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LIFE

高見澤恵美

運動神経に好影響!? やらせて損のない子供の習い事とは?

  • 高見澤恵美

2016.11.23

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イラストレーション/烏山ミライ

イラストレーション/烏山ミライ

子供の「習い事」、何をやらせるべきか迷うことってありませんか? わが家には2歳の息子がいるのですが、まだ何も習わせていません。が、ママ友の子供たちは、2歳でも既にベビースイミングや英会話、ダンスなど何らかの習い事を始めている子が多く、子供の可能性をひろげるためにも何かやらせるべきか……と気になっています。

現在、我が子は運動系ではプロ野球、大相撲、よさこい(踊り)などに興味があるようですが、かといって、いきなり「相撲が好きそうだから相撲教室へ!」というのは時期尚早という気が。角界デビューのための英才教育であれば2歳から相撲に絞ってやらせるのも決して早過ぎることはないのでしょうが、「息子を将来アスリートに!」といった高い志は今のところ持ち合わせおらず……。ママ友のひとりも、「息子はTVでフィギュアスケートの羽生選手をみると大興奮で回転しだすけど、だからといって幼稚園児をスケート教室に通わせようとも思わないんだよね」なんて言っていました……。

とはいえ、習い事によって、できる限り子供の運動神経を向上させてやりたい! と思うのも親心。

まだまだ子供の興味も適性も絞れる状態にはない時期、「これならやっておいて損はない!」的な、間違いない習い事はないものでしょうか?

そこで、今回は日頃からアスリートに接する機会の多いスポーツ業界関係者(汐留にある某TV局社員、入社以来8年ほどスポーツ局で野球選手やバレーボール選手などさまざまなアスリートを取材。スポーツ番組を作ってきた女性ディレクター)の友人をたずね、「運動神経がいい人(アスリート)が子供の頃にやっていた習い事」を聞いてきたので、ご紹介します!

■アスリートが子供の頃にやっていたことが多い習い事1位…水泳

アスリートが子供の頃にやっていた習い事あるある、もっともよく聞くものは水泳。幼い頃から、本業となるスポーツと並行してやっていたケースが多いそうです。

例えば、プロ野球選手では、大谷翔平選手(日ハム)、菅野智之選手(巨人)、藤浪晋太郎選手(阪神)、前田健太選手(ドジャース)らが幼少時に水泳をたしなんでいたのだとか。彼らは皆、ドラフト1位で入団し、現在は年俸1億を超えるスター投手たち。

また、普段からトレーニングで水泳を取り入れる選手も多いといいます。

水泳は体幹を鍛えることができるため、あらゆるスポーツを行う上での基礎的な体づくりに役立つのだそう。また、肺活量や持久力の強化といった効果も期待でき、運動に粘り強く取り組むことができるように。

子供が中学生や高校生になって、どんなスポーツを運動系部活動を始めたとしても、水泳をやっておけば順応しやすい体づくりができるとのことで、まだ競技を選ぶ段階に達していない年齢のお子さんに、おすすめのスポーツといえそうです。

また、小児ぜんそくのお子さんに水泳がよいというのは広く知られている話ですが、克服のために水泳を始めた結果、スポーツ万能なアスリートに育ったという話もあるんだとか。

■アスリートが子供の頃にやっていたことが多い習い事2位…ピアノ

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ジャンル的にスポーツから遠いため意外と思われそうですが、実はアスリートで習っていた人が多いのがピアノ。有名なところでは、ロンドン五輪銀メダリストの入江陵介選手や、リオ五輪ラグビー代表の福岡堅樹選手。

そのほか、プロ野球では特に捕手のように頭脳派と呼ばれるポジションの選手にピアノ経験者が複数いるそうです。

ピアノを習うことで期待できる効果としては、左右の指が違う動きをすることで脳がよい刺激を受け、スポーツをする上でも発想豊かなプレーができるようになるそうです。

また、集中力が養われたり、練習の習慣が身について、結果として好きなスポーツを行う上でも役立ったという声もあがっていたそうです。

経験者のアスリートからは、「ピアノのおかげで頭がよくなった気がする!」とのオフレコ証言も! 確かに、子供の頃、音楽会の合唱などでピアノを担当していた児童は、賢くて運動神経も抜群の優等生だったような記憶が……となんだか納得。

将来何らかの楽器を始めたとしてもピアノ経験があったほうが有利でしょうし、将来、子供を持つ親となったとしても、弾けたほうが何かと便利。やらせて損がない習い事といえそうですね。

■オマケ……やはり英会話は必須のようです!

海外でも活躍する一流のアスリートたちは、英語がマスト。言語が苦手だと練習する時間を削って英会話レッスンに時間を割かなくてなならないため、ものすごくマイナス! という声がアスリートから聞かれるそうです。

これはもちろんスポーツ選手に限った話ではなく、将来仕事をする上で、英語への苦手意識はつぶしておいて損はないといえそうです。

また、メジャーで活躍する野球選手は、妻となる相手にある程度の英語力を求めるケースが多いのだそう(一部例外もいるそうですが、大多数は)。

(近い将来、メジャー行きが有力視されている選手も、取材で「(彼女に英語力は)マストではないけれど、あるとうれしい」と発言しているのだとか)

子供が女の子の場合、自身の仕事で英語が役立つだけでなく、国際的に活躍する男性と結婚した場合にも英語力に助けられる場合があるかもしれません。

現在は小学校から英語が必修科目になっていますし、英会話は力を入れておいて損はない習い事といえそうですね。

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水泳にピアノ、そして英会話。どれも気軽にスタートできる習い事ばかりなので、はじめての習い事としてもよさそうですね。我が子も、4〜5歳くらいになって、「絶対相撲! 僕には相撲しかない!」といった強い希望がなければ、水泳とピアノはやらせてみたいです。

大昔を思い出してみると、子供の頃は、「足が速い」「球技が得意」といった運動能力で人気者度が左右される……なんてこともある、ある意味原始的、かつシビアな時代だったような気がします。無用な運動音痴コンプレックス回避の手助けとして親ができることといったら、一緒に公園で走り回るか、習い事の提案くらい……なのかもしれません。

高見澤恵美 Emi Takamizawa

LEEwebエディター・ライター

1978年、埼玉県生まれ。女性誌を中心に女性の性質や人間関係の悩みに迫り、有名無名千人超を取材。関心あるキーワードは「育児」「健康」「DIY」「観劇」など。家族は夫と4歳の息子。

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