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高見澤恵美

子連れ旅のハードルを下げてくれる「箱根」旅、その4つの理由とは?【前編】「温泉&癒しのアクティビティ」【箱根小涌園 天悠】

  • 高見澤恵美

2018.08.29

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旅のシーズンですね。

私はもともと「旅行、楽しそう」より「旅行の計画や準備が面倒」が勝ってしまい、旅慣れてないタイプなのですが、親になってからは、子連れ旅の大変さから、さらに旅行から遠ざかっています。

しかしこの夏、「子連れでも楽しめるのは箱根!」との先輩ママたちの助言により、思い切って親子旅へ。

旅した先は「箱根小涌園」周辺。

そこで、“子連れ旅=しんどい”を払拭する楽しみ方について考えてみたので、そのポイントをQ&A形式でお伝えします。

同じく「旅慣れてない……」という方や、「子連れ旅がつらい……」という方、ぜひのぞいてみてください!


Q&Aの前に、宿について。「箱根小涌園 天悠」はこんなところ

旅の拠点となる宿。今回泊まったのは、「箱根小涌園 天悠」。

アクティブ&やや温泉が苦手な4歳の息子と。

箱根の“自然”と“和”をテーマに昨年4月にオープン。
全室に温泉露天風呂があり、五感が癒されると評判の湯宿です。

夏は、深い緑の美しさを眺めながら、ゆっくり過ごすことができます。

“自然”と“和”を感じる色使いのエントランス。足を踏み入れた瞬間、癒しを感じました……!

今回泊まったお部屋はシンプルな標準タイプのお部屋。

6室だけの特別客室「箱根遊山」も人気で、すぐに予約で埋まってしまうとか。

  • 露天風呂付特別客室「箱根遊山」仙石原
  • 露天風呂付特別客室「箱根遊山」大涌谷
  • 露天風呂付特別客室「箱根遊山」宮ノ下
  • 露天風呂付特別客室「箱根遊山」芦ノ湖
  • 露天風呂付特別客室「箱根遊山」小涌谷
  • 露天風呂付特別客室「箱根遊山」下舘1
  • 露天風呂付特別客室「箱根遊山」下舘2

 

 

祖父母も一緒に三世代で泊まるというファミリーも多いそう。

大名好み、西洋ロマン、湖畔のリゾートなど、各部屋にテーマが。好みの部屋を選んで早めに予約を。


では、いよいよ本番! 箱根で子連れ旅の心配な点を払拭するための選択肢をご紹介します!

Q1:子どもがまだ温泉にゆっくり浸かれない場合、どうする?

A1:お気軽な露天風呂付客室なら安心!

旅慣れていないわが家の息子、これまでは温泉に連れていっても「あつっっっ! いや~~~」と大浴場の湯船を拒否して終了……。
「他のお客に迷惑かけちゃいけない」とシャワーだけですごすご部屋に帰る……といった感じで、“温泉に行っても温泉をまったく堪能できない”状態でした。

旅慣れている先輩ママは「え、うちの子、温泉喜ぶよ~」とのたまうので、慣れなのか、子どもの性質なのかもしれませんが、
「あー、子どもは温泉だめだよね」と共感してくれるママ友もいるにはいるので、少数派“あるある”なのだろうと思っています。

温泉イヤイヤだけでなく、子どもがオムツ期やトイトレ中だったりすると温泉に対して消極的になるケースも多いですよね。

源泉かけ流しの温泉付き客室の宿も多いですが、そのような宿は宿泊費用も高く家族連れにはハードルが高め。そして、何より、個室の温泉であろうとも、熱い温泉に幼児が怖気づく可能性も……。

というわけで、温泉にやや消極的だったのですが、
「箱根小涌園 天悠」の場合、

絶景の露天風呂ももちろんあるのですが(インフィニティ風呂!)、

 

  • 6階大浴場「浮雲の湯」の露天風呂。
  • 「浮雲の湯」から見える景色。目の前を遮るものが何もない、箱根外輪山の絶景。空に浮いているかのような心地よさを堪能できます。
  • 5階大浴場「車沢の湯」の露天風呂。最高ですね……これはもう、楽しむっきゃない!!

 

 

それだけでなく、客室それぞれに、箱根の大自然の眺望をたのしめる信楽焼の温泉露天風呂がついていて、好きなときにお湯をためて、好きな温度で温泉を楽しめるのです。

 

  • 標準タイプのお部屋にも、ベランダに露天風呂が。
  • 渓谷側の景色を眺めながら湯を楽しめました。
  • 雨続きでしたが客室でのんびりと。
  • 外からも部屋からも見えないようにロールカーテンで目隠しできます。

 

入りたいときに湯をいれます。温度は足し湯や足し水で調整可。

熱い温泉を嫌がる息子でも入れる温度に調整して、のんびり浸かることができました。

これならまだ温泉慣れしていない小さいお子さんでもママと落ち着いて温泉に入れそうだなと思いました。

(ベランダのお風呂で慣れたら、大浴場デビューもスムーズにいくかも?)

