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FOOD

高見澤恵美

まるで本物のクイズ番組!楽しみながら食育を学べる「しょくいずアカデミー」を体験してきました!

  • 高見澤恵美

2019.06.10

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ワーキングマザーの忙しさを言い訳に、平日子連れ外食や、レトルト晩ごはんの回数も頻繁なわが家。食育とはほど遠い暮らしを改めたい……という思いもあり、hanami表参道にて開催された食育のイベント「しょくいずアカデミー」に、保育園児の息子(年中の学年)とともに足を運んできました。会場では、親子で食に対する気付きがあったりと有意義な時間を過ごすことができたので、その様子をご報告いたします。

「しょくいずアカデミー」とは?

テレビ番組プロデューサーであり、食育プロデューサーとしても活躍中の吾妻聖子さんがプロデュースするエンターテイメント型イベント、「しょくいずアカデミー」。クイズ形式で食育を楽しく学べたり、食育にまつわるさまざまなブースで遊べたり……と、盛りだくさんな内容となっています。

会場では、メインコンテンツである食育クイズの前に、まずはさまざまな食育ブースを堪能。先述の通り、食には自信のない私たち親子でしたが(食育クイズ、息子はおろか親も正解する自信なし……との不安もありつつ)、のっけからテンションアップ!

まずは、12種類の野菜の種をみて、なんの種かを当てる【このタネなんダネ?】ブースへ。

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  • 「キャベツの種はどれでしょう?」など、いきなり大人も正解が分からない難問が出されるも、子どもたちなりにアレコレ考えて当てていました。

  • おやつに大根を要求してくるほどの大根好きである息子。種を見て、「これが大根に……」とうっとり!

  • 5歳息子も、一緒に参加したお友達のゆいちゃん(4歳・同じく年中の学年)も、何度もやりたがるほどのハマりよう。「親子で朝顔の種を蒔いたりしているので娘も種に興味があったようで、種の実物に大興奮。ゲーム感覚で楽しめるのもよかったようで、全問正解しても何度も挑戦していました(笑)。今度は野菜の種を一緒に植えてみたいです」(ゆいちゃんママ)

【やさいdeアート】のブースでは、好きな野菜をお皿に並べて顔を作るアートな体験を。

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  • さまざまな種類の野菜を好きなだけ触れる、ちょっとレアな体験ができるコーナー。

  • 息子も挑戦。自由に野菜を触れることが新鮮だったようで、合間ににんにくとたまねぎの皮をむきだして……。「それ以上むくと、手がちょっと臭くなるかもね~」とスタッフの方に止められていました(が、むいていました・苦笑)。

  • どうにか完成!

  • スタッフさんと「髪の毛は何にする? レタス? ブロッコリースプラウトは?」「ブロッコリースプラウトにする!」などと野菜トークを楽しみながら、ゆいちゃんの作品も完成!

【このタネなんダネ?】では、「きゅうりの種、今度見てみよっか?」、「トマトの種、いつも食べてるんだよ。気付いてた?」、【やさいdeアート】では、「髪の毛にしたカイワレ、どんな味だろうね」など、リアルな野菜、種に触れながら、親子で野菜について話ができました。

どちらのブースでも、ブロック遊びに負けないくらいの食いつきのよさ。野菜にこんなにも夢中になるなんて……とひそかに衝撃を受けました。短時間の体験ではありましたが、今度子ども包丁を持たせて、野菜を切らせてみようかな、サラダ作りをお願いしてみようか……などと、色々なアイデアが浮かんできます。子どものためのものだと思っていた食育でしたが、親の意識を変える効果もあるようです。

ゆいちゃんママからも、「スーパーや八百屋さんでもお買い物中に、娘もお野菜に触れることがありますが、今日のようにさまざまな種類のお野菜に自由に触れさせることができる体験は貴重ですね!」と喜びのコメントが。

続いては、人気消しゴム版画イラストレーターさんが直接レクチャーしてくれる【とみこはんの 消しゴムはんこde食育】のブースへ。

食べ物モチーフの約100個のハンコの中から、好みのはんこを選んでエコバッグに押すワークショップ。子どもだけでなく大人も夢中になって、トート作りを楽しみました。とみこはんさんにグラデーションの付け方を教わるなど、貴重な大変も!

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  • ブースの一角には、とみこはんさんの作品も。こんな素敵なトートを消しゴムハンコで作れるなんて……!

  • 消しゴムハンコが並ぶ作業台へ。

  • 気に入った消しゴムはんこをトートにペタペタ。

  • 息子も真剣。

  • とみこはんさんが直々にアイロンがけの仕上げを。

  • とみこはん先生とパチリ!LEEでは過去にはんこ特集に出ていただいたこともあるとみこはんさん。実はLEE5月号別冊付録(「1日5分できれいが続く!『ためない掃除』完全版」)掲載のお掃除道具のイラストも、とみこはんさんによるもの!

