やり遺したことに向き合う時期
昨年のおひつじ座の時期にスタートした連載も、今回で12回目。おひつじ座から始まる12星座について、順番に書いてきたので、2月19日に太陽がうお座に入ると、一年を完走したことになります。北半球の季節のめぐりとともに進んでいく12星座の物語を読者のみなさんに少しでも感じていただけたなら嬉しく思います。
うお座は、12星座ではラストの星座であり、女性・水・柔軟の性質をもち、「感情」を表すとされます。そのため、太陽がうお座に入るこの時期は、多くの人が普段は顧みない自分の感情と向き合うことになるでしょう。それは、忙しさの中で忘れられたもの、遺された懐かしい場所や人へのノスタルジーとして現れることもあるし、自分の中の見捨てられた気持ちということもあるかもしれません。周囲との感情の境界も曖昧になりやすいでしょう。
今は、うお座には守護星の海王星が滞在していることもあり、太陽がうお座に入ると、うお座のエネルギーが暴走しやすいところがあります。ポジティヴに出れば、「共感・思いやり・優しさ」であり、ネガティヴに出れば、「被害者意識や依存」の問題となるでしょう。
うお座に太陽がある時期に生まれた子どもたちは、いわゆるうお座生まれですが、芸能人で言うと、桑田佳祐さん、ミスチルの桜井和寿さん、松田聖子さんなどシンガーが目立つのが特徴です。他には優木まおみさん、菊川玲さん、香里奈さんなど、女性らしく優しげな雰囲気のスレンダー美人が多いですね。
うお座に太陽があるこの時期は、年度末に向けて、生活も棚卸し。この一年やり残したことがあると問題になりやすいので、たとえば、フリーランスや自営業なら確定申告の時期ですが、そんな風にやるべきことに向き合うといいですね。ルーズにしてきたことをここで断ち切っておくと、春からの流れが改善します。
ラッキーカラー
うお座のイメージはちょっと小悪魔な雰囲気。ピンクは、もっともうお座的なカラー。普段はカジュアル中心で、大きな面積にピンクは苦手という人も、ラグジュアリーな雰囲気のランジェリー、ネイルなどから取り入れてみては。
大切な時間
「奉仕」も、うお座に太陽が季節にある時期のキーワード。普段は気になっても、なかなかできないボランティアやドネーションは、この時期のラッキーアクション。自分のことだけでなく、弱者に対して想いを馳せるのが大切です。
ケアしたいパーツ
うお座が象徴する身体のパーツはくるぶしから下の足。足裏マッサージなどで、全身の疲れをデトックスしてはいかが。サロンに行くのはもちろん、セルフケアでも。毎晩寝る前に15分でもよいので、自分をいたわる時間をとって。
☆2019年2月19日更新。次回の星ごよみは、3月21日(木)に更新します。
☆次回のSayaの「星がたり」は、3月7日(木)に更新します。
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Saya Saya
アストロロジー・ライター
1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」(集英社)など多数。