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LIFE

川口ゆかり

親子三世代で楽しめる!大充実の船上ライフとは?

  • 川口ゆかり

2018.12.01

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こんにちは。

ライター川口ゆかりです。

 

仕事や子供たちの行事がひと段落した先日のこと。

母と親子水入らずでクルーズ旅に参加してきました。

 

 

いままでクルーズ旅といえば、一部セレブだけが楽しむものという認識でしたが最近では、クルーズ旅行を取り扱う旅行会社も増え、夏休みや大型連休ともなると3、40代前後の親子三世代が急増! 旅行手段のひとつとして楽しむファミリー層が増えているんだとか。

横浜から乗船する際、記念に撮ったもの。未知なる世界に興奮気味の私と慣れた感じの母。

そんなクルーズ旅に両親は数年前からどっぷりはまってますが私にとっては初めての旅。

いままで知らなかった”船上ライフ”をレポートしたいと思います。

どうぞお付き合いください。

 

 

世界最大のプレミアムクルーズラインである、プリンセス・クルーズとは?

今回私たちが乗船したのは世界最大のプレミアムクルーズライン、プリンセス・クルーズが運航するダイヤモンド・プリンセス。建造当時、日本で建造された最大の客船として2004年にデビュー。この客船は、日本発着クルーズをスタートさせてからは5年目なんだそう。

1977年にこのプリンセス・クルーズを舞台にしたテレビドラマ「ラブボート」が全米で大ヒットし、クルーズブームの火付け役に。ディーゼルとガスタービンを組み合わせた発電機や海に一切投棄しない廃物処理装置など、環境を配慮した設計でも世界をリードしています。

横幅約290m、全幅37,5m、乗客定員2706人(!!)

日本で2番目に高いビルと言われている横浜のランドマークタワーをそのままカットして横に並べるとちょうど同じ大きさに匹敵する、というからびっくり!

 

母情報によるとクルーズ客船にプールは定番設備らしいのですが、ダイヤモンド・プリンセスには屋外プールや開閉式屋根を備えた屋内プールなど、大小4つのプールがあるので、子どもたちがいたら・・・きっと大興奮だったはず。ちなみにプールサイドにはジャグジーやデッキチェア、カジュアルフードも用意されていて、船内はさながら”動く高級ホテル”といった感じ!

 

船旅の魅力1:移動時間や時差がないから、みんながハッピー!

やっと取れた長いお休み。せっかくだからと子連れ海外旅行を予約してみたものの、

飛行機のフライト時間が地獄だった、なんて経験はありませんか?

そんな苦い経験もクルーズ旅ならノープロブレム。

移動時間や時差がないので、小さな子どもも無理なく、船旅を楽しむことができます。

寄港地での観光はもちろん、外国客船ならではの華やかな雰囲気やバラエティーに富んだ食事

メニューなどなど、大人が楽しめる魅力も満載なのも嬉しいポイント。

子供の旅はどうしたって荷物が多くなりがち。でも荷物の移動の必要がないクルーズなら、荷ほどきは一度だけ。重いスーツケースを片手にぐずる子どもと移動していたのが本当になんだったのかと思うくらい快適! 乗船前に預けたスーツケースは、お部屋まで届けてくれるから、親子三世代でも身軽な旅が叶います。別途料金はかかりますが、指定の宅配便を使用すれば、自宅から船内のお部屋に荷物を送り、手ぶらでチェックインすることもOK。ありがたいですね。

日本仕様のおもてなしも

一歩足を踏み入れた瞬間から、そこはもう別世界~。お出迎えの生演奏が非日常を感じさせてくれます。

出航日に5階中央アトリウムで行われた鏡開きのセレモニーでは、船長やホテル総支配人が清酒の樽の蓋を木槌で叩いて割り、船の安全を祈願しました。おちょこで振舞われた樽酒をちゃっかりいただく母・・・(笑)。

 

 

 



