「正しい洗濯」のやり方、知っていますか?
唐突ですけど、「洗濯の仕方」って、習ったこと、ありますか?
私は、ちょっと考えてみたのですが、どうも記憶にありません。
少なくとも洗濯機の使い方のようなものを、いちから教わったことがない。
じつは「洗濯」を実家で手伝ったこともない!
なので初めて「洗濯」に対峙したのは、学生時代に家を出た後のことでした。
「正しい洗濯」の方法など知る由もなく、いきなり実地に放り出された!
そうして四半世紀の間……。
私はさまざまな洗濯洗剤を使い継いできました。
その間、自身の家族構成が変わり、住まいが変わり、暮らし方が変わり、洗濯機が変わり、衣類の繊維が変わり、街中で売られている洗剤そのものも移り変わっていきました。
どんどん変わりました。
「これまでのやり方」が通じなくなるとき
子どもたちを育てていると、洗濯に限りませんが、家事のステージが目まぐるしく遷移していきます。
びっくりするほど、無くなるのが早くなる、おこめ! とか。
びっくりするほど、汗ばむ、寝具! とか。
びっくりするほど、大きくなっていく衣類! 増える汚れ物! 汗や泥! とか。
「これまでの家事のやり方」が通じなくなる時が、来るのです。
そうして私は日々の洗濯にあたり、いろんな洗剤、洗浄剤、グッズを使っては、試しては、あれでもない、これでも足りない、それも違う……というような気持ちで、ここ何年も暮らしてきたような気がします。
お風呂の残り湯で洗濯をするのを止めました。
粉洗剤と液体洗剤を行きつ戻りつしました。
酸素系漂白剤を足しました。こちらも、粉(過炭酸ナトリウム)と液体(過酸化水素水)と。
粉石けん、お酢、クエン酸もあたらめて、試しました。
洗濯物を臭くする、バクテリアを減らすために、洗濯槽の掃除にだって尽力しました。
塩化ベンザルコニウムも使いました。
柔軟剤だって何種類も試してきたのです。
けれども何かが良くない。これじゃだめ。どうしても気持ちが悪い。何が悪いの? わからない……。
「それ」が何か、その理由が、いったい何だったのか?
この洗剤、『アタックZERO(ドラム式専用)』を、自宅で1回使っただけで、私にはわかったのです。
わかってしまったのでした。
まさか、「濯げていなかった」なんて……
洗いあがった洗濯物を手にし、すぐに、わかりました。
今までは、洗剤が、残ってしまっていたんです。
洗濯した後の、洗剤が、濯げていなかったんです。
ぜんぜん濯ぎきれて、いなかった。
だから、臭った……。
『アタックZERO(ドラム式専用)』で洗い上げた洗濯物には、ほんらいあるはずの「洗剤臭」がいっさい、ありませんでした。
柔軟剤を使わずに洗濯すれば、洗い上がりには、普通は、洗剤のにおいが多少は感じられますよね。
「ああ、洗濯したなー」って、それで納得してしまうような。
でもそれって、「濯ぎ切れていなかった」証拠でしかなかったんです。
まさか?!
思うに、我が家がドラム式洗濯機を購入したのは、この春、中学校にあがる次女が生まれた直後だったので、もう13年前。
おそらくはその時なら、もしかすると私は、洗濯にかかる「水量が少なくなった」ことによる、洗剤残りのような違和感を感じていたのかも知れないのですが、もう完全に忘れてしまっていました。
だって、「洗濯」していて、そんな……。
まさかこんなに「濯げていない」だなんて! 本当に、全く想像してみることすらなかったのです。
『アタックZERO』が「濯げる」理由
今回私が使った『アタックZERO(ドラム式専用)』洗剤は、花王史上最高の洗浄基剤を謳う「バイオIOS」を使った『アタックZERO』を、さらにドラム式洗濯機の「少ない水量」や「たたき洗い」に適した配合にして、衣類の再汚染(黒ずみ)を防止する性能をより高めた製品です。
「バイオIOS」、聞きなれない名前がでてきましたね。
それもそのはず、これは長年の花王の界面科学の本質研究の結果、生まれた「油によくなじみ、水にもよく溶ける」サステナブルで画期的な基材。つまり、これまで、私たちが使っていた洗剤、洗浄剤とはまるで違う、本当に新しいもの。
そもそも、洗剤を使って、洗濯物(衣類)を洗うという営みを分解してご説明しましょう。
