インテリアに食、雑貨・・・暮らし回りの仕事に携わる人たちのバッグは、それぞれにこだわりポイントが!
気になるあの人の大小バッグ使い分け、第2回は、イラストレーター平澤まりこさんや、料理研究家ワタナベマキさんなど、丁寧に暮らしを彩る人たちのバッグをご紹介します。洗練されたセンスがにじみ出る中身も必見です。
イラストレーター 平澤まりこさん
大バッグ
スタイリングがぐっと新鮮になるレクタングルのシルバートート
「イスラエルで生産されたかごは、縦糸にサイザル麻、横糸にカラフルなチョコの包み紙を使ったユニークな配色が特徴。底がしっかりあるので、持ち寄りパーティに保存容器やワインを持参する際にも役立ちます。手持ち服がごくシンプルなものばかりなので、私にとってバッグはアクセ代わり。だから、少しだけスパイスのきいたものを選ぶことが多いですね」
- ノートはポスタルコのもの。メモやイラストを描く際に平らに開けるリング綴じタイプが好き。
- アーツ&サイエンスのポーチはイエロー。探しやすいよう、小物は派手色が基本。
- トナカイ革のコインケースにはラトビアで拾った琥珀を入れ、お守りとして持ち歩いて。
- 薄くて軽いドーサのストールは旅先にも携帯します。
小バッグ
KOのフリンジポシェット
スタイリストの岡本敬子さんのブランド「ケイオー」のポシェットは、素材の柔らかさと品のあるフリンジのあしらい、フタなしでさっと物が取り出せる気軽さがお気に入り。
キャンドル作家 マエダサチコさん
大バッグ
洗練された雰囲気のエバゴスのエナメルバッグが使える!
「エバゴスのバッグが好きで10個ほど持っていますが、その中でもこれはいちばん使い勝手がいいんです。舟型で収納力がありますし、内側にかごのポケットと布ブタがついて実用度も高め。仕事のときはロウがついても洗えるコットンブラウスを着ることが多いので、ナチュラルコーデをピリリと引き締めてくれる黒エナメルがしっくりくるんです」
- トゥデイズスペシャルで買った赤ポーチには、エトヴォスのミネラルコスメなどを。ちなみに青ポーチは文具用。
- いい香りのするものが好き。フランス土産の石けん箱に鍵を入れて。
- ハンカチは白を2 枚。右はノンアイロンで使える形状記憶のもの。
- 仕事柄、手荒れが気になるので、マリエン薬局のプレミアムレスキュークリームをこまめに塗るようにしています。
小バッグ
アニヤハインドマーチのクラッチバッグ
プライベートではネイビーの洋服をよく着るので、ワンポイントに持てるレトロ柄クラッチを1年ほど前に購入。ミニ財布、ハンカチ、スマホ、リップがちょうど入るサイズで、ストラップをつければポシェットにも。
IDÉE VMD 小林夕里子さん
大バッグ
トレンド感をほどよく取り入れられるRTHのバンダナトート
「セレクトショップ、CPCMで見つけたバッグは、2枚のバンダナと柔らかいヌメ革を組み合わせて作られた、クラフト感あふれるトート。ショップのディスプレイを担当しているので、紙資料を入れて店舗間を移動することが多く、そんなときに柔らかくとても軽いこのバッグが役立つんです。使うほど味が出るレザーの風合い、旬のバンダナをさりげなくコーディネートに取り入れられるところもいいですね」
1.2. ドキュメントファイルと名刺入れはポスタルコ。いただいた名刺やショップカードはファイルのほうに入れて整理します。
3. 加賀美健さんのシュールなイラストブックを通勤中に眺めてリラックス。
4. 商品を生産する際に出る端材で作った、皆川明さん監修のPOOLのエコバッグ。荷物が増えたらこちらも併用。
小バッグ
ヨハンナ・グリクセンのテトラバッグ
北欧のテキスタイルデザイナー、ヨハンナのファブリックを使った三角錐型バッグ。どこか和風の雰囲気にも惹かれて購入。「着物や浴衣などに合わせても可愛く持てそう」
料理研究家 ワタナベマキさん
大バッグ
エバゴスの2WAYトートは肩がけできる実用性と大人なレザー使いが魅力
「数あるキャンバストートの中で私が惹かれたのが、レザー使いのエバゴスのバッグ。バッグはいくら見た目が素敵でも、重かったり使いにくいと出番がなくなってしまいますが、これは荷物が増えたらショルダーになるし、内側が5つに分かれていてペットボトルなどを入れられるビニールコーティングスペースも。紙資料がすっきり収められるポケットもあって、本当に実用的です!」
1. フォグ リネンワークとマキさんでコラボした刺しゅうハンカチ。
2.3. レシピ案を書き込む大判ノートと手帳はエルメスのもの。料理の仕事を始めた15年ほど前に奮発して購入した手帳は、思い出いっぱい。ボロボロになっても買い替えられないそう。
4. エシカルの保湿もできる衛生ジェルは、レモン精油と小麦由来アルコールを使用。仕事中も安心して使えます。
小バッグ
レンのくったりポシェット
くたっとした質感のゴートレザー素材のミニポシェットは、バッグインバッグにしたり、旅行先に持っていったりと小回りがきくアイテム。上品なベージュ、持っていることを忘れる軽さもうれしい!
カメラマン 馬場わかなさん
小バッグ
機材以外の荷物は小回りがきくアナックのミニショルダーへ
「料理などの撮影でご自宅にお邪魔することが多いため、機材以外の荷物はなるべくコンパクトに、バッグも小さめのものを持つよう心がけています。浅草のショップ、アナックのレザートートは、丸みを帯びた形と、小さいわりに持ち手が長くショルダーになるのがいいんです。使いすぎて裏地が破れてしまったので、お直しに出して長く愛用したいと思っています」
- 手帳は「わたしの手帖」。コンパクトなサイズが使い勝手がいいそう。
- もう10年は使い続けているボッテガ・ヴェネタの茶財布。
- 早川ユミさんのワークショップで作った布カバーを母子手帳ケース代わりに。
- オールドマンズテーラーのリネンポーチには、Dr.ハウシュカのハンドクリームやシゲタのオイルを入れています。
大バッグ
お気に入りショップの大判の布バッグ
フィルム撮影時代に、現像したベタ焼きが入るからと使い始めた布バッグを、今は子連れのときに着替えなどを入れて活用。右はiroiroの繊細な刺し子入り、左はオールドマンズテーラーのリネンガーゼバッグ。
次回は、LEE誌面でも大活躍の、スタイリスト&エディターのバッグをお届けします。
撮影/馬場わかな(平澤さん分) 大森忠明(ワタナベさん分) 亀田 亮(小林さん、マエダさん分) 取材・原文/栗田瑞穂
詳しくは2016年11/7発売のLEE12月号に掲載 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら
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