船旅の魅力2:移動費から食事、宿泊費+イベント代込のプライス

通常の旅行は宿泊代に加え、移動費、朝昼晩の食事に+αと実はなにかと出費がかかりますよね。

特にツアー旅行は朝食はつくけれどお昼や夜ご飯はついていないことがほとんど。

それゆえに連泊するとかなり高額な費用になっていました(いままでの旅行は・・・)。

その点、クルーズ旅は代金に宿泊はもちろん、移動費や食事、イベントやショーといったエンターテイメント代がすべて含まれているので、実はお得なんです!お部屋のタイプによっては、1日1万円台~の手頃な価格も。”同じ日数、海外旅行に行くよりもリーズナブル”というのが率直な感想です。船旅=高額なイメージでしたが、決して手の届かない贅沢ではないところもLEE世代の皆さんにおすすめしたい魅力の1つです。

船旅の魅力3:医務室やキッズセンターも完備!

慣れない旅で心配なのが病気。特に高齢の両親や小さな子どもとの旅は気がかりですが

日本語対応の医療スタッフが船内のメディカルセンターに常勤しているので

(診察や治療は有料ではありますが)三世代旅にはとっても心強い!

 

さらに私が魅力を感じたのは専任スタッフが常駐するキッズセンター。

こちらは3歳から17歳の子ども向けにダンスやゲームといった充実したプログラムが揃っているので子どももストレスフリーに船内ライフをエンジョイすることができるんです。

 

ある日のキッズプログラムを見てみると、ドッジボールやTシャツカラーリング、アイスクリームパーティにパジャマパーティー、キッズディスコまで!! まるで洋楽映画の世界に迷い込んだかのよう。

プログラムは3歳から年齢別に分けられており、年齢に応じた適切なプログラムに参加することができます。ただ遊ぶだけではなく、世界各国のお子さんと交流する貴重な経験にもなるはず。5歳未満の子どもを預ける場合(それ以上の場合は希望者に)は、両親にポケベルを渡してくれるのでなにかの時にも安心。

 

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、欧米では旅先で(子供を預けて)ドレスアップしてディナーに行くのがほとんど。そのためPM22:00~AM1:00(クルーズ最終日は深夜0時まで)の有料夜間託児サービスも。

 

とにかく、子連れファミリーには至れり尽せりなんです!!!

船旅の魅力4:選択肢が豊富な食事が嬉しい!

食事は船内にある有料のスペシャリティレストランや一部のソフトドリンク、アルコールを除き、基本的に無料。船上という最上の空間で心ゆくまでフルコースのディナーが楽しめるメイン・ダイニングを中心に世界各国のインターナショナル料理を思う存分、堪能することができます。

国際的権威を持つ美食協会「ラ・シェーヌ・デ・ロティスール」の会員でもあるプリンセス・クルーズ。この日はちょっぴりおしゃれしてメイン・ダイニングでディナーを。新鮮な魚介のスープに舌鼓。。。しつこいようですが、こちらの料金もクルーズ代金に含まれているのでFree!

▲こちらのメイン・ダイニングでは一品ずつのオーダーでも、メインコースを何品頼んでもOK。自分の好みでメニューを構成できるのはもちろん、和食メニューも充実しているので小さな子供から高齢の方まで、家族全員がストレスなく食事ができるってすごく助かります。ここだけの話、胃もたれした夜はあっさりした酢の物をいただいたりもしました・・・(笑)。

BREAKFAST

メイン・ダイニングでいただける朝食は、和定食(白米かお粥か選択できる)やオムレツ、ベーグルなど。選択肢が多すぎて朝から目移り・・・。リクエストすればキッズメニューや離乳食、ベビーチェアも対応可能と心強いですよね!

