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BEAUTY

「好感度眉」で不機嫌顔が一気に優しげ顔に!

眉メイクの名手、ヘア&メイク広瀬あつこさんが伝授! 誰でもできる「好感度眉」の作り方講座

  • 渡辺麻里子

2018.11.11

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顔の印象を最も左右するのが眉。優しさも、若さも、あか抜け感も、実は眉にこそ宿ります。
なのに、昔の眉のまま損しているOVER30世代、多数。そこで、眉メイクの名手、広瀬あつこさんが好感度眉の作り方を特大カットで伝授。一気に表情が優しく変わります!

 

"頑張って描いてます"感はNG!
誰でもできる「好感度眉」作り方

頑張って描いてます 感はNG

笑ったときの眉の形をイメージして!
「実は、眉は一番年齢や流行が見えるパーツ。目指すのは、"いつでも笑顔に見える眉"! 眉尻が少し下がりぎみで、目と眉の間がせまくなるイメージです。
いかにも描いてます、と見えるのも不機嫌顔のもと。それには、描いた部分と地毛の眉部分との色みや質感を揃えることも大事。その方法をわかりやすく教えますので、ぜひ、実践してください」(広瀬あつこさん)

こんなに違う!
「不機嫌眉」と「好感度眉」

まずは不機嫌眉と好感度眉の違いをしっかり認識! あなたの眉も写メして照らし合わせてみて。どこを直せばいいか一目瞭然!

 

不機嫌眉

NG Point!
1_上がりぎみの眉で表情がやや険しく
2_眉と目の間が広く年齢を感じさせる

不機嫌眉

眉山に角がしっかりあり、眉尻が上がりぎみなため、ちょっときつく見える印象。眉の下側に太さがないので目と眉の間も広くなっていて、若さが足りない感じに。眉毛と描いた部分の差が見えて、「描きました」感も満載……。

 

すっぴん眉

あるある Point!
1_眉山の下の毛が生えてこない
2_眉尻はほとんどナシ…

すっぴん眉

眉山の下側、眉尻の毛が薄くなっているOVER30世代の典型的な素眉。好感度眉をその上に赤で描いてみると、補強すべきところが見えてきます。あなたも写メでトライ!

高感度眉

優しくあか抜けた印象、不機嫌眉より5歳以上若い!
不機嫌眉と比べると全体的に自然な太さがあるのがポイント。眉頭から眉山までは、ほぼ同じ太さでつなげて、眉尻は気持ち下げぎみに。全体にふんわりした質感にすると優しい印象がアップ。毛のない部分と毛のある部分の色や質感の差がないことも重要。描いた感のない自然な好感度眉に。

 

使ったのはコレ!

眉毛の色に似た濃い茶があるパレットを!マキアージュ アイブロー スタイリング 3D 50

資生堂
マキアージュ アイブロー スタイリング 3D 50
好感度眉はふんわりした質感も決め手に。それにはパウダータイプがベター。自分の眉と色を揃えられる濃い茶系の入った多色のパレットなら、ひとつで好感度眉を仕上げられます。¥1800・ケース¥700(ともに編集部調べ)

BASE
まずは下地から! 眉のベース編

好感度眉の形をまずは確認!

設計図
眉頭は小鼻の穴の中心から上に向かって延長線上に。眉中は黒目の内側のラインの延長線上。眉山は目尻の延長線上。眉尻は口角と目尻を結んだ延長線で眉頭の位置より気持ち下がりめ。太さは眉中の縦幅が基準で、眉山までほぼ平行につなげる。

 

STEP 1

薄いベージュを眉全体にふんわり1往復

薄色パウダーをふわ〜

STEP1

パレットの中の一番薄いベージュを太めのブラシにとり、下の好感度眉の形の範囲にふわっと1往復させる。見た目にはほとんど見えないけれど、これをすることで、より自然になじむ眉に。

 

STEP 2

最初に眉中から眉山までの下側のラインを決める

下側ラインはほぼ水平

STEP2

パレットの左から2番目と3番目をミックスしながら斜めカットのブラシにとり、最初は眉中の下側の位置から眉山の下側の位置まで、ほぼ水平につなげる。眉下ラインは上昇させないこと。

 

Point

眉中は眉頭から指1本分

眉中は眉頭から指1本分

眉頭から描かないのが自然に仕上げる鉄則。描き始めは眉中から。位置がわからなくなったら、眉頭から指1本分と覚えていれば確実。

 

STEP 3

眉中〜眉山までの上側部分を平行に埋めていく

そのまま上まで埋めていく

STEP 2のブラシでそのまま、眉中〜眉山までの上側ラインの位置まで、ブラシを往復させながら埋めていく。眉山から眉中までの太さはほぼ同じ。下側ラインに平行に埋めるのがポイント。

 

Point

STEP3までの仕上がりはコレ!

STEP3までの仕上がりはコレ!

