先日、てぬぐいを愛用している日常をご紹介したのですが(*以前の記事はこちら)、その際、自分の持っているてぬぐいを1枚1枚再確認。
中には出番を待ち続けているものや大切にしまいこまれているものもあり、せっかく実用性抜群のアイテムなのにもったいないな、と気づかされました。
そこで、この機会に、手芸上級者さんたちが実践されているのを見て、いつかやってみたいと思っていた“てぬぐいリメイク”にチャレンジすることに。
ちなみに私は、手芸初心者。前回、本格的にミシンを使ったのは何年前だったか思い出せないほどです。果たして無事に出来上がるでしょうか……?
第一歩はランチ用ナフキン
最初に作りたいと思ったのは、息子が幼稚園の給食&お弁当の時に使う、ランチ用ナフキン。
4月の入園の際にバタバタと数枚調達したのですが、すでにくたびれてしまったものもあり、2学期が来る前に追加で用意したいと思っていたんです。
手持ちのてぬぐいの中から、いくつか候補のものを広げてみたところ、その中に幅が園指定サイズにピッタリ合うものが! 一瞬にして生地決定(笑)!
というわけで、長さを仕上がりサイズの2倍のところでカット。切りっぱなしの辺だけ端を処理して、中表に折り、四辺を縫って、裏返しに。これなら私にもできました。
写真上が、完成したランチ用ナフキン。
続いて写真下の余り布を、端を処理しただけのハンカチとくるみボタンに。
小さなアイテムばかりですが、1枚のてぬぐいを無駄なく使うことができて、満足感を味わえました。
作ってみたかった、てぬぐいズボン
“てぬぐいリメイク”といえば、よく紹介されているのが子ども用の甚平。驚くほど素敵なものを作られている方もいて憧れてしまうのですが、残念ながら私には難しそう……。
でも、ボトムだけならなんとかなるかも? と、次は息子用のズボンに挑戦。
作り方は、いろいろなサイトを見比べて、特に簡単そうなものを参考にしました。
てぬぐいを半分にカットして、端を処理。それぞれを中表にして半分に折ったら、これが脚を通す部分に。
股の部分を縫い合わせるのに苦労しましたが、ゆっくり作業を進め、ウエストのゴム通しを作って裏返すと……なんとかズボン、完成です!
早速、息子に着てもらったところ、涼しそう&動きやすそう!
息子は現在3歳、普段は100㎝の服を着ています。
てぬぐいの幅がほぼそのままズボンの長さになることを考えると、1枚で作るてぬぐいズボンを履けるのは今年が最後かも。
せっかくなので、これからの帰省の際、部屋着や水遊びの時の着替えなどとして、たくさん使いたいと思います。
自分用にショルダーバッグを
いくつか形になると、今度は自分のものも作ってみたい、という気持ちに。
そこで思いついたのは、ショルダーバッグでした。
というのも、この夏は、TODAY’S SPECIALで買ったバッグが大活躍。息子の送迎や用事などで、財布とスマホと鍵とてぬぐい(笑)だけ持ってちょっと出かける時に便利。薄くて軽いし、両手も空くし、そのまま大きいバッグにポンと入れることもできて、とても重宝しているんです。
同じデザインで別の色柄のものを、“てぬぐいリメイク”できたら……。
そう考えて、大胆にもmina perhonenのてぬぐいで作ってみることにしました。
このように、てぬぐいを持ち手部分(写真上)とバッグ部分(写真下2枚)にカット。端を処理して、持ち手部分もバッグ部分も2つに折って二重にし、それぞれを縫い合わせてみました。
ところどころ縫い目がアヤシイですが、こちらもどうにか完成。
普段、自分で使う分には問題なさそう! 今日は早速、息子の送迎の時に持って行ってみました。
手芸初心者の“てぬぐいリメイク”、やってみた感想は……楽しい(笑)!!
もともと好きで集めていたものが、“今、欲しいアイテム”に変身するのはワクワクするものですね。
使う生地がてぬぐいなのも、柔らかくて扱いやすかったり、小物を作るのに適したサイズだったりと、挑戦しやすいポイントだったのかもしれません。最近は、100円ショップなどでもてぬぐいが手に入るので(私が最初に作ったランチ用ナフキンのてぬぐいも、100円ショップで買ったものです)、気軽にチャレンジできるのではないでしょうか。
今回、記事にしたものは、私にも作ることができた簡単なものばかりですが、同じような手芸初心者さんの参考になるものがあれば嬉しいです。
藤本こずみ Kozumi Fujimoto
ライター
1979年、兵庫県生まれ。雑誌やWEBで、インタビュー、ライフスタイル、占いなどの記事を執筆。趣味は、テレビドラマ鑑賞&リラクゼーションスポット巡り。夫、長男、長女との4人暮らし。兵庫・東京の二拠点生活に挑戦中。