目を背けがちなことも、まっすぐ見つめてみる
23日、太陽がさそり座に入ります。8番目の星座であるさそり座は、不動、女性、水という性質をもっているので、さそり座に太陽がある間は、多くの人が「現状維持」「今の感情」を選択したくなります(ただ、2018年の場合は、11月7日に天王星の星座の移動、8日に拡大と保護の星の木星の移動があるので、変わらないことを求めながらも、現実には変化があるということになりそう)。
さそり座の守護星は、「死と再生」を象徴すると言われる冥王星です。2008年からやぎ座に滞在している冥王星は、やぎ座の象徴する「形」や「社会のあり方」をことごとく喪失させ、まったく新しいものに変容させるように働いています。この10年で大きく変わった社会常識を見つめると、冥王星やさそり座の性質が理解できるかもしれません。また、さそり座のひとつ前のてんびん座が象徴するのがある程度、距離のある人間関係だとしたら、さそり座が象徴する人間関係は、まさに「血は水よりも濃い」という感じで、セックスやお金も絡んでくるものです。太陽がさそり座にある間は、何ごともきれいごとでは済まされないでしょう。普段、向き合わないでいることからも逃げられないのです。
さそり座の芸能人では磁力がある、カリスマ性の高い人が多いのが特徴です。男性なら、木村拓哉さん、岡田准一さん、長瀬智也さんなど俳優としても主役クラスのジャニーズ・タレントが揃っていますし、山本耕史さんもさそり座です。また、仲間由紀恵さん、深田恭子さん、尾野真千子さん、小西真奈美さん、内田有紀さんら、さそり座の女性陣も、独特のフェロモンを放っていると思いませんか。
この時期の過ごし方としては、「いつもより踏み込んでみる」こと。マニアックな趣味などを追及してもいいでしょう。ただ、2018年の場合は、拡大と保護の星である木星もさそり座に滞在している上、愛と美の星である金星が11月16日までさそり座で「逆行」しているため、トラブルも起こりがち。女性同士でも感情のもつれが起こりやすいので、孤独を感じている人には特に配慮を。
ラッキーカラー
違う要素を混ぜ合わせ、化学反応を起こすような、さそり座の性質から、ワインとも関連づけられ、太陽がさそり座にあるこの時期も、ボルドーなどこっくりしたカラーが好まれます。ネイルなどにボルドーや葡萄の葉のようなカーキグリーンを取り入れて。
大切な時間
太陽がさそり座にあるこの時期、夫婦で揉めるとしたら、セックスレスが原因ということも。それがパートナーでも、女友達でも孤独を感じている人がいないか見まわして、ケアしてあげると喜ばれそう。攻撃的な職場のあの人も、実は疎外感を覚えて、仲間がいないことが寂しいだけなのかもしれません。
ケアしたいパーツ
さそり座が象徴するのは子宮や生殖器です。太陽がさそり座にある間に女性用の検診を受けに行くのもいいですね。特に、育児で忙しかったり、組織に属していなかったりすると、健康診断を逃しがちなので、女性特有の病気についてチェックを。
☆2018年10月23日更新。次回の星ごよみは、11月22日(木)に更新します。
☆次回のSayaの「星がたり」は、11月7日(水)に更新します。
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Saya Saya
アストロロジー・ライター
1971年生まれ。おとめ座。現在は、京都で夫とふたり暮らし。雑誌連載のほか、オンライン講座や、ホロスコープ・リーディングのセッションを行う。著書に「星を味方につける生き方、暮らし方」(集英社)など多数。