朝5時から(温かいお料理の提供は6時から)営業しているビュッフェスタイルのレストランにも、たくさんの人が! それもそのはず、粉から配合されて船内で焼き上げたというパンやフルーツ、和洋メインが盛りだくさん。メニューは日替わりで毎日変わるので本当に飽きません。

 

LUNCH buffet

ランチタイムにビュッフェレストランへ行ってみるとお肉料理に加え、手巻き寿司やラーメンまで!! バラエティー豊かなラインナップ。何から食べていいのか迷ってしまい”食べたいけれど、お腹がいっぱい”そんな嬉しい悲鳴を毎日あげていました。

さらに子どもたちが大好きなハンバーガーやピザ、アイスクリームなどのカジュアルフードも。もちろんこれもFree! 旅先の食事時間に子供が眠ってしまって、結局その日は我慢する、なんて経験も多々ありましたが24時間ルームサービス(スパークリングワインがついてくるデラックスブレックファストなど、一部のルームサービスメニューは有料)もクルーズ代金に含まれているので、気軽にオーダーできるのが嬉しい。温かいものを温かいうちにいただける幸せったらない!大人も子どももストレスフリーな旅が叶います。

 

 

船旅の魅力5:安心の日本語サービス

外国客船なので乗務員は、ほぼ外国人。お客様は日本人6割、欧米人4割という感じで船内は、さながら海外の社交場のような雰囲気でしたがレストランのメニューや船内新聞、船内アナウンスはすべて日本語対応。約100名のスタッフは日本語を話せるので、英語が苦手な母にとってはとても過ごしやすかったようです。

 

外国客船らしい”華やかさ”とオーシャンビューの展望大浴場や日本食など、”日本仕様のサービス”が備わったプリンセス・クルーズは、まさに小さな子供や年配の両親との三世代旅にぴったり。

ずっと船に乗っていても飽きない?

乗船する前まではそんな心配をしていたんですがクルーズ客船は基本的に朝、港に到着するので日中は街を観光して、夕方に帰船。日中に航海する日でも、様々なイベントやアクティビティがあるのでまったく退屈しません。むしろ、毎日あれこれ動いて忙しいくらい(笑)。持ち込んだ本は結局一回も読むことができませんでした。船内には免税でお買い物ができるショップもあるので、お買い物好きなママさんはショッピングだってできちゃいます。

 

では実際に、ある日の私たち親子のスケジュールをご紹介します。

AM6:30 ルームサービスをいただく。

目覚めると窓の外には水平線に昇る朝日が。とっても清々しいので朝食は爽やかな海風を感じながらお部屋のバルコニーでいただくことに。

前日の夜に専用のチェックシートに記入してドアノブに下げておくだけ。 予約した時間通りに温かいものが届いて感激!! 大海原を眺めながらの朝食は格別。この日はお天気もよく、最高でした。

1日の予定は船内新聞(=プリンセス・パター)にぎっしり掲載されているのでプールやジャグジー、スパでのんびりくつろぐもアクティブに楽しむも思いのまま。

 

 

朝からたくさん食べてしまったので、さっそく船内にあるフィットネス・センターへGO。

本格的なトレーニングができるエクササイズマシンを完備しており、専門インストラクターによるピラティスやヨガレッスン(有料)を受けることも可能。食べた分を消費すべく、マシンやストレッチで気持ちのいい汗を流し、リフレッシュ!

 

動いたことをいいことに!?

PM15:00 船内で焼き上げたクッキーやスコーンを食べにアフタヌーン・ティーへ。

三段トレイに乗ったものを想像していましたが、好きなものを少しずつサーブしていただく上品なもの。香り高い紅茶に優雅な時間・・・。少しのつもりが結局、欲張って食べてしまう私たちをお許し下さい。だってこれもタダなんですもの(笑)。

 

 

PM16:00 エクササイズのレッスンへ

母がクルーズ・ディレクターでもあるリン・バン・ヴォースさんのズンバクラスのレッスンへ。

船内で1番人気のレッスンとあって、開始前からベストポジションをキープする人が続出。開始3分前には会場に溢れんばかりの人、人、人…。リン先生の軽快な掛け声に合わせて、笑顔でレッスンがスタートしたものの、思ったより、激しい動きについていくのが精一杯のようす。45分ノンストップレッスンに息切れしながらも「これでちょっとは消費できたかな?」と、どこまでも貪欲な母・・・(笑)。

