誘ってくれそうな全11曲。どこで聴くかといえば、やっぱり1日の終わりにベッドの中で聴きたい。(トイズファクトリー)
取材・文/古川はる香