時短やパートなど、さまざまな形で働く30~40代が増えています。
カジュアル志向が多いだけに、TPOやきちんと感はやっぱり必要。だけど画一的なオフィススタイルもしっくりこない……
そんなLEE世代ならではの「働くスタイル」を、プラステ プレスの根本久仁子さんと一緒に考えてみました。
まずは、アンケートから見えてきた、働くLEE世代の実情をチェック!きちんと感と好印象バランスのお手本、根本さんのお仕事服も必見です。
働くLEE世代の実情とは?
2018年12月実施アンケートより、LEEweb会員の回答をもとに構成。回答人数は816名。一部設問は複数回答可。
Q1 職場の環境は?
特に年長者や女性が多い職場で働く人が多いことが判明。雰囲気は堅くなく適度にカジュアルながら、服装は浮かない程度に職場に合わせているようです。
Q2 仕事とオフの日のワードローブ、分けてる?
完全に分けている人は意外にも少数派。だからこそオンオフ問わずに活用できる服が求められます。分けないことで節約できる、との意見も!
Q3 お仕事ファッションで大切にしていることは?
職種にかかわらず、まずは人に与える印象として清潔感を最重要視。さらにきちんと感やTPOに合うかどうか、そして動きやすさや自分らしさなど、自分にとっての心地よさを求める傾向が続きます。
ルールを守りながら楽しむことって奥深い!
アンケートでは約8割が、「お仕事服」で素敵に見られたいと回答。堅苦しすぎない職場環境や、自分のライフスタイルに合わせて働く人が多いので、確固たるルールが少なく難しいという声も。
「仕事に求められる服装は年々カジュアルになってきていますよね。プラステのお客様からも、そんな声を聞きますし、随分と幅が広がってきたと思います」(根本さん)
一方で、職場で浮くのは避けたい、無難な格好をするべきという意見もたくさんありました。
場所や人に合わせる「気配り」や「調和」が、「お仕事スタイル」に清潔感を求める声につながっているよう。そのうえで、流行や自分らしさも加えていきたい。
「ファッションって今の時代を映すものだから、自分の気持ちと流行がフィットすれば取り入れるべきだと思います。それに、自分らしさがある人はやっぱり素敵で、目を引きますよね。
お仕事だからと割り切って、自身のライフスタイルとかけ離れた服を選ぶと妙に肩ひじ張って見えてしまいそう。
相手も自分も心地いい"お仕事スタイル"。目指すべきはそれに尽きますね」(根本さん)
プラステ プレス 根本久仁子さん
仕事服は「品のよさと抜け感のバランス」を重視
43歳。8歳の娘の母で、時短勤務中の根本さん。服装にルールはないものの、来客対応や打ち合わせなど、人と会うシーンが多め。
「肩ひじ張らない、きれいめのカジュアルが基本です。暮らしとかけ離れた着こなしはしたくないので、オンオフ問わず白、黒、グレー、ベージュといったベーシックカラーが主軸。ボトムは断然パンツ派です。
意図せずとも、プラステのアイテムがフィットするので、私のワードローブの中心になっていますね」(根本さん)
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展示会では新作のイチ押しセットアップでお出迎え
「シーズンごとの展示会はたくさんの人をお迎えする、フォーマル度が一番高いシーン。この場にぴったりの、ライトグレーのスーツはブランドイチ押しのアイテム。ジャケットの中は白Tでカジュアルダウンし、足元にはさし色の赤ヒールを合わせて女らしく、自分らしさもプラスします」(根本さん)
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ジャケット×デニムでランチミーティングへ
「デニムが大好き。いろいろなものをはきますが、仕事の日はシルエットがきれいな細身を選びます。レッドカードのブルーデニム×ロゴTというカジュアルも、プラステの黒テーラードジャケットがあれば立派な『お仕事服』に早変わり。足元は休日ならスニーカーを選ぶところですが、シャープなパンプスで仕上げます」(根本さん)
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撮影には動きやすさ重視。仕上げのコートできれいめに
「撮影の立ち会いなど、外でフットワーク軽く動く必要のある日はプラステのトレンチコートが活躍。大きめの衿でベーシックな中にも少しデザイン性があるところがお気に入りです。黒のパンツやレザーバッグを合わせて上品に。定番のコンバースも黒でなじませて」(根本さん)
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貸し出し業務の日はチノパンも「お仕事服」に
「オフィスワークが中心の日は、比較的カジュアルを楽しめる日。プラステのチノはセンタープリーツでラインがきれい。チノでもきちんと、が叶います。ノースリーブに長袖カーディガンのツインニットはセットアップ感覚できれいめな印象が増すのでおすすめです。歩きやすいウェッジのパンプスならノーストレス!」(根本さん)
「子どもを産んでからは通勤時にヒールを履くことが減ったので、会社に"置き靴"をしています。
外部の方と接する機会が多いので、きちんと感や清潔感は重視していますが、堅苦しくなりすぎないよう、リラックスした抜け感を演出することも大事。
時には足元をスニーカーにしてみたり、小物で色をさして遊び心を足してみたり。品のよさと"ちょっとしたカジュアル"のバランスを図るよう心がけています」(根本さん)
My essential
「明るい赤やピンクのリップは、ベーシックを華やかに見せてくれる効果も。格別な信頼感のあるシャネルを愛用」(根本さん)
「30歳になったとき、母と一緒に選んだ時計は、女性らしさが備わるゴールド。お守り代わりでもあります」(根本さん)
次回は、30・40代が着映えるためのお仕事服カタログをお届けします。
撮影/黒坂明美(STUH) 取材・原文/渡部かおり
※商品の価格は本体価格(税抜き:2019年3/7発売LEE4月号現在)で表示しています。アイテムは一部私物のため、すでに購入できないものも含まれています。詳しくはLEE4月号をご覧下さい。
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