先日、友人家族と丸の内で食事をしたときに、友人から「無料で入場できる面白い施設を見つけたから行ってみよう」と誘われて訪れた「MC FOREST」。こちらは、三菱商事が取り組んでいる社会貢献活動について情報発信しているCSRステーションです。
楽しみながら環境保護に貢献できる
丸ビルのすぐ隣にある三菱商事ビルにあり、1階と2階の2フロアで構成されています。1階のエントランスから入ると、いちばんに目を引くのが、木でできた大型のオブジェのような物体。いったいこれは?と思って近づいてみると、その名も「森のコースター」。
全長40メートルの木製のカラクリに木のボールを入れると、ジェットコースターのように木のボールがカラクリの中を進んで行くというもの。カタカタと木の触れ合う音を聞きながら、上がったり下がったりする不思議な動きを見ていると飽きません。
5歳の娘も、何度もやってみていました。こちらは、ゴールしたボールの数だけ植樹してくれるのだそう。楽しみながら、環境保護に貢献できるなんて素敵です。
生きたサンゴを間近で見られる大型水槽も
また、間近ではなかなか見ることができない生きたサンゴが、大型の水槽の中に展示されています。三菱商事では、サンゴ礁の研究活動を支援する「サンゴ礁保全プロジェクト」をセーシェルやオーストラリア、沖縄の海で行なっているのだとか。水槽の中では、小さな熱帯魚も泳いでいて涼しそうでした。
地球温暖化や台風、津波が発生する様子などを手で触って体感できるデジタル地球儀は、ちょっと幼児には難しかったようですが、小学生以上なら楽しめそうです。その近くには、ロボットのペッパーくんもいて、話したり遊んだりもできました。ペッパーくんを見て、5歳児は怖がっていましたが、私の友人の娘(小学2年生)は夢中でした。
2階は、三菱商事の歴史や世界で展開するビジネスを、展示や大型モニターで見ることができます。こちらは、子どもにはちょっと難しい内容かもしれません。
子ども向けのイベントも開催
夏休みなどには、子ども向けイベントも開催されるそう。そのほか、環境や自然保護について学べるセミナーなども不定期で開催されているそうで、今月は9月19日(水)に日本野鳥の会によるセミナー「猛禽類をシンボルに人と自然の共存をめざす」を開催予定とのこと。
買い物途中に立ち寄ってひと休みしながら、遊んだり学んだりできるこちらの施設。特に暑い日は、ちょっと涼むのにもぴったりですよ。みなさんも、買い物や食事などで丸の内でお出かけした際に、訪れてみてはいかがでしょうか。
◆MC FOREST
開館時間:午前11時–午後8時
休館日:月曜日(祝日の場合は開館。翌日休館)、年末年始(12月29日~1月3日)
相馬由子 Yuko Soma
ライター
1976年、埼玉県生まれ。夫と7歳の娘との3人暮らし。編集プロダクション、広告系出版社を経て独立。ウェブ、雑誌、書籍などで編集、執筆を手がける。最近では、子育て、アウトドア、旅、食などのテーマを担当することが多い。合同会社ディライトフル代表。