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川口ゆかり

今年こそ自分で作りたい!大人なクリスマスリースの作り方

  • 川口ゆかり

2018.12.08 更新日:2019.11.07

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こんにちは。

ライター川口ゆかりです。

 

クリスマスまでのカウントダウンが始まりました。サンタ役のパパさんママさん、プレゼント準備はOKですか? 我が家は子供たちから欲しいものを聞き出すのにひと苦労。。。年中の息子なんて”サンタさんって、パパなんじゃ・・・”と言い出す始末(笑)。先がとっても思いやられます。

 

さてさて。クリスマスの飾りつけの定番”リース”。その丸い形から永遠の意味が込められ、神の愛とも解釈されています。魔よけの意味もあるリースは日本でいう、しめ縄と役割が似ていますよね。お店で購入するのもいいですが、自分で作るとより一層、愛着が沸くもの。何よりフレッシュな生花を使うので、部屋中にいい香りが漂って、朝起きてリビングに行くだけでなんだかとっても気持ちがいい!去年はブラックベリーなど実ものをふんだんに取り入れたリースでしたが、今年はちょっと思考を変えて。フレッシュなグリーンにクリスマスらしいホワイトをあしらった大人っぽいリースにしました。

100人隊のなかに「手づくり部」も存在するほど、LEE読者は器用な方が多いので、きっと”自分でリースを作ってみたい!”と思っている方も多いはず。そこで今回は実際にリースを作っていく過程をご紹介します。何かのヒントになれば嬉しいです。

クリスマスリースの材料とは?

まず、リースを作るうえで大切なのが材料選び。地元のお花屋さんでは扱ってないものも多いので、センスのいいセレクトショップで開催しているリースのワークショップに参加することが手っ取り早い方法です。私も毎月通っている教室で手作りしましたが、小さな子供がいるとそのワークショップになかなか参加できないことも。参考までに今回使用した材料をお伝えしますね。

  1. ヒムロスギ  (画像左上)もこもことやわらかく、灰色がかった針のような葉が特徴的。
  2. ブルーバード(画像手前)別名:コニファー。ヒノキの仲間で緑に銀白色が混じった美しい色をしています。
  3. ブルーアイズ(画像左下)アリゾナイトスギの品種。いい香りが漂う。
  4. ポポラス  (画像右)葉っぱが大きいユーカリ。
  5. グニユーカリ(画像右上)お部屋の洗浄作用もあるグニユーカリ。ポポラスより葉が小さく、背が高い。
  6. コチア・ダイヤモンドダスト(画像真ん中)雪をまとった針葉樹のようなコチアは、四季を通してシルバー(白銀色)で、スラリとしたルックスが特徴。
  7. シルバーリーフ・・・別名:シロタイ菊、ダスティミラー。春菊のような葉っぱです。
  8. 松ぼっくり・・・ペンキで白く塗って、色味をそろえて。
  9. ティナス・・・ブルーメタリックなカラー。シルバーリーフとの掛け合わせが素敵なんです。
  10. テトラゴナ・・・ユーカリの実。着色したようなホワイトなんですがこれが自然の色。ドライになると種が落ちます。
  11. ジェイドパール(画像右下)ヤマモガシ科の植物。おしゃれなお花屋さんによく並んでいる実もの、といえばなんとなく想像がつくでしょうか?ドライフラワーにすると1週間くらいでつぼみが開いてきます。

 

初心者さんはリングオアシスがおすすめ!

