かわいいのに運転のしやすさ抜群!
女優の吉岡里帆さんが実写版「おとなまる子」に扮したダイハツ「ミラトコット」のテレビCMは、もう見ましたか? のんきなまる子ちゃんが醸し出す、あの独特の雰囲気に引き込まれて、ついつい見入ってしまいますよね。
22歳になったまる子が選んだクルマとして登場するように、「ミラトコット」は、クルマを初めて購入する若年女性がメインターゲット。もちろん、LEE世代のママたちにもおすすめ。
ダイハツの衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」を採用することによって、「安全・安心」に力を入れるほか、女性にとって本当に必要な装備を選ぶことによって、軽自動車ならではのお手頃価格(107万4600円~)も実現しています。
そして、なんといっても注目したいのが「シンプルで愛着のわくデザイン」です。
トコットは、取り回しのしやすい四角いフォルムを持ち、従来の感覚からすると、「ちょっとシンプルすぎるかな?」と感じさせるほど、機能美に振ったモデルです。
実際、運転席に座ってみると、ボンネットの左右角がしっかりと見渡せるほか、死角になりやすい右サイドミラーとAピラー(フロントウィンドウの柱)との間にすき間をつくることで、視界をよくしているなど、運転のしやすさは抜群!
デザインも、どことなく親しみのあるデザインになっています。
「すっぴんではなくナチュラルメイクのようなおしゃれさ」
実は、トコットの開発で企画やコンセプトづくりを担当したのは、メインターゲット層に近い20~30代の女性社員チーム。誰でもやさしく乗れる“エフォートレス”なクルマをコンセプトに、肩ひじ張らず、自然体でいられるクルマづくりを目指したのだそうです。
女性社員チームのひとり、商品企画の担当者はこういいます。
「シンプルといっても、すっぴんではなく、ナチュラルメイクのような、さりげないおしゃれさを持たせたつもりです。デザインに“こだわってる感”があるといったらいいでしょうか。そのおかげで、女性をメインにしたクルマではありつつも、男性にも受け入れられる、とてもニュートラルな商品になりました」
たしかに、強いインパクトは残りにくいデザインですが、思わず「トコットさん」と呼んでしまいそうな、親しみやすさがあるんですよね。
インテリアもシンプルながら、ティッシュを置くスペースがしっかりと確保されているなど、こだわりが感じられます。シートもムッチリと肉厚で、座り心地がいいし、後席にジュニアシートを乗せても、足元スペースにはかなり余裕があります。それに、街中では取り回しがしやすく、高速道路では走行時の安定感が増して、すごく頼もしいんです。
スライドドア付きでなくてもいいから、子どもとのおでかけ&自分専用に扱いやすいクルマを、と考えている人には、トコットはぴったりの1台だと思いますよ!
スーザン史子 Fumiko Susan
カージャーナリスト
出版社にて雑誌編集に携わった後、自動車ジャーナリストに転身。女性誌や専門誌、web等で、主に車関係の記事を執筆。10年に息子を出産、ママ目線での車の使いやすさにも注目するかたわら、安全運転講習の講師を務めるなど、クルマ生活に役立つ情報を提供している。日本自動車ジャーナリスト協会会員。