宝塚歌劇団の代表的な演目『ベルサイユのばら』が初演から45年を迎え、OGたちがその軌跡を巡るスペシャルステージ『ベルサイユのばら45 ~45年の軌跡、そして未来へ~』が現在、梅田芸術劇場にて上演されています。
1974年、池田理代子先生の大人気漫画を、植田紳爾氏の脚本・演出で初の舞台化。以来、再演を繰り返し、宝塚を代表する大人気演目として愛され続けてきた「ベルばら」。
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こちらは編集部スタッフ(LEEマルシェ・A子)の私物、70年代「ベルばら」の公演プログラム。昭和51年3月発行、オスカル役・汀夏子さん、アンドレ役・麻実れいさんが表紙のもの。
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昭和51年7月発行、マリー・アントワネット役・初風諄さん、フェルゼン役・鳳蘭さんが表紙。
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『愛あればこそ』のレコード。1974年初演、マリー・アントワネット役・初風諄さん、フェルゼン役・大滝子さん、オスカル役・榛名由梨さんら、月組によるもの。思い出の舞台が、ステージ上でよみがえります!
『ベルサイユのばら45 ~45年の軌跡、そして未来へ~』は、「ベルばら」を演じた歴代トップスターたちが登場し、歌やトーク、名場面やフィナーレナンバーなどを振り返るという豪華なステージです。
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昭和公演時の貴重なプログラムやレコードを大切に持っていたLEEマルシェA子と、「ベルばら」大好きLEEweb担当たかみーがゲネプロ取材へ。初代マリー・アントワネットの初風諄さんが「青きドナウの岸辺」を熱唱。その美しい歌声と品格にうっとり……。
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2代目オスカルの安奈淳さんは「愛の巡礼」を。白いスーツを着こなし、颯爽と歩く様子、立ち居振る舞いには、宝塚時代の凛々しさが健在。
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初代オスカル、2代目アンドレを演じた榛名由梨さんは「心の人オスカル」を披露。
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3代目オスカル、汀夏子さんが歌ったのは「ばらベルサイユ」。この後、70年代のスターたちが勢揃いし、脚本家、演出家である植田紳爾さんとともに、初演時の思い出トークを。
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続いて、平成のスターたちが登場。杜けあきさんは「心の白薔薇」を。
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日向薫さんが「ばらのスーベニール」を歌い上げ……。
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一路真輝さんが「愛の巡礼」を熱唱。昭和「ベルばら」をリアルタイムで観たA子も、映像でしか観たことのなかったたかみーも、間の休憩時には感動でしばらく立ち上がれなかったほど……。
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次は、組み合わせを替えた2組のキャストによる名場面。各役の扮装もそのまま再現しています! まずは「オスカル&アンドレ編」から。ゲネプロで登場したのは、稔幸さんのオスカル×水夏希さんのアンドレ、朝海ひかるさんのオスカル×湖月わたるさんのアンドレ。「ベルばら」の世界観にどっぷり浸かれるダイジェストで、大満足&気づけば号泣……!
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後半では「フェルゼン&アントワネット編」を。和央ようかさんのフェルゼンと、白羽ゆりさんのマリー・アントワネット。ダイジェスト版では、この元トップスターの、この役を、この組み合わせで再び観られるなんて……と胸熱!
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ラストは、見ごたえたっぷりのフィナーレナンバー! こちらは専科から特別出演の華形ひかるさん。
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汀 夏子さんが雪組初演フィナーレナンバー「情熱のルンバ(ジェミニ)」ベルサイユのばら45周年Ver.を披露。しびれるダンス! スターはいつまでもスターなんだ……と実感!
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湖月わたるさんと朝海ひかるさんによる「小雨降る径」。この並び、眼福でしかありません……! 「ベルばら」の歴史の偉大さ、尊さを感じ、さらに宝塚愛が深まる、素敵なステージでした。
『ベルサイユのばら45 ~45年の軌跡、そして未来へ~』は、公演ごとにキャストの顔ぶれが替わるので、どれもが今しか観られない貴重なステージ。
梅田芸術劇場での上演は2月24日(日)までです。「ベルばら」の軌跡をお見逃しなく!
『ベルサイユのばら45 ~45年の軌跡、そして未来へ~』
公式サイト
撮影(舞台)/花井智子