ひとりの世界を抜け出し、他者と交流する
1月20日、太陽がやぎ座を去り、みずがめ座に入ります。やぎ座の世界は、「努力と根性」と言ったらわかりやすいかもしれません。「自分はこんなにがんばっているのに」という「自分」の世界。でも、みずがめ座は、思考や理性を表す風のエレメントの星座なので、一歩引いて見るところが出てきます。「自分はこう思うけれど、世の中一般にはこうだよね」という具合です。
みずがめ座は、11番目の星座であり、風以外に、男性、思考、不動などの性質をもっています。1つ前のやぎ座が山を登っていく星座ならば、みずがめ座は、そもそも山に登ろうとしないでしょう。自分ひとりで山に登り、高いポジションを得るよりも、山をぶち抜いてトンネルを作ったほうが大勢の人が向こう側に行けると考えるような、そんな、とても合理的な性質ももっています(ただ、その分、環境破壊とかはあまり気にしないかもしれませんけどね)。
太陽がみずがめ座にある時期に生まれた子どもは、みずがめ座生まれになります。芸能人で言うと、小泉今日子さん、有村架純さん、榮倉奈々さん、向井理さん、佐々木蔵之介さんなど人気者がズラリ。あまり、生々しさがない、端正な顔立ちの人が多く、きゃりーぱみゅぱみゅさんなどもみずがめ座ですが、ファッション・アイコンとして独特の地位を作るというのも、とてもみずがめ座的です。時代を先取る力があり、特別な存在でありながら、芸能人という垣根を感じさせないからかもしれません。
やぎ座の「思い通り」をめざす世界は、とても主観的で、一方的にもなりやすいのですが、みずがめ座は、そこに第三者の客観的な視点が入ります。また、双方向のコミュニケーションも、とても大切になるでしょう。「一人でコツコツやる仕事」から「相手がある仕事」に変化するというようなイメージでとらえるとわかりやすいかも。ウェブにも親和性がある星座なので、ブログやSNSなどで他者と交流しても、いつも以上に楽しめるのではないかと思います。
ラッキーカラー
合成素材や蛍光色など「ナチュラルでないもの」に親和性があるみずがめ座。またパンクっぽいファッション、ライダースジャケットなどもみずがめ座的。太陽がみずがめ座にある時期は、「当たり前」のバランスや色合いを崩してみて。
大切な時間
ひとりでこもるよりも、仲間との交流を心がけて。また近くにいる人にこだわらないこと。久しぶりの友人、遠くにいる人など離れていても気にかかる人たちとコンタクトしてみて。
ケアしたいパーツ
みずがめ座が象徴する身体のパーツはふくらはぎ。この時期は、リンパを流したり、リフレクソロジーをしたり、ふくらはぎを重点的にケアすると全体の調子がアップしそうです。
☆2019年1月20日更新。次回の星ごよみは、2月19日(火)に更新します。
☆次回のSayaの「星がたり」は、2月7日(木)に更新します。
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Saya Saya
アストロロジー・ライター
1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」(集英社)など多数。