机に顔を近づけて、覆いかぶさるように夢中になって読み書きする子どもたち。
手元が暗くなっていて、「このままでは目が悪くなってしまうのではないか……」と心配になったことはありませんか?
「私の長男が、幼稚園の年長さんのときに書いた彼の夢。“トランスフォーマー”だったんです」と笑って話す、バルミューダ代表の寺尾玄さん。
幼少のころ、誰しも抱いたそんな「夢」を見る瞬間をより鮮やかに。
そんな思いで作られたのが、「BALMUDA The Light」なんだそう。
BALMUDA The Light
その目は、どんな夢を見るんだろう。
トースターや扇風機など、コモディティ化しきっている家電に次々と革命を起こしてきたバルミューダ。新たに挑むのが「デスクライト」と聞いて驚いた人も多いはず。
クリエイティブな心で見た未来を、テクノロジーで実現する。私たちをいつもワクワクさせてくれるバルミューダのこの考えが、「BALMUDA The Light」でも光っています。
手術灯の技術を活かした、目線の先に影を作らない光
「フォワードビームテクノロジー」
「手元に当てる光にシビアな世界はどこだろう?」そう考えた寺尾社長が思いついたのが、手術室の中。
「あらゆる光の中で、最も正確さと精密さが求められるのは医療現場、特に手術時の光だろう」と考えたのだそう。
そこで、手術灯で国内シェアNo.1の山田医療照明と「フォワードビームテクノロジー」を共同開発。
利き手の反対側に置くことで、斜め上前方から広く手元を照らす、子供の目線の先に影を作らない光が実現されました。
この日のイベントでは、山田医療照明株式会社の代表取締役社長 増田順さんとのトークセッションも行われました。
「僕、超バルミューダユーザーなんですよ」と増田社長。「でも、デスクライトですよ? 量販店に行ったら売ってますよね?」と笑う。
「シンプルに、『最高のデスクライトを作りたい。力を貸してくれ』というご相談から始まったプロジェクトでした」(増田社長)
「今回のフォワードビームテクノロジーと山田医療照明さんの手術灯は、目的・使い方は違うけれど、仕組みは一緒なんです」(寺尾社長)
本当の色が見える理想的な光
医療現場や美術館など、色に正確さが求められる環境で使用されている太陽光LED(山田医療照明さんは、「医療用LED」と呼んでいるほど)。
一般的な白色LEDライトに比べ、本来の色を鮮やかに照らし出してくれます。
太陽光LEDは、ブルーライトのピーク波長が半分ほどなのも特徴。子どもの目の疲労を抑えることができるのが嬉しいですね。
90%のデザイン。残り10%は子どもが自由にカスタマイズして
子どもたちのためのデスクライトのデザイン。
「かっこよくして良いのか、可愛くして良いのか、モダンにしていいのか、クラシックにすれば良いのか……」非常に困ったそう。
寺尾社長は、やっとたどり着いた「BALMUDA The Light」のデザインを「90%までのデザイン」と称しました。
増田さんも、「これまでのバルミューダさんは、完成された100%のデザインを提案する印象。そうくるか、すげえ!」と唸ったのがこの本体付属のステッカー。
「付属しているステッカーでカスタマイズして、好きな道具を入れて、自分だけのデスクライトにして欲しい。自分の好きなシールを貼ってもいいし、なんならペンキで塗ってもOK。
子どもは、親に買い与えられたものを使うだけで、『自分の所有物』という意識を持てるものが少ないのではないか。
残りの10%を子どもたちに託します」(寺尾社長)
BALMUDA The Lightは、10月26日より販売中!
寺尾社長は、「子どもの学習に適した明かりに関していえば、これより適したものはないです、と断言できる」と自信を見せます。
「子どもの人生を明るくすることは、彼らにしかできない。
じゃあ、親の務めってなんだろう? それは、子どもが元気よく羽ばたいていく準備をすること。
準備をするだけならするだけの存在なら、それを最大にしたいんです」
そんな寺尾社長の子どもを思う親の気持ちで作られたのが「BALMUDA The Light」。
決して安くはない価格にも、納得できるだけの夢と技術が詰まった製品になっていると感じます。
ぜひお近くの販売店で、実際の光を体験してみてはいかがでしょうか。
(取材・文:ねこまちゃん)
- 本体寸法 幅:191mm、奥行き 264mm、高さ 463mm(標準姿勢)
- 本体重量:約3.2kg
- 価格:¥37000(税別)
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