入りたいときに好みの温度で何度でも入れる温泉がある客室。

これこそ、子連れにマッチする温泉宿なのではないでしょうか?



Q2:子連れだけど、大人も一緒に楽しめるアクティビティって?

次はアクティビティについて。

子連れ旅は何を選ぶにも子どもが最優先になりがち。

アクティビティももちろん、とにかく子どもが喜ぶものを……と考える親が多いようですが(わが家もです)、どうせならば大人も楽しめるアクティビティがあれば最高ですよね。

箱根旅ではふたつの親子で楽しめるアクティビティに出会えたのでご紹介します!

A2−1:「箱根小涌園 天悠」内で、寄木はがき作り

宿で箱根の伝統工芸、寄木細工を楽しめるアクティビティがあるというので、子どもに挑戦させてみることに。

実は、伝統工芸品=お土産っぽいもの……というイメージしかなく、さらに手先が器用でなく工作が苦手な私、こちらのアクティビティに対して不安を抱いていたのですが、子どもはもちろん、親もはまってしまいました!

箱根寄木細工を薄く削った“ズク”を使用。自由に切って、木の土台(ハガキサイズ)に貼っていきます。

 

  • ロビーにて挑戦!
  • 10分ほどで完成! 簡単にできて、子どもも得意げ。
  • こちらが完成品! でたらめに切り貼りしたはずなのですが、サマになっている〜!(親目線で)

 

“ズク”の色合いがおしゃれなので、子どもがどう貼ってもおしゃれに仕上がるのがありがたい!

そして、事前の脳内計画では「完成したら祖父母宅に送るかな」くらいに思っていたのですが、出来がよかったので、自宅に持ち帰り、壁に飾ることに。

こちらは箸置き作りのパーツ。夜20時過ぎだったので、子どもには厳しかろうと今回は断念しましたが、とってもかわいいんです!

自宅用やお土産用にいろいろ買い込みました。箸置きは毎日愛用中。眺めるたび惚れ惚れ……。

箸置き作りに挑戦できず無念! と思っていたら、作品が売られていたので5個購入。おうちでハガキ作りができるセットや、コースターも。

こちら、箱根で寄木細工づくりをしている「OTA MOKKO」の作品だそう。

お土産売り場で作品を購入できます。どれも和と現代的な雰囲気がMIXされたすてきな作品ばかり。和の器にはもちろん、北欧食器など洋の器にも合いそうです。

伝統工芸品=お土産っぽいものという先入観が覆された、素晴らしい体験でした。

 

子どもも熱中して楽しそうでしたし、あまりのすてきさに親もお気に入りとなってしまうこと間違いなし! の箱根寄木細工づくり。おすすめです!

A2−2:箱根は関東屈指のパワースポット! 神社めぐりを満喫

箱根でもうひとつ、大人も積極的に楽しめる! と感じたのが、神社めぐりです。

箱根は神社が多く、パワースポットとして訪れる女性客も多いのだとか。

宿周辺でも、3つの社に参拝できました。

(ランチでゆっくりし過ぎて時間がなくなり、1時間弱しかなかったのですが、箱根小涌園の敷地内にある山王神社などへ、散歩を楽しみながら参拝しました)

「箱根小涌園 天悠」の敷地内、中庭には、箱根神社の御祭神・箱根大神様が祀られている「箱根温泉神社」があり、宿泊客は参拝できます。

「箱根温泉神社」にて。雨の中ですが、清々しい気分に!

「箱根温泉神社」では、夏ということで、キッズ向けに神社をめぐるイベント「謎解き宝探し」も開催中でした(2018年8月31日・金まで)。

アルファベットの札を見つけて、組み合わせて単語を完成させるとプレゼントがもらえる、というもの。

大人はご利益をもらえて気分がアップ、とにかく動きたがる子どもも、お散歩できる上に宝探しまでできる……親も子もともに笑顔になれる、うれしい散策でした!

箱根には、奈良時代に創建され、強力なパワースポットとしても知られる「箱根神社」や、縁結びや商売運、金運にご利益があるとされる「九頭龍神社本宮」、景色が圧巻の天空の神社「箱根元宮」など、人気の開運スポットが多数!

「箱根小涌園 天悠」には箱根に詳しいコンシェルジュさんがいるので、ニーズに合わせた神社めぐりを提案してもらうことも可能だそう。

気になる神社にぜひ出かけてみてください!

 


長くなってきたので、残り2つの理由(食&もうひとつの熱狂アクティビティ)については後編にて!

そちらもぜひご覧くださいね。

高見澤恵美 Emi Takamizawa

LEEwebエディター・ライター

1978年、埼玉県生まれ。女性誌を中心に女性の性質や人間関係の悩みに迫り、有名無名千人超を取材。関心あるキーワードは「育児」「健康」「DIY」「観劇」など。家族は夫と4歳の息子。

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