こんにちは。
ライター川口ゆかりです。
クリスマスまでのカウントダウンが始まりました。サンタ役のパパさんママさん、プレゼント準備はOKですか? 我が家は子供たちから欲しいものを聞き出すのにひと苦労。。。年中の息子なんて”サンタさんって、パパなんじゃ・・・”と言い出す始末(笑)。先がとっても思いやられます。
さてさて。クリスマスの飾りつけの定番”リース”。その丸い形から永遠の意味が込められ、神の愛とも解釈されています。魔よけの意味もあるリースは日本でいう、しめ縄と役割が似ていますよね。お店で購入するのもいいですが、自分で作るとより一層、愛着が沸くもの。何よりフレッシュな生花を使うので、部屋中にいい香りが漂って、朝起きてリビングに行くだけでなんだかとっても気持ちがいい!去年はブラックベリーなど実ものをふんだんに取り入れたリースでしたが、今年はちょっと思考を変えて。フレッシュなグリーンにクリスマスらしいホワイトをあしらった大人っぽいリースにしました。
100人隊のなかに「手づくり部」も存在するほど、LEE読者は器用な方が多いので、きっと”自分でリースを作ってみたい!”と思っている方も多いはず。そこで今回は実際にリースを作っていく過程をご紹介します。何かのヒントになれば嬉しいです。
クリスマスリースの材料とは?
まず、リースを作るうえで大切なのが材料選び。地元のお花屋さんでは扱ってないものも多いので、センスのいいセレクトショップで開催しているリースのワークショップに参加することが手っ取り早い方法です。私も毎月通っている教室で手作りしましたが、小さな子供がいるとそのワークショップになかなか参加できないことも。参考までに今回使用した材料をお伝えしますね。
- ヒムロスギ (画像左上)もこもことやわらかく、灰色がかった針のような葉が特徴的。
- ブルーバード(画像手前)別名:コニファー。ヒノキの仲間で緑に銀白色が混じった美しい色をしています。
- ブルーアイズ(画像左下)アリゾナイトスギの品種。いい香りが漂う。
- ポポラス (画像右)葉っぱが大きいユーカリ。
- グニユーカリ(画像右上)お部屋の洗浄作用もあるグニユーカリ。ポポラスより葉が小さく、背が高い。
- コチア・ダイヤモンドダスト(画像真ん中)雪をまとった針葉樹のようなコチアは、四季を通してシルバー(白銀色)で、スラリとしたルックスが特徴。
- シルバーリーフ・・・別名:シロタイ菊、ダスティミラー。春菊のような葉っぱです。
- 松ぼっくり・・・ペンキで白く塗って、色味をそろえて。
- ティナス・・・ブルーメタリックなカラー。シルバーリーフとの掛け合わせが素敵なんです。
- テトラゴナ・・・ユーカリの実。着色したようなホワイトなんですがこれが自然の色。ドライになると種が落ちます。
- ジェイドパール(画像右下)ヤマモガシ科の植物。おしゃれなお花屋さんによく並んでいる実もの、といえばなんとなく想像がつくでしょうか?ドライフラワーにすると1週間くらいでつぼみが開いてきます。
初心者さんはリングオアシスがおすすめ!
リースの作り方はさまざまですが、初心者はリースの土台となるリング状になったオアシス(水を吸わせてあります)にさし込んでいく方法がおすすめです。
①まず、上下、左右と容器のフチと垂直にカットしたヒムロスギを差し込んで、アウトラインを作っていきます。ボリュームを出したければ、長めに。小さなリースにしたければ短めにカットして、さしこんでください。
②上下左右、差し込んだらお隣に。1cm感覚でさしていきましょう。短いヒムロスギは、リングの内側に斜めにさし込んでいきます。1周ぐるりと差し込めたら、次は30度くらいの角度にヒムロスギをさし込んで。全体がきれいな円になるように、ひたすらすきまを埋めていきます。
たまに回転させたり、立って違う角度から覗いて、オアシスが見えているところがないかチェックしていきます。
③、①②の作業が終わったらアクセントにポポラスを差し込んでいきます。
④グリーンは1種類だけではなく、何種類かをミックスするとこなれたニュアンスが出るので、ヒムロスギをさし込んだ上からブルーバードを足していきます。
⑤オアシスの面取り部分にコニファーブルーアイズを。右なら右回りに(一定方向に)流してさし込むのがポイント。
⑥次に長めにカットしたグニユーカリを散らしていきます。リースからぴょんぴょんと飛び出すイメージで。
⑦コキアの先端部分をカットして、空いているスペースに(垂直になるように)さし込む。グリーンだけの中に白が入ると全体がぐっと引き締まっていい感じに!
⑧最後に実もの(=ジェイドパール)を足していきます。実ものは重いので、落ちてしまわないように短くカットし、吊るした時に下にくる部分へ。
⑨シルバーリーフは茎の部分が柔らかいため、慎重にカットしてから(オアシスに対して垂直に)ゆっくりとさしていきます。
⑩最後にティナスと白い実もの(=テトラゴナ。葉っぱ部分をすべて取り除いてから)バランスを見て加えていけば出来上がり。松ぼっくり以外はすべて生花で出来ているので、このままドライになる過程を楽しむことができます。実際に私は昨年のリースを約1年間飾っていました。長く使えると思えば、¥5000以上してもコスパはいいのかも?!
透明のフィルムでふんわりと包むのがベスト
繊細な生花のリース。箱に入れてがっちりガードしてしまうとせっかくの中身が隠れてしまう恐れが。そこで、リースが見えるように透明のフィルム(縦70×横110cmサイズを1枚。画材屋さんやホームセンターなどで購入できます)で、すっぽりと包み込むのがおすすめです。
透明フィルムの中央にリースを置いてから、赤ちゃんをおくるみで包み込むようにくるみます。余った上下は外側に折り込んでホチキスでとめて。四隅も外側に折り込んでホチキスでとめれば完成! 仕上げにシフォン素材のリボンをふわっと結んで。
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いかがでしたか?賑やかなイルミネーションで彩られ、街はすっかりクリスマスモード。楽しいクリスマスを迎えるために、次の週末はリースづくりしてみてはいかがでしょう?ご自宅に飾るのはもちろん、この1年お世話になった方や大切な友人へのプレゼントにもぴったり。ぜひ今年は生花をつかった”世界にひとつだけのリース”を作ってみてくださいね。
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川口ゆかり Yukari Kawaguchi
ライター
1977年生まれ。LEEでは私服コーデや収納企画など、登場するたび話題に。2児の母としてトレンドをプチプラと賢くMIXしたスタイルが大好評。