秋はおいしいものがいっぱい、そして待ちに待った、新米の季節！

今回お届けするのは、料理家 近藤幸子さんの「炊きたてごはん」に合う具だくさんな「食べるみそ汁」のレシピ。
そして、小さなお子さんがいらっしゃる近藤さんならではの、手軽においしく炊ける「白いごはん」のこだわりを教えてもらいました。

 

炊きたてごはんに合う

食べるみそ汁
教えてください！

 

いつものおかずをみそ汁に！
豚にら玉みそ汁

材料・4人分
豚バラ薄切り肉……200g
にら……1/2把
溶き卵……３個分
だし……700mL
みそ……大さじ２1/2

 

作り方
（1）にらは1cm長さに切り、溶き卵と混ぜる。
（2）鍋にだしを入れて火にかける。沸いたら食べやすい大きさに切った豚バラ肉を入れ、ほぐしながら煮る。肉の色が変わり、再び沸いたら（1）を流し入れる。
（3）みそを溶き入れ、ひと煮立ちしたら火を止める。

ごま油香る、コクある一杯
小松菜と厚揚げの中華風みそ汁

材料・4人分
小松菜……1/2把
にんじん……1/2本
厚揚げ……100g
にんにくの薄切り……1/2かけ分
中華スープの素（顆粒）……小さじ１
みそ……大さじ２
ごま油……小さじ１

 

作り方
（1）小松菜は5cm長さに切る。にんじんは5cm長さの短冊切りにする。厚揚げはひと口大に切る。
（2）鍋にごま油を熱し、にんにくと（1）を加えて野菜がしんなりするまで中火で炒める。
（3）水700mLと中華スープの素を加え、沸いたらみそを溶き入れて、再び沸いたら火を止める。

 

ごま油でしっかり炒めることで、食べごたえあるコクが出せる。この段階で、素材にほぼ火を通す気持ちで

ふわふわれんこんの薬膳風
れんこんおろしのみそ汁

材料・4人分
れんこん……200g
きくらげ（乾燥）……５g
しょうが……1/2かけ
長ねぎ……１本
鶏手羽元……８本
塩……小さじ1/4
みそ……大さじ２

 

作り方
（1）きくらげはぬるま湯に30分ほどつけてやわらかく戻す。しょうがは薄切りに、長ねぎは斜め1㎝幅に切る。れんこんは皮をむき、すりおろす。
（2）鍋に水600mLを入れて火にかける。沸いたら、鶏手羽、しょうが、長ねぎ、塩を入れて中火で５分ほど煮る。
（3）食べやすい大きさにちぎったきくらげと、れんこんを加え、沸いたらみそを溶き入れてひと煮立ちさせ、火を止める。

近藤幸子さんの「白いごはん」のこだわりは？

毎日のことだから、手軽においしく。時には無洗米にも頼ります

ごはんを炊くなら、手持ちの土鍋でおいしく炊ける3合分を一度に。

「とはいえ、娘たちもまだ小さくて多くは食べきれないので、食べない分はおいしいうちに冷凍します。朝など時間のないときは、これに助けられることも多いです」。

忙しいときは、とぐ手間なしの無洗米も活用。

「無洗米は、海外旅行に持っていくことも。キッチン付きのヴィラに泊まることが多いので、娘たちが『ごはん食べたい！』となったとき、ミネラルウォーターでさっと炊けて、すごく便利なんですよ」（近藤幸子さん）

 

お米の銘柄は？

お米はいつも実家から。「宮城県の祖父の田んぼでとれた『ひとめぼれ』を精米してすぐ、まめに送ってくれます。足りなくなってしまったときは、山形の『つや姫』を購入」

1_そばちょこ1杯分が、おおよそ1合です
炊飯カップは持たず、計量はそばちょこで。すりきり1杯でほぼ1合

 

2_最初の水はたっぷり注ぎ、すぐに捨てる×2〜3回
はじめの水にはぬかが多く流れ出るため、米に再付着しないうちに捨てる

 

3_つまむように20〜30回米同士をこすり合わせる×2回
米同士をこすり合わせるようにとぎ、水を注いでは捨てる。ここまで水道水で

 

4_最後に浄水をたっぷり注ぎ、すぐ捨てて分量の水で浸水
ザルに上げず、そのまま分量の浄水を注ぎ、30分以上浸水させる

 

5_愛用しているのは、長谷園の『かまどさん』
強めの中火にかけ、ふいたら、弱火で1〜2分で火を止める。蒸らし10分

 

6_＂残りごはん＂ではなく、炊きたてをすぐに冷凍！
包み方は、風呂敷で包むときのような＂ふくさ包み＂だと、はみ出さない

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次回は、ごはん同盟 しらいのりこさんの「食べるみそ汁」レシピをお届けします。
詳しい内容は2018年10/7発売LEE11月号に掲載中です。ぜひあわせてお役立てくださいね。

撮影／馬場わかな　スタイリスト／朴 玲愛　取材・原文／福山雅美　撮影協力／UTUWA