息子がいるママあるあるでしょうが、電車好きな息子に引っ張られて自分も電車が気になるように。ということで、日本で唯一となった寝台列車が地元まで走っているため、帰省ついでに乗ってみました。
子連れなら乗車前に入浴を!
サンライズ瀬戸・出雲は、東京駅を出発し、岡山駅で高松駅行きと出雲市駅に分かれます。乗車したのはサンライズ瀬戸。22時の出発時間まで、どのようにすごしたか、時系列で振り返ります。
■18:00 入浴
列車にシャワールームはありますが、6分間しか使えません。子連れでそれはキツい! 自宅で入浴してから東京駅に向かうことにしました。
■19:30 夕食
東京駅構内にあるレストランで食事。
■21:00 買い出し
列車内はソフトドリンクの自販機があるだけで、食事は販売していません。軽食やドリンクを買って乗り込みました。またWi-Fi設備はないので、子どものおもちゃや絵本も持ち込んだ方が無難。
■21:45頃 列車到着
ついにサンライズ瀬戸・出雲に滑り込んできました!
さっそく車内へ。部屋までの通路は、大人一人が通れるくらい広さ。
部屋はカプセルホテルのようなベッドだけの空間からツインルームまで6タイプありますが、今回はシングルデラックスという1人用個室にしました。
ベッドはテーブルの後ろに。
置いてあるスーツケースとの対比から、コンパクトなつくりの部屋だということがおわかりいただけるでしょうか。ビジネスホテルの部屋を、より狭くした感じ。
ベッドはシングルサイズですが、3歳の息子と私なら問題なく眠れました。
洗面台とコンセントもあり、トイレ以外は室内で事足ります。
ホテル同様、パジャマやアメニティも。
もちろんチケットがあって、子ども連れでないのが前提ですが、これだけ揃っていれば仕事帰りにふらっと乗れそう。
部屋は2階だったため、ホームを見下ろせました。見慣れた景色でも、視点が変わるだけで新鮮。
窓はアーチ状に大きく設えられているので、寝転がっても風景が見えます。これぞ寝台車の醍醐味!
目覚めた時には岡山駅で出雲市方面と切り離され、サンライズ瀬戸は瀬戸大橋を渡っていました。
少し遅延したものの、高松駅に着いたのは8時すぎ。旅行で訪れる方なら、初日からフルで観光を楽しめますね。
チケットを取るなら、早めに行動を
しかしチケットを取るのは結構大変でした。乗車日の1カ月前から予約開始ですが、みどりの窓口でしか購入できません。みどりの窓口に行く前に、チケットの残席状況を調べようとネットで検索しましたが、出てきません。そういったサービスをネットで提供していないため、残席の確認は電話のみ。
そして金土日の3連休前の木曜夜にチケットを取ろうとしたら、案の定満席。いつならシングルデラックスが取れるのか、結局その週の月曜夜まで遡ることになりました…。
人気の列車なので、動くなら早めが肝心ですね。またはサンライズ瀬戸・出雲のツアーもあるようなので、こちらを利用した方が確実かもしれません。
子連れで長時間公共交通機関を利用すると、子どもが騒いだらどうしようとか、周囲に気をつかいます。でもこれなら個室なので多少ぐずっても安心。移動手段も想い出深い旅行にしたいママに、寝台列車はおすすめです。
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津島千佳 Tica Tsushima
ライター
1981年香川県生まれ。主にファッションやライフスタイル、インタビュー分野で活動中。夫婦揃って8月1日生まれ。‘15年生まれの息子は空気を読まず8月2日に誕生。