こちらは編集部スタッフ（LEEマルシェ・A子）の私物、70年代「ベルばら」の公演プログラム。昭和51年3月発行、オスカル役・汀夏子さん、アンドレ役・麻実れいさんが表紙のもの。

昭和51年7月発行、マリー・アントワネット役・初風諄さん、フェルゼン役・鳳蘭さんが表紙。

『愛あればこそ』のレコード。1974年初演、マリー・アントワネット役・初風諄さん、フェルゼン役・大滝子さん、オスカル役・榛名由梨さんら、月組によるもの。思い出の舞台が、ステージ上でよみがえります！

昭和公演時の貴重なプログラムやレコードを大切に持っていたLEEマルシェA子と、「ベルばら」大好きLEEweb担当たかみーがゲネプロ取材へ。初代マリー・アントワネットの初風諄さんが「青きドナウの岸辺」を熱唱。その美しい歌声と品格にうっとり……。

2代目オスカルの安奈淳さんは「愛の巡礼」を。白いスーツを着こなし、颯爽と歩く様子、立ち居振る舞いには、宝塚時代の凛々しさが健在。

初代オスカル、２代目アンドレを演じた榛名由梨さんは「心の人オスカル」を披露。

３代目オスカル、汀夏子さんが歌ったのは「ばらベルサイユ」。この後、70年代のスターたちが勢揃いし、脚本家、演出家である植田紳爾さんとともに、初演時の思い出トークを。

続いて、平成のスターたちが登場。杜けあきさんは「心の白薔薇」を。

紫苑ゆうさんは「結ばれぬ愛」。

日向薫さんが「ばらのスーベニール」を歌い上げ……。

一路真輝さんが「愛の巡礼」を熱唱。昭和「ベルばら」をリアルタイムで観たA子も、映像でしか観たことのなかったたかみーも、間の休憩時には感動でしばらく立ち上がれなかったほど……。

次は、組み合わせを替えた2組のキャストによる名場面。各役の扮装もそのまま再現しています！　まずは「オスカル＆アンドレ編」から。ゲネプロで登場したのは、稔幸さんのオスカル×水夏希さんのアンドレ、朝海ひかるさんのオスカル×湖月わたるさんのアンドレ。「ベルばら」の世界観にどっぷり浸かれるダイジェストで、大満足＆気づけば号泣……！

稔幸さんオスカル。

水夏希さんアンドレ。

後半では「フェルゼン＆アントワネット編」を。和央ようかさんのフェルゼンと、白羽ゆりさんのマリー・アントワネット。ダイジェスト版では、この元トップスターの、この役を、この組み合わせで再び観られるなんて……と胸熱！

ラストは、見ごたえたっぷりのフィナーレナンバー！　こちらは専科から特別出演の華形ひかるさん。

汀 夏子さんが雪組初演フィナーレナンバー「情熱のルンバ（ジェミニ）」ベルサイユのばら45周年Ver.を披露。しびれるダンス！　スターはいつまでもスターなんだ……と実感！

湖月わたるさんと朝海ひかるさんによる「小雨降る径」。この並び、眼福でしかありません……！　「ベルばら」の歴史の偉大さ、尊さを感じ、さらに宝塚愛が深まる、素敵なステージでした。