どうも昔から「ストリートフード」に目がない私です。ストリートフードとは、歩きながらさっと食べたり飲んだりすることができる軽食のこと。気取らずに小腹を満たせて、冬には寒さをしのいだり、夏は暑さを和らげたり。私の好きなストリートフードは、手をかけ時間をかけ拵えている、あたたかみのあるものが多い。皆さんが思っているよりも、定義が広いのかもしれません。この連載では、街歩きで見つけ、本当に美味しかったアイテムを少しずつ紹介していきたいと思っています。初回は自由が丘からスタートです。
門外不出レシピのアツウマ焼き小籠包
生煎(シェンジェン)とは、挽き肉でつくった具を小麦粉の皮で包んだ包子を蒸し焼きにした点心のこと。大山生煎店の生煎は、上海の老舗店「阿三生煎館」の秘中の秘のレシピを日本人としては初めて受け継いで提供しているのだとか。食感はモチモチカリッ。中に閉じ込められたスープは火傷しそうなほど熱いから、最初に端っこをひとかじりしてスープを飲むのが上手に食べるコツ。サイズはたこ焼き大くらい。こんなに食べ切れるか心配? 否、皮が厚すぎないので、思ったよりもするすると食べられることに驚くはず。焼いてないものを持ち帰ることもできるけど、やっぱり鉄板でカリカリに焦がした皮が最高なので、店頭で焼きたてをかじりつくに限る。
SHOP INFORMATION
店名 大山生煎店
住所 東京都目黒区自由が丘1-4-6 1F
URL https://www.taizan-shengjian.com/main/
電話番号 03-5731-0977
営業時間 12:00~21:00(売り切れ次第終了)
定休日 不定休
イタリアの郷土菓子をカスタマイズして
イタリアトスカーナ地方で古く親しまれてきた「チャルダ」は、ワッフルの原型と言われるお菓子。小麦、卵、牛乳、バターで作った生地を、家紋型に流し込んで焼く。そのままでも美味しいけれど、食べ歩きにダントツおすすめなのはスプレッドサンド。チーズやフルーツ、ピスタチオなどのオリジナルスプレッドを2枚のチャルダで挟んだもので、注文してからその場で作り始めてもらえる。わたしが選んだのは、チーズ味のチャルダにベリースプレッド。甘い、しょっぱいの繰り返しがずるい味。2枚の鉄型ではさんで焼くので、二人と両家の結びつきが固くなるという願いも込められ、引き出物や結婚祝いにも人気があるとか。チャルダと相性抜群のイタリアンコーヒーも美味しいので一緒にテイクアウトを。
SHOP INFORMATION
店名 La Cialda(ラ・チャルダ)
住所 東京都目黒区自由が丘1-25-9 自由が丘テラス
URL https://www.cialda.jp/
電話番号 03-5726-9622
営業時間 11:00~18:00
営業日 木・金・土・日・祝日
散歩のお供にトマトジュースはいかが
自由が丘駅から九品仏方面へ向かうと、トマトジュース専門店「オーガニックハーモニー」が見える。北海道で30年以上も農薬を使わず大事に育てられたトマトは、糖度8.5以上。その完熟トマトを皮ごとまるっと、1Lにつき25.6個も使用という贅沢っぷり。トマトそのものが美味しいから、塩も水も加えない、完全無添加シンプルなお味。市販のトマトジュースは苦手だったわたしが、ごくごくと一気に飲み干した。種類は桃太郎と固定種の2つで、秋には無農薬グレープジュースも登場する(店頭にあるかは都度ご確認を)。飲みきりサイズのミニ瓶は180ml、店頭で冷えたものを出してもらうことができる。真空瓶で日持ちがいいから、ギフトにも愛用したい。
SHOP INFORMATION
店名 オーガニックハーモニー
住所 東京都世田谷区奥沢6-29-3
URL http://fujioka1965.shop5.makeshop.jp/
電話番号 03-6805-9744
営業時間 11:30〜20:00
定休日 火曜
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峰典子 Noriko Mine
ライター/コピーライター
1984年、神奈川県生まれ。映画や音楽レビュー、企業のブランディングなどを手がける。子どもとの休日は、書店か映画館のインドアコースが定番。フードユニットrakkoとしての活動も。夫、5歳の息子との3人家族。