STEP 3まで描いた状態がこちら。眉中の縦幅の太さが眉中から眉山まで平行につながっている。下側がかなり足されているのがわかる。



MAKE
印象を左右するのはココ! 眉尻、眉頭編

 

STEP 4

眉山から眉尻は生えぎわのカーブに合わせると自然

眉尻は生えぎわと平行に
STEP4

続いて、眉尻を描く。色とブラシは変えずに、眉山から眉尻の終点までを、髪の生えぎわのカーブに合わせてつなげる。眉尻の終点がわからなかったら、下の方法で確認を。

 

Point

眉尻の位置を確認し先にマークをつける

POINT4

眉尻の終点の位置に迷ったら、ここでもう一度確認。ペンや筆などで口角と目尻を結び、眉中の下側の位置よりほんの少しだけ下に最初に点をつけてみて。2〜3回、これをやれば、覚えられるはず。

 

POINTココ

 

STEP 5

眉山下から眉尻の終点までなだらかにつなげる

下側もつなげて
眉尻の上ラインが描けたら、今度は眉山の下側から、眉尻の終点に向かって、つなげる。まっすぐより、ややゆるやかなラインでつなげると、女らしい優しいベースに仕上がる。

 

Point

眉尻の上下ラインの内側を埋める

POINT5
上下ラインが描けたら、そのままブラシをジグザグさせて内側を埋めていく。

 

POINT5
埋め終わったのがこの写真。この時点では、毛の生えている部分と毛の薄い部分との色の差があっても大丈夫。

 

STEP 6

眉中から眉頭に向かってほぼ水平に描く

眉頭はほぼ水平に
STEP5で描いた筆でそのまま今度は眉頭を眉山〜眉中間で描いた眉とほぼ水平なラインで描く。眉頭は眉中側から内側に描いていくのが鉄則。自然なグラデーションになる秘訣。

 

Point

POINT6

眉頭はブラシを眉中から眉頭方向に動かすことが重要。眉頭側から描き始めると、"ぺったり貼りつき眉"になる危険大。

FINISH
+ひとテクで「好感度眉」!  仕上げ編

 

STEP 7

濃い色を眉が薄い部分にスタンプ置き。重ねて色合わせを

眉色を揃える

 

STEP7

好感度眉のベースができたら、今度は色みの調整。パレット左の一番濃い色を斜めカットのブラシにとり、薄い部分にポンポンとスタンプを押すような感じで重ねていく。

 

Point

量は手の甲で調節

量は手の甲で調節

パウダーはブラシにとったら、一度手の甲でならして量を調節すると濃くつきすぎる失敗を防げる。

 

眉頭の薄い部分も調節

POINT7

濃い色のスタンプ置きは、眉尻部分だけでなく、眉頭部分でも同様に。

 

STEP 8

一番薄い色で眉の上ラインをぼかし、うぶ毛風に

うぶ毛をふわり

STEP8
パレットの一番薄い色を太いほうのブラシにとり、眉の上側のアウトラインの上側を、ふわっと軽くひとはけする。上側が自然にぼけて、眉のうぶ毛のように温かみのある眉に仕上がる。

Point

眉頭も薄い色をふわり

眉頭も薄い色をふわり
上側のアウトラインと同様、眉頭も同じ薄いパウダーを、ふわっとひとはけ。眉頭がより自然になじむコツ。

 

毛流れを軽く整える

毛流れを軽く整える

最後にスクリューブラシで、ごくごく軽いタッチで、毛流れに沿ってすっすっとすべらせ、眉毛の方向を整える。

 

STEP 9

優しげでほほえみをたたえたような好感度眉の完成!

完成
1〜8のステップを実践すれば、ほら、好感度眉が仕上がる。最初は時間がかかっても、マスターすれば簡単。いつでも優しく若々しいあか抜け印象の顔立ちになれます!

 

ふんわり優しい太眉であか抜け感も好感度もUP

渡辺麻里子(LEEキャラクター)

顔立ちが優しくなる好感度眉は、まるでもともとの眉のよう、と思わせる自然な仕上がりが大切です。今回紹介した8つのステップをそのまま実践すれば、人工的な貼りつき眉になることはありません。ベースを描き、眉色を揃え、うぶ毛風をひとはけ。その重ね技をぜひ、マスターしてださい。(広瀬あつこさん)


次回は、眉メイクに悩む『読者のお悩みPart.1』広瀬あつこさんが解決しちゃいます!
詳しい内容は2018年11/7発売LEE12月号に掲載中です。ぜひあわせてお役立てくださいね。

撮影/向山裕信(vale)(モデル) 細谷悠美(物) ヘア&メイク/広瀬あつこ モデル/渡辺麻里子(LEEキャラクター) 取材・原文/山崎敦子

※商品の価格は本体価格(税抜き:2018年11/7発売LEE12月号現在)で表示しています。

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