自分のがんばりは自分で認める
12月22日は暦の上では冬至ですが、占星術では太陽がやぎ座に入ります。昼が一年の中でもっとも短く、太陽の力が一年で一番弱いときでもあり、そのためでしょうか、やぎ座の性質には人間の生命力よりも、社会体制や権威など自分以外の「長いものに巻かれる」ところがあります。
10番目の星座であり、女性、土、感覚、活動などの性質をもつやぎ座。ひとつ前のいて座のようにエネルギーが四方八方に拡散していくことはなく、山の頂上をめざして、ひたすら登っていくようなエネルギーです。そのため、太陽がやぎ座にあるこの時期は、好き勝手に何かをするよりは、「自分の役割」を果たして、集団の中で地位を得ることが大切になるでしょう。承認欲求が強くなり、自分のがんばりを認めてほしくなるかもしれません。
この時期に生まれた子どもは、いわゆるやぎ座生まれになりますが、責任感が強く、努力家です。ただ認められたい気持ちが強いため、縁の下の力持ちになることは嫌い、注目されないとやる気を失うことも。でも、誉められれば誉められただけ、それをモチベーションにしてがんばれるはずです。芸能人で言うと、中谷美紀さん、深津絵里さん、井上真央さん、石原さとみさんなど、真面目かつ控えめでありながら主役クラスの女優さんが多いですね。やぎ座は完璧主義の職業人なので、脚本や監督のアドバイスに忠実なのではないかと想像できます。
やぎ座には現在、土星や冥王星も滞在しているので、「思い通りの結果を求める」「認めてほしい」という性質がやぎ座以外の人にも出てきそう。それを見当違いの相手に求めるとトラブルの元。自分の職責や義務を淡々と果たし、相手には何も求めないくらいの姿勢がこの年末年始を上手く乗り切るコツという気がします。そう、自分のがんばりは自分で認めてあげるのです。
ラッキーカラー
やぎ座に太陽がある時期は、ブラウン、ベージュ、ブラックなどベーシックカラーがしっくり来ます。柄なら、チェックを取り入れて。全体的にはブリティッシュスタイルを意識するといいでしょう。
大切な時間
「ひとりでがんばる」つもりでも、意外と弱気になりやすいこの時期。弱ったときに助けてもらえる場所をキープして。実家やきょうだい、友人たちはもちろん、心のケアをしてもらえるようなサービスを探してみては。
ケアしたいパーツ
やぎ座が象徴する身体のパーツは骨。カイロプラクティックやオステオパシーなどで、根本からのケアを。また関節や膝の冷えが気になるのもこの季節。膝掛けはマスト。
☆2018年12月22日更新。次回の星ごよみは、2019年1月20日(日)に更新します。
☆次回のSayaの「星がたり」は、2019年1月7日(月)に更新します。
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Saya Saya
アストロロジー・ライター
1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」(集英社)など多数。