春を迎え、新年度のPTAが気になる季節となりました。
そこで、LEEメンバー&LEE100人隊に、園の保護者会や、小・中学校のPTA体験談を大調査!
「楽しくまっとうした!」「想像以上に大変だった……」それぞれの悲喜こもごもエピソードから、前向きに乗り切る知恵やヒントをもらいましょう!
経験者がズバッと語る!
【イマドキPTA】ドキドキ「役員決め」エピソード
立候補、くじ引き、指名制……と決め方もさまざまなPTAの役員。積極的に手が挙がるすがすがしい空気もあれば、決まるまで帰れない、地獄のガマン大会も……。
名簿の名前だけを見て投票する制度なので、欠席裁判になることも多々。その場合、司会者が携帯に電話をし、スピーカーホンで会話をして、出席している人の承認を得なければならない……。(yakka・主婦・39歳)
クラス委員を決めるとき、毎回決まるまで全員帰れないデスレースに。その雰囲気に耐えきれず、手を挙げた保護者がいて誰かと思ったら、旦那だった(笑)。(よしこ・パート・43歳)
「役員決めでよくある手順としては、 まずは立候補を募る→定数に達しなければ、じゃんけんもしくはくじ引き、という流れ。うちの学校も例にもれず、くじ引きが始まったのですが・・・」(ピノ子・主婦・39歳)
なんと引くのは子ども!
「ハズレ、つまり役員のくじを引いてしまった子は、ママに怒られる~~と泣きだす騒ぎに……。ここまでして、決めなくてはいけないものか、となんだか悲しくなってしまいました」(ピノ子・主婦・39歳)
入学当初、何の情報もなくぼんやりしていたら、周りはすでに情報戦に!楽だと思われる係に立候補が殺到し、目の前で熾烈な争いが始まった……! (うめ・会社員・37歳)
もめている時間がもったいない!と立候補してくれたママがいました。その方はNPOの代表を務める方で、人一倍お忙しいはずですが「さすがだな」と思い、私もできるだけ立候補したいと思いました。(真由子さん・会社員・42歳)
役員を引き受けたくないあまり、家族の介護や自分の病気など、その内容がすさまじい。もはや「不幸自慢」大会。(ひなたぼっこ・公務員・48歳)
細かな情報をみんなにシェアしてくれた先輩ママ。「この係はいつが忙しい」「何回集まりがある」と包み隠さず教えてくれたのでイメージしやすく、手が挙がるようになりました! (リリー・主婦・40歳)
転勤族のため、毎回いいカモだった私。特に「委員を決める係」は、個別にお願いに行く=憎まれ役(苦笑)。自宅まで出向くこともあり、仕事で終日いないと聞いた日に、先回りして会えたときには「まるで捜査中の刑事だな」と思った。(バンクーバー・主婦・49歳)
3年連続で会長に立候補してくれてまっとうしてくれたお母さん。「私こういうの好きだから〜」と楽しんで役員をしてる姿を見て尊敬しました! (いちごママ・主婦・33歳)
こんな時はどうすればいい?PTAの悩みQ&A
PTAとしての活動はもちろん、人同士の付き合い方も悩みがつきない大きな理由。
全国のPTAや学校を中心に取材されている、PTAジャーナリストの大塚玲子さんにお話を伺いました。
Q 「やらされる」「面倒くさい」という印象がどうしてもあります。楽しくできるコツはありますか?(100人隊№055 まいはん)
A 主体的になるのが一番。知り会えなかった人との出会いも励みに
「醍醐味としては他学年とのつながりや、委員をしているからこその出会いがあること。『面倒だ』と思うことは、変えられるかどうかという目線で考えてみて。どんなに小さなことでも、より主体的に活動しやすくなりますよ」(大塚玲子さん)
Q 専業主婦が役員になりやすい気が。どうすればみんなが平等に仕事を分担できますか?(100人隊TB 季絵)
A 「平等」という概念より「各自のペースでできる」ほうが大切
「負担の『平等』を求めると、もともとつらい人をより追い詰めてしまいがち。仕事を分散したいなら、活動ごとに人を募る『プロジェクト制』など、希望に応じて参加しやすくなる仕組みを導入するほうが建設的ですよ」(大塚玲子さん)
次回は、PTAの活動エピソード。これまでの活動をそのまま踏襲している、時代に合わないびっくりな活動もチラホラ・・・。
イラストレーション/カツヤマケイコ 取材・原文/飯田理恵
詳しくは2019年3/7発売LEE4月号をご覧下さい。
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