家に人を招いたら、ほぼ確実に見られることになるトイレ。
素敵にしたいけど、飾り方がわからない…の声にアンサー! お手本にしたい、インテリア上手のあの人のアイデアや、アイテムを大公開。あなたのトイレ、これで絶対、素敵に変わります。
「WOLD PASTRIES」店主
鰤岡和子さん

イベント、雑貨店等で焼き菓子を販売。詳しい情報はインスタグラム(woldpastries)で。夫の力也さんは家具と内装を手がける「MOBLEY WORKS」代表。
自宅兼ショールームだから、誰でも気持ちいいと感じる清潔感が必要

友人・知人はもちろん、時に初対面の人までやってくる、鰤岡家のトイレ。
「夫が家具と内装の仕事をしていて、わが家はそのショールームでもあるんです。多くの人に受け入れられるよう、あくまでベーシックに、それでいて細部にはこだわりを詰め込んだ空間を意識しています」
床のタイルは、蜂の巣のようなハニカム型。
「清潔第一ということで床はタイルに。ツヤ感や目地の幅まで計算して選びました」(鰤岡和子さん)
印象的な出窓は、奥行きを大きくとって、空間に広がりを持たせたのが特徴。デザインが気に入った「DURAVIT」の洗面台、いいものが見つかるまで備え付けずに我慢していたペーパーホルダーなど、限られたアイテムだけの小さな空間だからこそ、ひとつひとつのセンスがきわだっています。
香りアイテムは、ディスプレイ気分で

出窓には、「APOTHEKE FRAGRANCE」のルームスプレーとキャンドルを。花瓶には庭で摘んできた花。「そのままドライにできるもの中心で」
ようやく見つけた、納得質感のホルダー

「これは!」というものがなかなか見つからなかった中、ようやくたどり着いたのが、「ボルツハードウェアストア」のごくシンプルな真鍮製。
細かいところまで好みを追求

タオルは目立たないよう通常より下に設置。ハンガーは曲線の美しいクラシックなものを。
かごの色みも空間に合わせて

コーナーにすっきり入る四角いかごは、キリッとした空間に合わせたダークカラーを選択。
イデーショップ
小林夕里子さん

人気インテリア店「イデーショップ」のヴィジュアルマーチャンダイザー。全国のイデーショップのディスプレイを監修している。著書に『暮らしを愉しむお片づけ』(すばる舎)。
リノベで決めたブルーグリーンの壁紙を主役にまとめた空間

「来客時、リビングと同じくらい人の目が気になる場所がここ。だから、ほかの部屋とうまく空気感がつながるようにしたくて」
扉を開けて、まず飛び込んでくるのが、ニュアンスある壁の色。そして雑貨。
「私は、色から入るタイプ。"絵を飾る""花瓶を飾る"という感覚ではなく、青いものを置く、バランスをとりたいから、黄色を入れる、というイメージなんです」
ちなみにこの場所、普通のトイレに当たり前にあるものが、ありません。これもいつものインテリアの考え方と同じ。似合わない、必要ないと思うものは、置かないだけ。
「ペーパーホルダー、よく考えたら、なくても大丈夫だな、と思って。タオルハンガーも思いつくままに、手持ちのレザーの切れ端を使って、さっと作ってみました」(小林夕里子さん)
お気に入りが見つからない。それなら…?

一般的なステンレスのタオルハンガーはこの空間には合わない気がして迷っていたところ、思いついたのがこの方法。「レザーをラフに結び、壁にビスで留めただけ」
小さい空間は棚の存在感も軽やかに

「きっとぴったり」と思っていたスウェーデンの「ストリング」の棚。やさしい色合いの菅祐子さんのオブジェや竹村良訓さんの花器などをバランスよく並べて。
手の届く場所にペーパー類をおけば解決

白樺のかごにペーパーのストックを。「使い途中のものもここに。手の届く場所にあれば専用のホルダーは必要ない?」と思い、この形式に。
次回は、おしゃれ度が一気にアップする「おしゃれトイレgoods」をお届けします。
詳しい内容は2018年12/7発売LEE1月号に掲載中です。
撮影/砂原 文 鈴木静華 スタイリスト/来住昌美 取材・原文/福山雅美
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