私たちが着た洋服、下着類は、いろいろな理由で汚れます。身体から出る汗や皮脂などの分泌物によって。それから食べこぼし、調理汚れ、泥砂、煤煙や、文房具や、それ以外のものによって。
大まかに、そういった「汚れ」には、水に溶けやすい(親水性)汚れと、水に溶けにくく油に溶けやすい(親油性)汚れがあります。洗濯機と水を使って洗濯をする際には、どちらの汚れにもリーチして、汚れを水に溶けやすくするため、「界面活性剤」が加えられます。
「界面活性剤」とは、「界面(物質の境の面)に作用して、性質を変化させる物質」の総称で、実のところマヨネーズ作りにおける「卵黄」も「界面活性剤」なんですね。
さて既存の花王「アタックネオ」のような合成洗剤も、いわゆる「粉石鹸」のような「石けん」も、この「界面活性剤」であることには変わりありません。
そんな「界面活性剤」の分子構造(かたち)は、通常「マッチ棒」のようなものだとイメージできます。
マッチ棒の「頭」が水になじみやすい「親水基」、マッチ棒の「軸」が油になじみやすい「親油基」と呼ばれます。
汚れ落としの簡単なメカニズムは、まず洗濯物の汚れに、水に溶けたこの「界面活性剤」がまとわりつきます。それが皮脂汚れだとすれば「親油基」側がわらわらとくっつき、外側に居並んだ「親水基」の働きによって、汚れがぽろんと外れて洗浄水の中に取り込まれていくのです。
ただ、この「界面活性剤」によって一度離れた汚れが、再び洗濯物に戻ってしまう「再汚染」という現象や、衣類の繊維の変化(吸湿速乾、形状記憶など)に既存の洗剤がついていけず、油性の汚れ残りが多く、結果的に臭うという問題が近年、生じていました。
「バイオIOS」は、こういった課題の解決をはかるため、「界面活性剤」としてはかなりユニークな分子構造をしています。前述の「マッチ棒」の、「頭」の部分から下に「軸」が2本に分かれて、片方だけが長く伸びているようなかたちをしているのです。
この特殊な構造によって、「バイオIOS」は、油との親和性を高め、少量の洗剤でも汚れごと水に溶けやすく、再付着もしにくいというこれまでに類を見ない性能を発揮しました。
そうして、「洗浄後、繊維に何も残らない」という驚くべき結果をもたらしたわけです。
そして、つい「詰め込みすぎ」ていた……
加えて、私(たち)自身振り返らなければならないことがありました。。
子どもたちが大きくなれば、洗濯物も大きくなります。
子どもたちが忙しくなれば、汚れ物の数も増えます。
そんな毎日に追われ、無自覚的に日々洗濯物が「詰め込み気味」になっていたのも、これまで「濯げていなかった」ことを助長してしまっていたのです。……反省。とにかく目前の汚れがなんとかなればいい、そう安易に思っていたのですよね。
でも、「洗剤残り」がない、極めて少ない、ということ。ホコリの臭いも、汗臭さもない。洗剤由来の油臭さも香料のにおいも、何も残っていない!! 洗剤が、「濯げている」って、こんなに気持ちがいいことなんだということを、これほど「濯げている洗濯物」をほとんど初めて手に持って、つくづく思い知ったのです。
『アタックZERO』を使っても、もちろん「詰め込み」は慎まなければいけません!
でも、これを使いだしてから毎日、思うんです。
これこそが、「正しい洗濯」っていうことだったんじゃないかって……。
そして「そこ」こそが、2019年になってやっともたらされた、家事の「ゼロ地点」に違いないのだと。
この連載コラムの新着記事
-
【神戸】2泊3日の家族旅行へ行ってきました!ネイチャーライブ六甲、神戸須磨シーワールド…おすすめスポットをご紹介【2024年】
2024.11.17
-
【40代ママライターが試して実感】汗冷え・ムレ・におい…冬の汗悩みは、あったかインナー「ファイヤーアセドロン」で解消!
2024.11.08
-
【無印良品】話題の美容液、化粧水…マニアが選ぶ「使ってよかった!」スキンケアアイテム5選【2024年秋冬】
2024.11.01
-
車の香りどうしてる?話題の「TAMBURINS(タンバリンズ)」カーディフューザーを使ってみた!
2024.10.23
-
【ユニクロ×マリメッコ】2024秋冬を40代ライターが試着!ヒートテックやキッズなど注目アイテムが目白押し
2024.10.22