レッスンが終わる頃にはTシャツがびっしょり汗だくになったので、洋上最大級という展望浴場”泉の湯”へ向かいました。

オーシャンビューの展望浴場に加え、ミストサウナや打たせ湯、屋外には水着着用の混浴ジャグジーもある本格的なもの。とても船内とは思えません!営業時間外に見学することもできます。

展望浴場にはバスタオルやフェイスタオル、シャンプー・リンス、ボディソープと、ひと通りのものはすべて揃っていて1回(最長90分)15ドル。3歳から15歳の子どもは10ドルでした。船上にいながらゆっくり足をのばしてお風呂に入れるなんて! 夢のようなひと時。

 

PM18:30 お風呂から出て一息つく暇もなく、シアターへ。

アカデミー賞など、数々の賞を受賞した作曲家スティーブン・シュワルツが手がけた話題の新しいプロダクション・ショー『ザ・シークレット・シルク』を親子で鑑賞しました。

日本の伝承神話である鶴の恩返しをモチーフに恋愛や家族愛を盛り込んだストーリー。最新の技術を融合した舞台美術に臨場感たっぷりの演技・・・。思わず前に乗り出してしまうほど、引き込まれていく自分がいました。船旅をしながら親子で舞台を観れるなんて! 母にとっても一生の思い出になったはず。

 

PM20:00 スペシャリティ・レストランでディナー

お腹もすいてきたところで、この日はちょっぴり贅沢して本場イタリア料理を提供している、スペシャリティ・レストラン”サバティーニ”へ。

前菜からシーフード、お肉料理に特製の生パスタ、そしてデザートまで。極上のディナーにうっとり。このほかにも、職人が握る本格的な寿司レストラン「海寿司」や、選りすぐりの熟成ビーフをアメリカン・スタイルで味わう「スターリング・ステーキハウス」など、スペシャリティ・レストランも入っているので、長期の船旅も飽きることがまったくない。むしろ毎日どこで何を食べるか楽しみでしょうがないくらいでした。

 

PM22:00 欲張って映画鑑賞

早く寝るのがなんだかもったいなくて(笑)、この日はプールデッキの大型液晶スクリーンで映画を楽しめる”ムービーズ・アンダー・ザ・スターズ”で、日本語字幕のスター・ウォーズを鑑賞。

無料のポップコーン片手に星空を眺めながら映画。スクリーンの近くにジャグジーがあるので、ジャグジーに入りながら映画を観ている方もいらっしゃいました。船旅に行く際は、水着は必需品。次回乗船する機会があるならば、これはぜひマネしなくては!

 

 

最終日は母とふたりしっぽりとクルーナーズ・バーへ。

▲こちらのアルコールや一部のソフトドリンク、チップは有料でした。

ピアノの生演奏を聴きながら、乾杯・・・。慌ただしい毎日を過ごしている私にとって、母と団欒できる時間は本当に至福のひととき。自分が楽しめたのはもちろんですが、親孝行もできて、なんだかいい旅だったなんて思いながらも、静かに夜は更けていくのでした。

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多くの方は船=移動手段と思っているかもしれないですが(私も乗船前はそうでした!)クルーズ客船は全く別もので、船上生活を楽しむもの。好きな時間に起きて、好きな時間に食事をし、好きな時間を過ごすという贅沢。

 

冬休みや春休み、大型連休に・・・ぜひ一度、体験してみてはいかがでしょうか??

きっとみなさんもクルーズ旅にどっぷりとハマるはずです!

川口ゆかり Yukari Kawaguchi

ライター

1977年生まれ。LEEでは私服コーデや収納企画など、登場するたび話題に。2児の母としてトレンドをプチプラと賢くMIXしたスタイルが大好評。

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