里田まいさんスペシャルインタビュー「等身大の自分で、素直に」NY暮らし、家族まるごと成長中!
2019.03.25
NY生活、丸5年。仲睦まじい夫とのかかわり、二人三脚の子育て、新たな交友関係について……。
ますます広がっていく世界にも臆せず、持ち前のポジティブさでどんどん先へ進んでいく里田まいさんに、たっぷりとお話を伺いました!
Mai Satoda
さとだ・まい●’84年、北海道生まれ。’02年、アイドルユニット「カントリー娘。」の新メンバーとしてデビュー。’12年、野球選手である田中将大さん(ニューヨーク・ヤンキース)と結婚。’14年に渡米。現在は3歳の息子さんと愛犬・ハルとともにNY在住。
スクールに奥様グループ……昨年は“始まりの年”だった!
NY生活、丸5年を終えて帰国した里田まいさん。昨年LEEのイベントに登場した際に挑戦したいと話してくれていた、車の運転をついに再開させたそう! 「NYではまだ難しいんですけど、キャンプ先のフロリダのタンパで。行動範囲が広がって、新鮮な経験でした。夫が練習でいない時間に息子とドーナツ屋さんに行って、駐車場で車庫入れの練習をしたりも(笑)」と、有言実行したことを報告してくれました。
底抜けの明るさと屈託のない笑顔はずっと変わらないものの、あちらの生活にも慣れてすっかりニューヨーカー? そうたずねると「全然そんなことないんですよ! 特に昨年は、新しい経験も多くて“始まりの年”だったんです」と意外な答えが。
「NYでの生活は夫(ニューヨーク・ヤンキースの田中将大選手)のサポートがメインで、それはもちろん変わらないのですが、家の外に向けた母親業や妻業の割合が増えたなと感じます。息子が日本でいう幼稚園のような、スクールに通い始めたので、その準備や説明会への参加が大変だったり、新たなママ友ができたり。これまでは参加していなかった、ヤンキースの選手の奥様たちと連絡を取り合うためのグループにも、ついに入ることに! 新たなステージに進んで、人とのかかわりや、コミュニケーションを取ることが増えた一年だったなと思いますね」
中でも大きな変化は、息子さんがスクールに通い始めたこと。異国での情報収集やスクール選びは大変だったのでは?
「友達に聞いたり見学に行ったり、日本人専用で情報を提供してくれる電話窓口があるのでそこにかけてみたり。さまざまな文化や宗教がある国で、スクールにもそれぞれに特徴があるので、選ぶ中で、あらためてわが家は育児において何を大切にしたいかを、夫婦で考えました。まずは、楽しく元気に過ごせること! あとは、自由でもいいけど『ごはんは座って食べましょう』『使ったおもちゃはお片付けしましょう』など、日本に帰ったときに困らない程度のマナーがあるほうがいいかなと思い、そういった基準で選びました」
スクールに入ったことで、新たな保護者同士のつながりも。
「パパの送り迎えも多く、ママがあまりスクールに現れない家庭も。その分、PTA的な役員などに積極的に手を挙げたり、自分のできる方法で学校とかかわろうとする人が多い印象です。説明会でも、みんなどんどん質問するので圧倒されます。保護者のグループメールもできたのですが、いろいろ連絡はくるものの、あちらは“既読スルー”みたいな感覚がないんですよね。みんな忙しいから返事がなくてもOK、という感じで。そのままずっと返信なし、みたいなこともあるんだけど(笑)、そこはすごくラクだなと思います」(里田まいさん)
「チョコが欲しい!」と大騒ぎ 息子のやんちゃぶりが加速
息子さんは楽しんでスクールに通っていますか?
「全然(笑)。それまでは私とふたりきりの時間が多い生活だったので、最初の1カ月ぐらいは、離れるときに泣いて泣いて。早く慣れてほしいなと思うこともあったのですが、行きたくないと泣くのも、立派な自己主張なんですよね。アメリカにいると、自分を出したもの勝ちというか、しっかり自分をアピールしないといけないなと強く感じます。面談で、お気に入りのサングラスを絶対外さない!とずっとつけていても、先生も認めてくれて(笑)。どんどん意思表示が強くなっていますが、これも彼の個性だから、このままを認めてあげたいなと最近は思いますね」
とはいえ、息子さんは2歳10カ月(取材時)に。イヤイヤ期に加えて、どんどんやんちゃぶりが加速するお年頃なのでは……?
「先日も、スーパーでアンパンマンのペロペロチョコが欲しいと泣いて暴れていました(笑)。本当に大変で、『じゃあもう買おう』と心が折れることも。でも最近は、泣こうがわめこうが絶対に買わない!という日も作るようにしています。世の中自分の思うとおりにならないことのほうが多いわけで、それを少しでも知っておいてほしいと思うから、5回に1回とか、そのぐらいの割合で譲らない日を作る。いつもはできないんですよ。だって、買い与えたほうがラクですからね。私が無理をすると続かないと思うので、本当に少しずつ、先に進んでいる感じです」
“泣いてもわめいても、絶対に"譲らない日"を作る。息子と一緒に私も先のステージへ”
里田さんのインスタグラムにも「今日も着替えないでパジャマのまま出かけました……」といった投稿があったりと、涙ぐましい日常が。コメント欄にはたくさんの共感の声が寄せられています。
「インスタグラムは、公の場ではあるものの、友達に相談するのに近い感覚で、投稿することも多いです。私もいっぱいいっぱいだから、みんなに共感してほしい、意見を聞きたいと思う。切実に思ったことをインスタに載せているので、コメントで『うちもそうだよ』と言ってもらえると、ホッとします。取り繕うことなく、正直な気持ちで綴っているので、それが皆さんに共感してもらえているのかもしれないですね」(里田まいさん)
次回は、「同じ立場で、同じくらいの熱量で息子を思っている」夫・田中将大さんとの二人三脚の育児や、ひとり時間の過ごしかたについてのお話です。
インタビューの全文は2019年LEE4月号(3/7発売)に掲載しています。
撮影/新田君彦(えるマネージメント) ヘア&メイク/TOMIE(nude.) スタイリスト/福田麻琴 取材・原文/野々山 幸 撮影協力/AWABEES
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みゆきっこ