生クリームより好きかも!
すっかり春めいて、薄着になってきましたね。そうなると気になるのが……お腹周りのシルエット!「ああ、痩せなきゃな」と少しでも身体が喜ぶランチを求めて立ち寄った、表参道にある『ブラウンライス』。ダイエットは頭にあるのですが、やっぱりデザートは諦められない(泣)。でも、ここのなら平気です、きっと(笑)。だって、注文したよもぎケーキに添えられていたのは、イチゴ味の豆腐クリームだったのですから。これがなめらかでおいしくて、しかも満足感があってビックリ!(全部食べたい気持ちをグッと抑えて、家族とシェアしました)
すっかり気に入ったので、家でも作ってみることにしました。初級編としてイチゴ味ではなくプレーンのものをお試し。生クリームのホイップ代わりの『甘い系豆腐クリーム』と、クリームチーズやホワイトソース代わりになる『しょっぱい系豆腐クリーム』の2種類をご紹介します。
超簡単!豆腐ティラミス
いきなり出来上がりの画像から。甘い系豆腐クリームとココアパウダーにきび砂糖を混ぜたものを層にした、豆腐ティラミスです。豆腐クリームはこれで半丁分くらいを使用。
一般的なティラミスはマスカルポーネチーズで作りますよね。豆腐だとまったりした感じはないですが、むしろこのさっぱり感がいい感じなんです!少しお砂糖はパウダーに入れましたが、乳製品も小麦粉も不使用。さっぱりなのにお腹にはたまるので、ダイエット中のデザートとしてはとてもオススメですよ。
では、豆腐クリームの作り方です。
【甘い系豆腐クリーム】
〈材料〉
・絹ごし豆腐 1丁
・メープルシロップ 大さじ3
材料はたったこれだけ。
絹ごし豆腐をキッチンペーパーで包んで、重石を乗せ、数時間ほど冷蔵庫で寝かせます。我が家には電子レンジがないのですが、お持ちの方は500wで3分ほど加熱するとすぐに水切りができます。
メープルシロップを加えて、ハンドミキサーやフードプロセッサーで混ぜるとツヤツヤでなめらかな豆腐クリームがあっという間に完成!
このクリームを使ってもう2品、簡単スイーツとおかず作ります。しょっぱい系もこの後ご紹介しますよ!
ほんの少しのチョコで大満足!『チョコミンとうふ』
チョコレートって食べだすと止まらないのは私だけでしょうか?チョコレートは2かけだけなのに、とっても満足感のあるスイーツが作れました。名付けて『チョコミンとうふ』。先ほどご紹介した、甘い系の豆腐クリームにミルクチョコレートを2かけ、割って入れます。簡単に混ぜたらミントを飾って出来上がり。簡単すぎてごめんなさい!でもこれ、ハマるんですよね。
甘い系でおかずも作れる!
甘い系豆腐クリームにレモン汁を少し入れて、アボカドと燻製サーモンに和えます。普段はマヨネーズやクリームチーズで和えることが多いのですが、この豆腐クリームとの相性もとってもいい!カロリーも押さえられて、レモンでアボカドの変色も抑えられます。
あっさりしている分、ディルを添えて香りをプラスするとさわやかな味わいでいい感じです。続いては、しょっぱい系のクリームをご紹介します。
クリームパスタも豆腐クリームで!
ここからは、しょっぱい系の豆腐クリームで作ります。生クリームたっぷりのクリーム系のパスタも大好き!でもカロリーが気になっていました。でも、豆腐クリームなら心置きなく完食できちゃいます。しょっぱい系の豆腐クリームを豆乳で少しゆるくして温め粉チーズを少々混ぜてパスタソースを作ります。茹で上がったパスタとアスパラ、スモークサーモンと和えれば完成!
〈しょっぱい系豆腐クリーム〉
【材料】
・絹ごし豆腐 1丁
・顆粒コンソメ 小さじ1
・塩 小さじ1/2
・コショウ 少々
すべての材料をボウルに入れてハンドミキサーやフードプロセッサーで混ぜるだけです。このクリームを使ってあと2品作ってみましょう。まずは、ベジタブルドリアです!ホワイトソースの代わりに豆腐クリームを使いました。
パセリやパン粉を散らせばもうちょっと見栄えもよかったのですが……、味は最高でした!耐熱皿にバターを塗り、ご飯を敷き詰めます。その上に炒めた玉ねぎ、マッシュルーム、ヤングコーン、カボチャ(下茹でして炒める)などの野菜を豆腐クリームと混ぜて重ねます。最後にピザ用チーズをかけてオーブンでこんがり焼いて出来上がり。ホワイトソースよりも味わいが深いというか、飽きのこない味でした。
いかがでしたか?しょっぱい系のクリームには、コンソメ以外にも中華スープのもとや和風だしなどのアレンジも。ぜひぜひ一度お試しあれ!
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上紙夏花 Natsuka Uegami
ライター/ビューティープランナー
1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