リースの作り方はさまざまですが、初心者はリースの土台となるリング状になったオアシス(水を吸わせてあります)にさし込んでいく方法がおすすめです。

①まず、上下、左右と容器のフチと垂直にカットしたヒムロスギを差し込んで、アウトラインを作っていきます。ボリュームを出したければ、長めに。小さなリースにしたければ短めにカットして、さしこんでください。

②上下左右、差し込んだらお隣に。1cm感覚でさしていきましょう。短いヒムロスギは、リングの内側に斜めにさし込んでいきます。1周ぐるりと差し込めたら、次は30度くらいの角度にヒムロスギをさし込んで。全体がきれいな円になるように、ひたすらすきまを埋めていきます。

たまに回転させたり、立って違う角度から覗いて、オアシスが見えているところがないかチェックしていきます。

③、①②の作業が終わったらアクセントにポポラスを差し込んでいきます。

切ったり、差し込んだり。ひたすら同じ作業を繰り返すこと1時間。リースっぽくなってきた!

④グリーンは1種類だけではなく、何種類かをミックスするとこなれたニュアンスが出るので、ヒムロスギをさし込んだ上からブルーバードを足していきます。

⑤オアシスの面取り部分にコニファーブルーアイズを。右なら右回りに(一定方向に)流してさし込むのがポイント。

⑥次に長めにカットしたグニユーカリを散らしていきます。リースからぴょんぴょんと飛び出すイメージで。

⑦コキアの先端部分をカットして、空いているスペースに(垂直になるように)さし込む。グリーンだけの中に白が入ると全体がぐっと引き締まっていい感じに!

⑧最後に実もの(=ジェイドパール)を足していきます。実ものは重いので、落ちてしまわないように短くカットし、吊るした時に下にくる部分へ。

⑨シルバーリーフは茎の部分が柔らかいため、慎重にカットしてから(オアシスに対して垂直に)ゆっくりとさしていきます。

 

松ぼっくりを入れたければ、この段階で。ただ松ぼっくりは生花ではないので、たくさん入れると浮いてしまう場合も。今回は、悪目立ちしないように白いペンキで先端を着色して馴染ませています。

枝にたくさん実がついている場合は、3等分にカットして、ワイヤーでまとめるのがポイント。

グリーン→ニュアンスの違うグリーン→アクセントになるユーカリ→飾りや実ものという順番。所要時間は約2時間半。立ちっぱなし&普段使わない集中力をフルに使っての作業。リースを作り終える頃にはクタクタに・・・。

直径約37cm。かなりのボリューム! 壁掛けもできますが、テーブルの上にそのまま置いて、中央にキャンドルを入れて飾るのも素敵ですよ。

⑩最後にティナスと白い実もの(=テトラゴナ。葉っぱ部分をすべて取り除いてから)バランスを見て加えていけば出来上がり。松ぼっくり以外はすべて生花で出来ているので、このままドライになる過程を楽しむことができます。実際に私は昨年のリースを約1年間飾っていました。長く使えると思えば、¥5000以上してもコスパはいいのかも?!

透明のフィルムでふんわりと包むのがベスト

繊細な生花のリース。箱に入れてがっちりガードしてしまうとせっかくの中身が隠れてしまう恐れが。そこで、リースが見えるように透明のフィルム(縦70×横110cmサイズを1枚。画材屋さんやホームセンターなどで購入できます)で、すっぽりと包み込むのがおすすめです。

透明フィルムの中央にリースを置いてから、赤ちゃんをおくるみで包み込むようにくるみます。余った上下は外側に折り込んでホチキスでとめて。四隅も外側に折り込んでホチキスでとめれば完成! 仕上げにシフォン素材のリボンをふわっと結んで。

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いかがでしたか?賑やかなイルミネーションで彩られ、街はすっかりクリスマスモード。楽しいクリスマスを迎えるために、次の週末はリースづくりしてみてはいかがでしょう?ご自宅に飾るのはもちろん、この1年お世話になった方や大切な友人へのプレゼントにもぴったり。ぜひ今年は生花をつかった”世界にひとつだけのリース”を作ってみてくださいね。

川口ゆかり Yukari Kawaguchi

ライター

1977年生まれ。LEEでは私服コーデや収納企画など、登場するたび話題に。2児の母としてトレンドをプチプラと賢くMIXしたスタイルが大好評。

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