高い審美眼とスタイリング力で、ファッション業界からの信頼はもとより、多くの人気モデルたちからも絶大の支持を得ている、スタイリスト村山佳世子さん。

そんな村山さんが、読者から寄せられたデニムの悩みに、LEEのおしゃれ番長・はまじとともにお答え！

等身大のコーディネート案をお届けします。

LEE世代のデニム悩みを解決
教えて！大人に似合うデニムスタイルの見つけ方

Ａ　ジャストウエストではける、太すぎないタイプが大人向き

「オーバーサイズをダボッとはいたり、スキニータイプをピタッとはいたり、ヴィンテージデニムにはいろいろな楽しみ方があります。
大人におすすめなのは、清潔感をキープできる、ジャストウエストの古着デニム。ルーズすぎないきちんと感と、ヴィンテージが持つ独特の味の、いいところ取りができます」（村山佳世子さん）

こなれ感たっぷりのヴィンテージリーバイス501に合わせたのは、ライトブルーと相性のいいオレンジ系のフェミニントップス。シルエットでメリハリを出すと同時に、色合わせで女らしさを演出することで、大人も無理なく、ヴィンテージデニムを楽しめます。

デニム￥18000／サード マガジン（THIRD MAGAZINE）　ブラウス￥22000（カオス）・バッグ￥66000（モダン ウィービング）／カオス表参道　サングラス￥47000／アイヴァン 7285 トウキョウ（アイヴァン 7285）　靴￥48000／アマン（ペリーコ）

Ａ　女らしい靴を合わせて、少し素肌見せをすれば大丈夫！

「靴選びに気を配るだけでスタイルアップが叶います。スニーカーやメンズ靴は避け、ヒール靴、ぺたんこパンプス、バレエシューズなどを合わせてみて。一気に抜け感が演出できるはずです。
さらにきれい色の靴にすれば女らしさが増し、ずるっとしたシルエットで出がちな、＂オヤジ感＂も払拭されます」（村山佳世子さん）

今シーズンらしいオーバーサイズのロングコート×フルレングスのワイドデニム。旬のシルエットで魅せる着こなしに合わせたのは、トレンドカラーのパープルパンプス。デニムの裾からちらりと見えた素肌が、女らしさとスタイルアップの決め手に。

デニム￥18500／ショールーム セッション（サージ）　コート￥140000（アンスクリア）・靴￥48000（ペリーコ）／アマン　シャツ￥27000／ウィム ガゼット 玉川髙島屋S・C店（ゲミニー）　バッグ￥65000／オデット エ オディール 新宿店（アヴリル ガウ）

Ａ　久しぶりにスキニーデニムが復活！はき心地も進化しています

「ここ数年、ゆったりシルエットのデニムが主流だった中で、今シーズンは、久しぶりにスキニーデニムが復活の兆しです。
以前はいていたスキニーよりも、はき心地もシルエットも大人向きに進化したタイプが多いので、ぜひトライしてみたいところ。ビッグサイズのアウターとの相性はやはり抜群」（村山佳世子さん）

村山さんいち押しのラグ ＆ ボーン/JEANの＂DRE＂は、ピタピタすぎないシルエットとストレッチ感がLEE世代向き。ロングトレンチとのバランスも◎。

デニム￥27000／ラグ & ボーン 表参道（ラグ & ボーン/JEAN）　コート￥59000／ウィム ガゼット 玉川髙島屋S・C店（ウィム ガゼット）　スウェット￥30000／ボウルズ（ハイク）　メガネ￥30000／オリバーピープルズ 東京ギャラリー（オリバーピープルズ）　バッグ￥59000／八木通商（ダニエル&ボブ）　靴￥59000／ブリティッシュメイド 銀座店（ジョセフ チーニー）

Ａ　クロップド丈のカットオフデニムと一緒に、ヴィンテージライクな着こなしに

「フルレングスのデニムとショートブーツの合わせは、海外セレブ並みの脚の長さがないと、かえって、あか抜けない印象を生んでしまいます。
日本人には、足元に抜け感が出る、クロップド丈デニム×ショーツブーツという組み合わせがおすすめ。裾がカットオフされているカジュアルなタイプを選んで、ヴィンテージライクなムードを演出するのも、この秋らしくて素敵。その際は、ジャケットを着るなど、きちんと感を意識してください」（村山佳世子さん）

カットオフのクロップドデニム×ベージュのショートブーツが作るカジュアル感に、コーデュロイ素材のジャケットがバランスよく収まって。

デニム￥32000／サザビーリーグ（マザー）　ジャケット￥48000・バッグ￥16000／ユナイテッドアローズ 新宿店（ユナイテッドアローズ）　Ｔシャツ￥18000／アパルトモン 青山店（レミ レリーフ）　バングル￥160000／エーピー ストゥディオ　ニュウマン シンジュク（アリアナ ブッサード）　靴￥69000／アマン（ペリーコ）

カジュアルすぎに気をつければ、デニムは古くても大丈夫。少しだけ着こなしに気を配るのが、デニムなのにきれい見え、を叶えます。

撮影／菊地 哲（MUM）　ヘア＆メイク／吉岡美幸　スタイリスト／村山佳世子　モデル／浜島直子（LEE専属）　取材・原文／磯部安伽
※商品の価格は本体価格（税抜き：2018年11/7発売LEE12月号現在）で表示しています。
※詳しくは2018年11/7発売LEE12月号をご覧下さい。