  • ゆいちゃん(4歳)の作品。好きな食べ物がたくさん! 食育トートの完成です。

  • 誤ってスタンプ台を直接押し付けたりと失敗もしつつ、完成した息子(5歳)のトート。おなじみのバナナやスイカも登場させて、本人的には大満足の仕上がりだったようです……。

  • 他の親子の作品も、とってもキュート……!

  • 指差しを楽しめるようにさまざまなハンコを押したり……それぞれ工夫を凝らしていました。

本格的セットの中で、食育クイズに答える【しょくいずアカデミー】

お次はいよいよ本日のメインイベント、【しょくいずアカデミー】の時間。2階に移動すると、そこには本物のクイズ番組さながらのセットが!

こちら、なんと普段はテレビのセットを手掛けている美術さんが作ったクイズ番組風セットなんだそう。子どもたちもすっかりその気に!

司会のタレント・井上和香さんから「この中で仲間はずれはどれでしょう?」など、食べ物にまつわるクイズが出題され、子どもたち早押しボタンを「ピコンッ!」と押して回答。

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子どもたちはテレビ出演した気分を味わえて、大興奮。勉強っぽさもないのに、食の知識が学べてしまう、画期的なコンテンツでした。クイズに参加したゆいちゃんママも、「娘は早押しボタンを気に入ったようで、ごきげんで押していました。クイズ自体も、参加する子どもたちの年代に合わせて幼少向けの問題だったことも好印象でしたね。そして、司会の井上和香さんがとっても穏やかな表情で、子どもたちにやさしく声をかけてくださったのがよかったです。おかげで、みんな緊張せずに問題に答えられたと思います」と感激していました。

ラストは【賛否両論 笠原シェフの おだし道場】で、本物の味を知る

さらに、イベント後半にも楽しみな催しが。人気和食店「賛否両論」のオーナーシェフ・笠原将弘さんが、子どもたちの目の前で、鰹節を削ったり、お出汁の取り方をレクチャーしてくださったんです!

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  • いざ、基本のお出汁のとり方の実演がスタート!「昆布は水につけておくだけでも出汁が出ます。加熱のはじめからいれておいてください。60~70度の温度帯が一番いい。それ以上になると、えぐみやくさみなど悪いところが出てくるので気をつけて」(笠原さん)

  • 子どもたちの目の前でかつおぶし作り。

  • 削りたてのかつおぶしを食べる子どもたち。「おいしい~!」(イベント終了後も、皆でかつおぶしを食べ続けていました・笑)

  • 昆布とかつおの出汁が完成!

  • きれいな色!

  • 塩としょうゆをほんの少し加えたら……

  • 子どもたちにふるまってくださいました!

  • 子どもたちからは「おいしい!」「お代わりください!」の声がやまず……!「日本のお出汁は世界最速でできる出汁。このだしをとれるようになったら勝ったも同然。いろんな料理に使えますからね。おやつにもいいですよ(笑)」(笠原さん)。笠原さんによる一番出汁の味を知ってしまった子どもたち。将来、グルメな大人になること間違いなし!?(息子もお代わりを10杯くらい要求していました……ヤミツキのようです)

盛りだくさんな内容のイベントを経験した子どもたちは、「また行きたい!」と早くも盛り上がり中。

後日談ですが、息子より「鮭とサーモンはどう違うでしょうか?」など【しょくいずアカデミー】で得た知識をクイズとして出題されたり、「朝ごはん、オレが作るよ!」といった提案があったりと、食の話題が増えたように思います。

ゆいちゃんママからは、「今回思う存分野菜を触れられたおかげか、生まれてから4年7カ月、1度も食べたがらなかったきゅうりを、自分から急に食べたんです。『おいしい~』と言いながら! びっくりですよね。食育イベントでの経験が、野菜への苦手意識をなくしてくれたのかもしれませんね」とうれしい報告が。

普段はなかなかできない「食育」。今回のようなイベントに参加することによって、暮らしの中でも食に対する意識が変わってくるのだなぁ……と実感できました。第2回は今秋に予定されているそうなので、今から楽しみにしています。気になった方は公式サイトをのぞいてみてくださいね。

高見澤恵美 Emi Takamizawa

LEEwebエディター・ライター

1978年、埼玉県生まれ。女性誌を中心に女性の性質や人間関係の悩みに迫り、有名無名千人超を取材。関心あるキーワードは「育児」「健康」「DIY」「観劇」など。家族は夫と4歳の息子。

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